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クジラの彼 みんなのレビュー

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みんなのレビュー643件

みんなの評価4.2

評価内訳

643 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

「舌は予定に入ってないッ!!」

2007/04/06 00:14

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:成瀬 洋一郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 6本の激甘なラブストーリーを収録した短編集。紆余曲折はあっても悲恋はありません。ただ、これが普通の恋愛小説とは違うのは、すべて物語が自衛官を中心に進んでいるということと、そのうち3本は同じ著者が過去に書いている怪獣小説(だと僕は思っている)『空の中』と『海の底』という2作品の後日談になっているということ。
 でも、『空の中』と『海の底』の番外編かどうかなんてことは、まったく気にならず、ただ見覚えのある登場人物の姿に読んでいてにやりと微笑むくらいなので、2作が未読な人も気にする必要はありません。
 遠距離恋愛にヤキモキする潜水艦乗りと恋人たちの物語『クジラの彼』と『有能な彼女』は正当派の恋愛もの。次世代軍用機と男子トイレをめぐる『ロールアウト』は、現実でもちゃんと配慮してもらえると良いですねという話。『国防レンアイ』は怖いけど可愛くて、身も蓋もないけれどそこが良い!という話。『脱柵エレジー』はその名の通り、逃亡したところでその先には何も待っていないよという哀歌でちょっと切なく、求めているものは柵の向こうにはないんだよ……というちょっと良い話。『ファイターパイロットの君』は女性パイロットとその家族の物語。なんか意地っ張りなやりとりに笑えます。
 精一杯がんばっている、男の子と女の子の物語の数々。自衛隊のことは詳しくないとか興味がないという人でも、普通に「特定の職場に関わる人たちの恋物語」ということで、商社とか病院とかの話と同じように読めばいいと思います。

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紙の本

ファンになりました。

2007/07/01 18:51

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オクヤマメグミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルが面白かったので手に取ったのだけど、「クジラ」の意味がこう来るとは想像もつかなかった。加えて短編集の登場人物が自衛官だということも。私の知らない世界のできごとだ。
なのに内容はこれまた予想を裏切る恋愛小説で、「ベタ甘」。職業的には「カタい」かもしれないけど、彼らだって恋愛する。
あとがきで著者も触れているが、活字の「ベタ甘」は映像では表現できない独特の甘さがある。
著者のベタ甘加減に、かなりやられてしまいました!!
堅苦しい台詞の中に見え隠れする甘さ。
素っ気無い風を装いながら、読み手に甘さを想像させる。
…かなりのテクニシャンではないでしょうか?
いちばん印象に残っているのは『ロールアウト』で2回も読み返してしまった。
他の作品からのスピンオフ物が多かったようなので、他の作品も気になるところ。
好きな作家が、ひとり増えました。

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紙の本

順番が逆ですが

2007/04/02 00:13

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:チョボ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「海の底」のスピンオフが読みたくて手に取りました。本編のときとはガラッと変わって、ラブストーリー集でちょっと驚きました。
 「有能な彼女」で望ちゃんが大きくなっていて、親心の視点で思わず読んでしまっていたり…。どの話も可愛らしくて、ますます続きが気になってしまいます。
 「ファイターパイロットの君」の光稀さんが人間的に面白くて、まだ本編の「空の中」を読んでいないので、順番が逆ですがこれから読んでみようと思います。

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紙の本

電車で泣きそうになりました。

2010/02/04 12:30

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かず吉。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

早く読みたくて、友人達との待ち合わせに向かう
電車の中で読み始めました。

あっという間に小説の中に引き込まれ、
つい涙目になってしまい、慌てて本を閉じました。

早く読みたい!と思いつつ家でゆっくりと読んだの
だけど、笑っちゃったり、にやけちゃったり、泣けて
きたり、本当に心から楽しめました。

有川さんの独特な文章が、ずばずばすごいテンポで
心に入ってきて堪能できました。

小説の中で書かれているのは、前に読んだ作品の
思い入れのある登場人物たちで、その後の展開が
読めてかなりうれしかった。

短編集だから、違う登場人物の激甘なラブストーリー
がいくつも読めるという本当にお得な1冊でした。

もう一度、有川さんの著作を全部読み返したい。
そう思った1冊でした。

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紙の本

ガチンコ勝負

2007/02/06 22:25

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 これだけ読むと、まるで自衛隊の広報作家のように見える。自衛官だって普通の人間だ。恋愛もすれば結婚もする。そういうスタンスから自衛官を描いた小説。
 どの短編に出てくる人間も、お互いに本音をぶつけ合いながら、少しずつ近づいていく。読んでいて恥ずかしくなるような場面もあるし、ぶっちゃけすぎだろっ、みたいな場面もある。…しかし、ホントにこんな感じなんだろうか、自衛官は?
 過去の著作の登場人物たちのその後のお話が面白い。他の登場人物たちのその後も、結構面白そうだなぁ。

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紙の本

毎度

2007/02/04 15:33

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かおる - この投稿者のレビュー一覧を見る

毎度毎度読了感素敵ですね。
今回の本は、その後番外編ですがすっきり、しんみり。
一気に読み通せてしまう。

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紙の本

”擦れ違い”が不可能となりつつある現代日本。最後のフロンティアは自衛隊にあり

2007/03/05 22:14

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:つきこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

甘々恋愛モードにどっぷりと浸かってみたい気分だったので本書を手にとってみました。
全6編からなる短編集、全編甘々恋愛モード全開ですなのに、なのに何だか笑いの連続でした。爆笑、失笑、忍び笑い。
甘々恋愛モードに浸るには私自身がやさぐれすぎたのか、それともしょせん甘々恋愛バナシはたから見るとコメディでしかないという人生の真実をさりげなく衝いたものか。
(とはいえ”トイレが取り持つ仲”ロールアウトは掛け値なしによく出来たコメディですが)
「恋は始まるまでがいちばんいい」というこの本の帯にある北上次郎の言葉にしみじみと肯けるあなたはこっち側。そんな事ない、と思うあなたはあっち側。
とはいえ読後感の楽しさはこっちだろうとあっちだろうと同じく面白かったとなるでしょう。良くも悪くも恋愛は人の感情を上下に揺さぶります。この小説はうまく上方に振れた恋愛における楽しい・嬉しい上澄み部分をこれでもか、と読ませてくれます。
かつて恩田陸は「ライオンハート」のあとがきで「メロドラマと言えば擦れ違いであるが、きょうび擦れ違いをやるのは難しく、成立するのはSFしかないと思っていた」と書いていましたが、なんのなんの現代日本には自衛隊という最後のフロンティアがありました。
”すれ違い”や”会いたくても会えないもどかしさ”といったメロドラマには必須の要素も自衛隊という特殊な舞台を持って来る事でやすやすと解決。普通の恋愛模様も”自衛隊”という特殊なフィルターを通すと何だかドラマチックに変身してしまいました。まぁ同時に自衛隊の閉鎖性や特殊性も浮き彫りとなった訳ですが。
おおむね女の子の押しが強く男性陣は受身勝ちですが、日々厳しい訓練で鍛え上げられた肉体に実は相当真摯に彼女を思っているらしい、という女性にとってはパラダイスのようなお話ばかり。自衛隊員の株が上がりそうな話ばかりなので老婆心ながら苦言をひとこと。
人は立場で作られる。職業から醸し出される雰囲気というのはあるものです。制服を脱いだときの中身が肝心なのですよ、お嬢さん方。
とはいえその職業ゆえに長く不遇をかこっていた彼らがようやく普通の人と同じラインに立てた事を寿ぐべきか。
自衛隊ものを書かせたら有川浩、その評価を不動のものにする一冊に違いありません。

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紙の本

幸せな恋愛

2007/05/22 22:27

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kasatok - この投稿者のレビュー一覧を見る

各作品ともそれぞれの世界の中で、みんな頑張っているんだ!
と言う雰囲気があってとても好感が持てる。
激甘の恋愛小説、と言うことで敬遠していたけど、海の底、
空の中と読んでしまうと読まずにはいられなくなって、買ってしまいました。
やっぱり、根っからの悪人がいないっていうのが救われます。
どの作品も、読み終わって気持ち良くなれるのが素敵でした。

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2009/12/05 22:09

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2007/02/04 12:06

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2007/02/11 09:54

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2007/02/12 21:42

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2007/02/15 18:12

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2007/02/18 00:24

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2009/11/14 17:45

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