紙の本
シリーズその1
2013/02/06 16:15
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る
緋賀組若頭の颯洵(攻め)と料理屋の店主、鋭(受け)のお話です。
鋭の実家はもともと古くから続く渡木阪組でしたが、父亡き後は解散してありません。
堅気になっても昔の仲間からとにかく慕われる鋭。
この鋭、とにかく男前!こんなに男前な受けって読んでて清清しかったです。
颯洵とは幼馴染。とはいっても幼い頃はお互い特に接点を持たないまま。
でもお互い似たような境遇なのでなんとなく気にかけていた二人。
この颯洵の執着っぷりも良かった。
途中から鋭の弟が出てくるのですが、上手い具合にお話をかき混ぜてくれました。
設定だけ見るとなんだか血なまぐさい系かと思ってしまいそうですが、
いえいえ、人情系で読み終わった後はなんだかほっこり出来てしまうのです。不思議。
全体的なバランスも良くてとても読みやすいお話でした。
次はスピンオフ「その純情を暴け」です。
電子書籍
ヤクザものだけど、じんわり…。
2016/07/03 11:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:稲荷のこま犬 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「この愛を喰らえ!」というタイトルがインパクト大で、どんな話しだろうと思って手に取ったのが、李丘先生の作品との出逢いでした。
タイトルは、作品を読んで実感。
言い方は乱暴で激しい印象を与えるけれど、愛情たっぷりのお話しでした。
ストーリーがしっかりして読み応えがあり、気づけば一気に小説を読み終えていました。
読み終えた後には良い作品に出逢えたという満足感があります。
登場人物たちも、大変魅力的で個性豊かな面々達です。
暗い過去を持っていて、いつもどこか冷めていて人嫌いなヤクザの若頭。
悲しい過去を持っていて、そのせいで血が苦手な今は消滅してしまった任侠ヤクザ一家の生まれの主人公。
幼なじみでお互い嫌っていたはずなのに、気づけばお互いが自分のものと思える存在になっている。
ベタベタ甘々の関係ではなく、お互いを認め合える存在。
こういう関係ってうらやましいかも?と思わせてくれる二人です。
そして主人公達を取り巻く元任侠一家の組員達や二人の主治医も魅力的な人物です。
李丘先生の作品に登場する人々は、一人一人が丁寧に書かれているので、読んでいて自然と登場人物に入り込め、共感できました。
ストーリー的にはよくあるありふれた内容のようにも思えますが、それでもグッと話しの世界に引き込まれる魅力がたっぷりと詰まっているので、読んでいて飽きが全然きませんでした。
電子書籍
任侠物っぽい男くささ
2020/06/17 15:52
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
実家はもう組を解散して無く寂れた小料理屋をやっている鋭と、幼馴染で現役やくざの若頭・颯洵のお話
最近のヤクザ物に多いお洒落でスマートなインテリヤクザとはちょっと違っていて、主人公の二人だけでなく鋭の実家の元やくざの組員たちとの交流など、任侠物っぽい男と男の精神(こころ)の繋がりが根底に流れているようだ
紙の本
893もの
2017/09/30 15:26
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
極道なノリが平気な方なら難無く萌えられると思います。
話の面白さはともかくとして、萌えられませんでした…。
作者さんが好きで、苦手な極道でもこの方の作品なら萌えられるかも…と思ったけど、苦手なものは苦手でしたね。
投稿元:
レビューを見る
P135の挿絵がおかしい。文章どおりなら、二人の服装は逆でないと。見た時、ちょっと萎えました。好きな作品、好きな絵柄だけに、すっごく残念〜。
編集さん!ちゃんと仕事して!
