紙の本
ちょっと大人しい感じで不安
2017/07/10 15:04
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投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
「リンカーン・ライム」シリーズの3作目です。アメリカでは2000年に、日本では2001年に出版されています。
このシリーズとしてはわりと大人しい物語進行で上巻を読み終えた時点では、ちょっとこれは外れかもしれないと不安に思ったりもしています。
まぁそこはジェフリー・ディーヴァー氏のことですから、後半はもう怒涛の急展開で息つく暇も与えないものを読ませてくれるでしょうけれど。
今は時間をかけて引き上げられる最中のジェットコースターに乗せられているのは間違いないでしょうし、却ってここまで平穏といってもいいくらいなので逆にドキドキ感は高まってきています。
ということで下巻に多大な期待を持って読み始めたいと思います。(笑)
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'07/1/25 上下終了
初めてのジェフリー本。
結構良かった。内容的にはよくある流れかもしれないが、どんでん返しもちょこちょこ入っていてどんどん引き込まれる。
ただ、ちょっと上手く行き過ぎるなってとこがいくつかあったし、話には必要なのかもしれないが登場人物がいささか多すぎるのが欠点。そして出来ればメイソンとメイスンの名前を変えて欲しい。何回読み違えたことか‥
面白くてサクサク読めたのだが、個人的には最後の方でふぇいくにひっかかって悔しくも目から塩水がでてしまい面白くなかった。してやられた。
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究極の安楽椅子探偵と言っても過言ではない、リンカーン・ライムシリーズの3巻目。
やっぱり面白いなぁ!
とりあえず、上巻の感想。
とにかく、田舎の警察は役に立たんな…!と思いました。
あぁもうじれったい!と何度思ったことか…。
ギャレットのことが気になって仕方なかったなぁ。
何ともいえなくて。
エンプティー・チェアという療法があるのは知らなかったのです。
心理学(しかも臨床に焦点を当てているのに!)を勉強しているというのに。
もっと詳しく療法の内容を知りたいなー、なんて思ってしまったり…。
本筋から外れているぜ。
まぁ、上巻はひたすらパケノーク郡の保安官にじれったくなる巻でした。
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■0834.
<読破期間>
H20/4/25~H20/4/30
<本の内容>
脊椎手術のためにノースカロライナ州を訪れていたライムとサックスは、
地元の警察から捜査協力を要請される。
男一人を殺害し二人の女性を誘拐して逃走した少年の行方を探すために、
発見された証拠物件から手掛かりを見つけるのだ。
土地勘もなく分析機材も人材も不十分な環境に苦労しながらも、
なんとか少年を発見するが…。
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リンカーン・ライム・シリーズ第三作。
町の問題児だった「昆虫少年」を逮捕するアメリア。
だが犯人ではないと確信を抱く。
我が子のように感じる思い入れが深すぎて、不思議な気もするが、子供がいて当たり前の環境で育ったからか?
ねちっこい書き込みはディーヴァーならでは。
少年が犯人と信じるライムとの師弟対決?
