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7年5ヶ月をかけて、自転車で世界一周。走行距離95000km。
数字を見ただけで想像も及ばない程困難な旅だったと伺えるが、ユーモアたっぷりに書かれていて、文章も上手なので、終始楽しく読める。
もちろん楽しいばかりではなく、悲しい場面、感動の場面なども多く、著者の内面に触れる様な機会もあり、ただの旅行記としてではなく、人間の在り方みたいなものを考えさせられる。
何度も繰り返し読みたいと思った。
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自転車で世界95,000kmを一人で旅した著者自身の体験記。
深夜特急が小説のような描写が多いのに対して、こちらは著者が感じたこと・著者の叫びが直接的に表現されている。その分リアルなサバイバル一人旅が目の前にありありと映し出される作品。
発展途上国の現状に著者が思うことのくだりは考えさせられる。
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7年5ヶ月、9万5千kmの旅。
壮大すぎて一冊ではとても書ききれなかったことと思います。
何もないところでなんかあったらどうすんのかなぁと思いつつこういう形の旅もいいなぁと思いました。
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自転車で世界一周。
自分には(完全に不可能とは思わないけど)不可能なことを本を通じて疑似体験させてくれる。
しかし、旅が終わるときの筆者の心の動きという部分がこの本の一番の重要なところかなと思った。
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初めて帯買いしました、椎名さんが書いてます、解説も椎名さん。
旅本作家さんにとってはこれ以上無い幸せなコトなんでしょうね、羨ましい。
解説がすごく的確、ぜひ解説目当てで読んでください、いい本です。
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一気に読んでしまった。自分にはできないことをしているからか、内容が新鮮で楽しかった。読んでて楽しかったのは久しぶりかもしれない。
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簡潔で読みやすい文章で書かれているが、語られるエピソードはどれも心の芯を捉えるような感じがした。読み出すと勢い止まらず、気が付けば半日が経っていた。今すぐにでも旅立ちたい衝動にかられる。これは素敵な本だと思う。
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この本にはたくさんの出会いが登場するが、中でも一番印象に残ったのは、アルゼンチンの山奥での出会いだ。人里離れた村に一人暮らし、必要最小限の事しか話さない無口な青年。
世間から見れば相当な変わり者に見えるであろう彼が、たまたま自転車で通りかかった筆者に対し、当たり前のように宿や食事を提供する。そんな彼の親切さに非常に心を打たれた。
変わっているのは世間のほうだよ、と諭された気がした。
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この本を読んで初めて知った言葉がある。
「チャリダー」だ。
wikiさんによると、「諸説あるが、『チャリンコライダー』を省略したものと考えられる」ということだ。
チャリンコライダー......なんかダサい。
やっぱチャリダーだよチャリダー。
そんな僕の拘りなんかはどうでもいいんだけども。
チャリダーとは、自転車旅をする人のことです。
本書を読んでいておもしろかったのは、著者が旅の途中で出会った他のチャリダーと別の場所で再会することが度々あったことだ。特に、男4人で喜望峰までの4000キロもの距離を走るシーンは青春だ。まるでドラマだよ。
本書で著者と共に笑い、泣き、時にはスリリングな場面に遭遇することができます。グイグイと引き込まれる文章にまるで自転車に乗っている疾走感を感じることができます。
――自分が未体験ならば、そこは紛れもなく”フロンティア”である――
そう考えると、まだまだ知らない所だらけだよな。
「私は一生日本から出ない!」
こう言う人に何人か会ったことがあるけども、ちょっと同意しかねる。非難するつもりはないけれど、未知のもの・こと・場所があるならば、知りたい、行ってみたいとは思わないのだろうか。経済的余裕がないならば仕方のないことだと思うけれども、「言葉が...」とか「食べ物が...」ぐらいのレベルで行くのを拒むのはなんか勿体ないと思う。
そんな、旅とか無理ゲーな方が本書を読むと世界変わるんじゃないでしょうか。著者のがむしゃらさに心動かされること請け合いですよ。そして、チャリ欲しくなりますよ(僕ほんと買うか迷ってます(笑)
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文句なし、私のイチオシの本です。
何かに悩んでいる人、自転車や旅行の好きな人など色々な人に勧められます。作者は世界一周旅行記を他にも書いているので、そちらもオススメですよ!
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海外を旅している時に、誰かの海外旅行記を読むとちょっとだけ余計にリアルに感じて良い。
もっとも彼の旅と私のビールビール求めてビール旅とはかなり違うが。
自転車で世界一周記はほんま尊敬する。私なんで台湾半周でもういい!と思ったもんなぁ〜。
著者によると、それくらいの間が一番辛く感じるとのこと。もうちょっと続けなあかんかったんかぁ。
解説に、椎名さんがコメントしている通り、文章力あるなぁ。
あと、私と同じく和歌山県人であることも共感の一つ。(⌒▽⌒)
空港で見つけた本でした。
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先に読んだ、洗面器でヤギごはんシリーズ一作目。ずんずん読みました。同じ旅なのに視点が違うとこうも楽しく読めるのか、と感心しました。切り口ってすごい。
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まさに石田さんの旅の実体験をかきつらねてあった
7年半をわずか270ページにまとめた分、
ひとつひとつの内容は濃いかな
自分的には、こういう紀行書よりも
写真とか映像の方が楽しめるな
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読んで良かった。読む前はなんだか世界一周を面白おかしく書いた旅行記であろうという印象だったが、心動かされるドラマを七年間の随所に散りばめた壮大な物語だった。久しぶりの一気読み本。
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7年掛けて自転車で世界一周した実話。
前半からアメリカとメキシコの国境の貧富の差にうちのめされたり、強盗にあったりと波乱の幕開け。
あとがきで書いているとおり、時期がいきなり飛んだりと7年もの旅を1冊の本にするのは相当ページが要りそうです。
いろいろなことを通して成長していく著者ですが、最後まで達観しきってしまうというようなことがなくてイイです!
最初の死んだら死んだでよし!という考えから、様々な人の親切で生きさせてもらっているという考えに変化する過程に本当にいろいろな人々が出てきます。
印象深い人がたくさん出てくる本!
2012/09/24-26