投稿元:
レビューを見る
原作: 李丘那岐 イラスト:九號
キャスト: (緋賀颯洵) 杉田智和×野島健児 (渡木阪鋭)/ 遊佐浩二 (津田雄介)/ 鈴木達央 (鈴原 亮) ほか
発売日: 2008年7月25日→2008年8月10日 3,150 円
収録時間: 78分07秒 フリートークあり 短め
初回限定特典: フリートーク・ノンカット版8cmCD(08.10.10〆切)
内容:
渡木阪 鋭。元ヤクザ。いまは小料理屋“とし旬”の主。渡木阪組組長だった父親の死をキッカケに、組は解散することに。ヤクザから足を洗った鋭が、とし旬で働き始めて5年。繁華街でひっそりと営む店には、鋭を“若”と呼ぶかつての舎弟たちだけでなく、緋賀組の若頭・颯洵の姿もあった。鋭と颯洵とは、小学校・中学校時の幼なじみ。お互いカタギではない家庭に育ったことから、二人の間には普通の友達とは違う絆が生まれていた。17歳のとき以来、事件を起こしてしまった颯洵とは会う機会がなかった鋭だったが、偶然、この店で再会を果たす。緋賀組のなかでも冷酷非道と周囲から恐れられている颯洵。だが、なぜか、鋭の前で見せる表情は違っていた……。「俺が歪んだ原因の一つはおまえだ」――冗談とも本気ともつかないセリフで鋭に迫る颯洵。軽口の中に紛れ込ませている颯洵の言葉が、鋭を戸惑わせる。仲間としての絆とも違う、友達と呼ぶには違和感がある。だけど側にいないと落ち着かない……この気持ちは――。次第に颯洵を意識しはじめる鋭。そんな時、颯洵のシマを荒らし、不穏な動きを見せる謎の集団・ゼノスが現れる!そのリーダーは、鋭の弟・亮だった……。なんとかゼノスを辞めさせようと心を砕く鋭に、亮の冷たい言葉が飛ぶ。――「俺はもう、あんたを兄貴だなんて思ってない。組を潰した敵だ!ぶっ壊してやる。あんたの大事なもんは、なにもかも」「シマを荒らす邪魔者は誰であろうと潰す」。そう宣告する颯洵。追い詰められた亮は颯洵を刺してしまう――。血を流す颯洵の姿を見た鋭の脳裏に、幼い頃の記憶がよみがえり……。大切な人が血を流すのは……あんな思いは二度と味わいたくない――。
感想は「男!!!!」です。
ヤクザ物なんだけど、視点が既にヤクザを降りた受け目線なのであまり暗部に触れられず嫌な感じがないし、コメディタッチで面白かった。
鋭がかなり男前です。ああ結婚したい。男前受けが好きな人にオススメな1枚だと思います。
ノジのこういう男前タイプの受けは初めて聞いたかも。男前だけど可愛い天然な鈍感、ってそりゃ萌えるにきまってる!
杉田は「想いを隠すどころかアピールしまくりなのに気付いてもらえない」というキャラで、その憎めなさがとてもかわいかった。杉田らしく変態。
遊佐は大事な娘(野島)を男に取られる親父のよう。遊佐に萌えまくった。
達央はお兄ちゃん大好きな裏腹、兄(野島)に反抗してしまうキャラ。彼の演技はやたら熱かった。
フリトは短いながらも面白かったです。
投稿元:
レビューを見る
だ、だいすきこの本……!!
ヤクザ若頭×小料理屋店主。
とりあえず受がツンデレすぎる(笑)
受のやや空回り気味なトラブルシューターぶりと、ブラコンすぎる弟が可愛い。
ヤクザ稼業が舞台の割りにほのぼのしてて面白いです。
和服って……いいよね……!!
投稿元:
レビューを見る
杉田xノジ 幼馴染みの組の若頭x元ヤクザの小料理屋店主。今回はノジは強気キャラ。「今日もウマいぞ〜俺の飯は!」杉田のキャラがよく掴めなかった。この時期ヤクザものがすごく多かったような気がした…
投稿元:
レビューを見る
気持ちよく最後まで読めた本。受けがなよなよ・そよ風に吹かれただけで折れそうな奴じゃないし、女顔じゃない。攻めに負けてないかっこよい奴。
常連の女の子はかわいいいよ。
投稿元:
レビューを見る
タイトル:この愛を喰らえ
著者名:李丘那岐
イラスト:九號
■Story■
渡木阪鋭はヤクザの家に生まれたが、父である組長の死とともに組を解散、
小料理屋の主となって二年経つ。
鋭の店には元組員や隣接する緋賀組若頭・緋賀颯洵がやって来て賑やかだ。
颯洵とは子どもの頃からの知り合いだったが、偶然再会して以来、
常連となったのだ。ある日、颯洵から押し倒され面食らう鋭。
次第に颯洵の存在を意識し始めるが…!?
■感想■
極道気質の“漢”な鋭が、颯洵へ気持ちが傾いてく様子は
読んでいて「雰囲気にもっと流されろよっ!」と思うこともしばしば。
しかし、刺された颯洵を見た鋭の取り乱しようには、感服。
身を委ねると気持ちを固めた鋭の、ちらほら見せる照れた表情には
颯洵でも敵わないだろうと思う。だってメロメロだものな。
普段そんな雰囲気は微塵も感じさせないが。
漢の世界を垣間見たい方へはオススメ。
投稿元:
レビューを見る
ヤクザ×小料理屋板前
黒髪短髪つり目性格男前受けが好きならかなりお勧めできます。
私は大好きです!昔気質な元ヤクザでしかも着物がエロくてハァハァ‥
攻めが容赦ないので怖い。受けはオカン気質。
投稿元:
レビューを見る
面白かったですねぇ!最近ヤクザものはあまり読まないんだけれど、せっかく李丘さんが気に入って色々読み漁っているので購入したんですけれど、まぁヤクザだな~とは思うものの、カッコいいね! 鋭がいいわ!ホント男気溢れてますね。 颯洵の執着もいいし、なによりもテンポが良くって楽しめました!