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「ボーン・コレクター」のリンカーン・ライムシリーズ。
脊椎手術のためにノースカロライナ州にやってきたライムとサックスは、男を殺害し、女性二人を拉致した少年の行方の捜索を依頼される。
「エンプティー・チェア(空白の椅子)」というのは、心理医が使う手段の一つ。椅子を一つおいて、そこに自分の思う人がいると考えて、その人に向かって話すというやり方だそうだ。
タイトルで損してないかな。
そのほかは、満点。
これでもか、これでもかと、やってくる様はまさにジェットコースター。短編集「クリスマス・プレゼント」がよかたので、読んでみたんだけど、これほどパワフルな作家だとは思ってませんでした。
いやあ、やられましたww
完敗です。
ライムとサックスの関係が、けっこう切なかったよ。
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二転三転するストーリーと読み易い翻訳が素晴らしい。ニューヨークから、田舎町が舞台となり、事件の中心に巻き込まれていきます。ちょっと、こじんまりとした感じです。でも、相変わらずのストーリー展開で面白いです。
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ライムシリーズ3作目。殺人と誘拐の容疑者である昆虫少年との頭脳合戦を描く上巻。前2作に比べ、敵が少々小物であるが、やはりこのシリーズは面白い。上巻が意表をつく終わりかた。これからの展開に期待。
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『世界中の人々にとってはちっぽけなことだ。ライムにとっては、それは奇跡だった』
ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライムシリーズ第3作。
四肢麻痺の天才科学捜査官リンカーン・ライムと、
その代わりとなって現場に赴くアメリア・サックス。
脊椎手術のためにノースカロライナ州を訪れていた二人は
そこで地元警察から捜査協力を要請される。
男一人を殺害、女二人を誘拐して逃走中の『昆虫少年』を見つけるため
土地勘もなく分析機器も不十分な環境で必死の捜索が続く。
不十分な証拠に苦戦するライムと、中々狡猾な昆虫少年との知恵比べが続きます。
捜索隊は昆虫少年の罠を回避して、無事被害者を保護できるのか?
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ニューヨークに比べて、内容もスケールダウン!と思いきや・・・
サックス!?なにやってんのー的展開が、読ませる読ませる
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一つの物語で何個も事件が移り変わるんだけれども、一つの大きな物語として成り立っていて、何度も驚き、ハラハラさせる展開を楽しめた。
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リンカーン・ライムシリーズ第三弾。小さな群で起きた婦女拉致事件。犯人の少年を追いつめていく手際は見事なもの。アメリアとライムの素晴らしいチームワークで無事解決と思ったら、事件はそこから複雑な背景を見せ始めて…誰が敵なのか、味方なのか、裏切り者なのか…最後の最後まで気がぬけない相変わらずのスリリングな展開を楽しませてもらった。ライムの出張は、まるで郡全体が蜂の巣のような場所に突っ込んでいったような感じかな。NYの刺激的な様子とまた違った印象で面白い。
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<リンカーン・ライム>シリーズ第3弾。リンカーン・ライムが最先端の脊髄再生復元手術を受けるために、ノースカロライナ州を訪れた。手術は2日後。そんなとき、地元警察から、女性を誘拐して逃走中の少年を探す捜査の協力を要請された。ライムが手術! 興味津々の幕開けに驚いたら、この上巻の終わりでは、アメリアが逮捕した少年を連れて逃げた。いつも通りの波乱の展開。
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上巻の物語後半にでてくる、エンプティー・チェア療法・・・
(おそらく無実であろう)昆虫少年の犯罪とどう絡んでくるのか?
ディーヴァーお得意のどんでん返しの伏線、どこに張られているのか?
下巻が気になる気になる。
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リンカーン・ライムシリーズ三作目。
今回は住み慣れたニューヨークを離れて、ノースカロライナ州に自身の手術を受ける為に訪問したところ、地元警察の協力をするハメに。
相変わらず犯人の狡猾さと、証拠を頼りに推理するライムの鋭さは興味深い。
エンプティ・チェアとは、心理関係、カウンセラーなどで使われる、ゲシュタルト療法というもので、自分の向かいに空の椅子を置き、そこに自分の話したい相手が座っていると想定して“対話”する方法。(その手法が本書の中でどのように使われるかは長くなるので省略)
ただ、ヒロインのアメリア・サックスが、間違えて無実と思われる人間を射殺してしまい、裁判を受ける事となるが、最後にその人間が犯罪者とわかり、無罪放免になる。
それまで、後悔の念が耐えなかった彼女だが、それがわかったとたん精神的にも安堵し、取り巻く人たちも、まったく気にする事ないという雰囲気になりすぎな気がする。
やむを得ず射殺しなければいけない訳ではない所で、人一人殺しているのだから、もう少し反省してもいいのではないかと思う。