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逃亡日記 みんなのレビュー

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みんなのレビュー20件

みんなの評価3.3

評価内訳

20 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

私、勘違いしてたんですね。吾妻ひでおって、もっと若いと思っていたんです。それに売れてるかと。漫画のお仕事って、そんなに甘くないかあ

2007/04/05 20:07

10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

高校を卒業する時、縁を切った関係で、マンガは原則、読みません。だから『失踪日記』についても、出版案内を見たときに分類がコミックスとあったので読まずに来ました。で、私にとっての吾妻というのはSFマガジンに作品が掲載されるマンガ家で止まったままなんです。
で、その当時の印象はといえば不条理にちかいユーモアコミックスであって、確かに可愛い女の子は記憶にありますが、この本で書かれるロリか、っていうと殆どそういう印象がありません。まして彼が取材を兼ねたものなのか知りませんが失踪をするほど仕事がなくなっていた、なんて全く知らず。
要するに私にとっての吾妻は人気マンガ家で止まったままだったのです。そういう意味で『失踪日記』を、単なるフィクション・マンガと受けとめていた。で、今回、この本を読んで初めて、それが全く根拠のない見方であり、吾妻は私などの想像もつかない厳しい暮らしをしていたことを知り、ボーゼンとして、一時はマンガ家を志望していた長女と話し込んでしまいました。
まず、吾妻の年齢を勘違いしていました。ギリギリ、団塊の世代なんですね。でも、高校卒業して北海道から上京、すぐ働き始めたせいか、彼には学生運動の臭いが全くない。それは彼の性格でもあって、空しい論争を横で見ているタイプ。少し前の言葉でいえばネクラ。
そんな人が20代で人気が出て、30代後半で意にそわぬ仕事をさせられ、意欲を失い、仕事が減ってくる。鬱になる。強くなかった酒に走る。そして失踪。本文に入る前に口絵のカラー写真をみるわけです。そこに添えられた小さな文字のキャプション。わけもわからずに読み始めるんですが、それを読むだけで自分の中にあった吾妻像が崩れていきます。
でも、そこだけでは曖昧模糊とした気分に浸るだけ。やっと本文に入っていきます。
 データ篇
取材協力 平野彰久
編集協力 ウツロヒロシ(&SPICE inc.)
     布留川司
カバーデザイン 吉川進(ygr)
写真 平塚修二(日本文芸社)
モデル ゴールデン小雪(いちにのさん)
メイク 永井絵美子
イラストというか漫画、いやコマ漫画? 吾妻ひでお
略年表作成協力:T機関長(すーぱーがーるカンパニー)
まず、マンガ家でいつづけるということが如何に大変かが分ります。その厳しさはプロスポーツ選手どころではないかもしれません。だって、出版社が潰しにかかることもあるって言うんですよ。例えばこの本で触れられている秋田書店。他の出版社でヒット作出させないように、自分のところで全てを出させたら、そこで潰す。
え、あの秋田書店が?なんて思いますけど、そうかも知れない。ともかくマンガを描きたいっていう人間は、沢山いるわけですね。毎年、沢山生まれる。だからベテランに拘る必要がない。なんていうかテレビタレントと同じ世界。だから、どんどん現れては消えていく。
私みたいに若いうちに自分で引導を渡せればいいですけれど、人気作家になってしまった人はそうもいかない。ズルズルとその世界にいるうちに、ボロボロになっていく。それが失踪に、アル中になる。イソジンやユンケルにアルコール分が入っている、なんて目からウロコ。
アル中、ホームレスの世界も知らないことばかりですが、やはり怖いのは出版界。そうか、編集者っていうのは手塚治虫ですら罵倒しちゃうんだ・・・。石ノ森章太郎について、有名小説からのパクリが多いなんてあっさり言っちゃうなんていうのも、赤塚不二夫を分んない、というのも凄い。プロに圧倒されながら、それでもプロ。勉強してるし。
でも、偉いのは奥さんと娘さんかな。そこいらは読んでみてください。

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紙の本

あの「失踪日記」の背景が分かる!貴重なインタビュー本

2012/05/18 02:57

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しのはら - この投稿者のレビュー一覧を見る

まず、この本、タイトルは「逃亡日記」ですけれど、日記ではなくインタビュー本ですので、お間違えなきよう。
多くの賞に輝いた著書「失踪日記」にまつわるアレコレから、生い立ちに関するモロモロ、これまでの漫画人生のしかじかまで、貴重なお話が吾妻先生ご自身の言葉で語られます。
 各賞授賞式を描いた漫画や、奥様&娘さんへのアンケート(これが泣ける!)なども収録されており、旧来のファンに嬉しいばかりか、「失踪日記」からの読者にも、その背景がよーく分かる一冊。
ああ!こんな本が読めるなんて、「失踪日記」が売れて本当に良かった(T∇T)
 失踪生活の現場巡り写真(withメイドさん)もあり、大判のムックにしても楽しかったような気はしますが、「失踪日記」と似た版型・装丁にしたかったのね。きっと(^^)

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紙の本

失踪も取材のうち

2020/08/08 09:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

仕事も家庭も放り出して、公園や雑木林でのサバイバル生活をしてしまう著者に驚きです。「取材旅行」と称して、作品のネタにしてしまうところも抜け目ありません。

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紙の本

というわけで「失踪日記」の便乗本。それ以上でも以下でもない。

2008/07/07 15:47

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SnakeHole - この投稿者のレビュー一覧を見る

 コシマキには「『失踪日記』の吾妻ひでおがすべてを語りつくした日記三部作完結編!?」とあるが,巻頭の描き下ろしマンガ「受賞する私」には「てかこれ『失踪日記』の便乗本じゃないのっ」「そうすよ」「…」「…」という編集者とのやり取りに続いて「皆さんこの本買わなくていいです!漫画だけ立ち読みしてください」という作者の独白が(笑)。
 本編(というのか)であるインタビュー部分は,別冊漫画ゴラクに連載したものがモトになっているらしいが(その手の漫画雑誌を読まなくなって随分経つので伝聞調),これがなかなか読ませる,というか面白い。確か「うつうつひでお日記」を読んだ時,ここに「こういう読み物の評価ってのは基本的に書き手に対する興味の関数なんだ」,てなことを書いた覚えがあるが,インタビューもそうだよね。
 我が身を振り返れば失踪話よりアル中話の方が(いまのところは,かも知れんが)身につまされ,「コントロールできなくなっちゃうのが依存症だから,普通に夕方何時から飲んでっていう人は依存症にはならない」という言葉に胸をなで下ろしたり……なで下ろしててどーすると思うかも知れんがなで下ろしちゃうものはしょうがないの。で,そのなで下ろしちゃう心根の底をよーく見据えると「だって依存症になったら吾妻さんみたいに酒飲めなくなっちゃうんだぞ」ってのがあるわけで,これはもう潜在的には依存症かも知れません(お願いですから誰か「違いますよ〜」と言ってください)。

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2007/01/29 01:27

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2007/02/24 19:04

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2007/03/08 01:50

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2007/04/03 10:11

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2007/12/15 17:28

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2015/06/20 18:26

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2010/12/01 21:21

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2011/03/23 14:49

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2007/01/25 12:31

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2012/01/28 16:04

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2012/04/01 19:14

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