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色々な人が各教科について書かれているが、みな数学が大事だという。関数が世の中に出てから直接役に立つか?というと答えはNO。しかし、関数を扱うための考え方が身に付いているかどうかが大事なのだ。図形の問題でも同じだ。考えることが出来ているかどうかで人生は大きく変る。
自分は大学の専攻が数学だったが、これほど多くの人達が一度に数学の重要性を指摘するという本は今まで数学書意外であっただろうかと思う。
これを読んで世の中の多くの高校生が数学に目覚めてくれたらうれしいのだが。
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■本の内容・特徴
国語・数学(計算・図形)・英語・理科・社会・心理、それぞれ7人のスペシャリストが、中学生に向けて語る「学ぶこと」の意味について。経験者ならではの目線で「勉強とは」「教育とは」に対しての語り。
■学び
(国語 金田一秀穂)
正しく伝えるには、とにかく情緒を切り捨てる。美しくなくても、事実と論理だけで文章を組み立てていくこと。客観的かつ具体的な情報があってこそ伝わるのである。
(数学 鍵本聡)
数学力とは「事実を見抜く力」。数学で学ぶのは知識ではなく「数学的思考」である。ものの考え方や論理の進め方などを学ぶもの。
(数学 高濱正伸)
「できなかったことの復習ノート」
勉強のポイントは「できなかったことを、できるようにする」こと。できなかったことを徹底的にやるのが確実なやり方。またやり抜く力(詰める力)になる。
(心理 石井浩之)
「コールド・リーディング」
「自分という他者」を意識する。対話して良い関係を作ること。
意志の力で不安を払しょくしようとしてもダメ。できるのが当たり前と、疑問に思わないことがポイント。できる人になりきる。
人間の心は「外側(周囲の環境)」と「内側(潜在意識)」とのバランスをとろうとする習性がある。だから部屋を整理整頓するなど、環境を変えれば潜在意識も説得されていくもの。
■感想
こんな先生から学べる人は幸運ですね。
まぁそれはいいとして、「学生の頃にもっと勉強していればよかった」と思っている私には、目から鱗のお話しばかりでした。自分に何が足りなかったのか、どうすればよかったのかが、やっと解りました。
「16歳に向けて」と前提がありますが、そんなことはありません。自分にとっては遅くとも若い人を教育していくのは我々です。だから、ぜひ大人にもオススメしたい。「教育」について知るにはいい本です。
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んーちょっと期待はずれ。
もうちょっと具体的なことが書いてあるのかと思ってたけどという感じ。
高校生の頃に読んだらとっかかりにはなったとは思う。
勉強しない中高生の言い訳のひとつに「社会に出てなんの役に立つ?」ってのがあるからね。俺なんか本気で思ってたけど。
まぁ読んで損はないかな。
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16歳の2倍、32歳の僕が読んでも「確かに!」と思う
ことが書いてあり、楽しい本でした。
今読んで納得するけど、子供が読んで納得するかは難しいかも。
子供より、親が知っておくといい本だと思います。
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勉強がしたくなる一冊。
16歳の時に読んでおけばよかったと後悔しております。
教科ごとに名のある教授たちが考え方、勉強の姿勢を
具体的にわかりやすく、楽しく教えてくれます。
インタビュー調で読みやすく、大人が読んでも楽しめる本です。
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受験を控える高校生に向け、それぞれの分野から選りすぐりの講師陣達がこの命題に対する答えを示してくれる本です。
受験のために何となく勉強するのではなく、学ぶ目的と意義を知ったうえで勉強することは、知識の吸収に間違いなくプラスの効果をもたらすはずです。
私自身、16歳の時に出会っておきたかった本です。ただ、その当時の私が今と同じ理解ができたかは微妙ですが…
ちなみに、私が最も興味を持ったのは数学の章で、数学は論理的な思考能力と最後までやり遂げる意志の強さを培うための学問だそうです。
もっと頑張って勉強しておけばよかった…
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「なぜ学び、なにを学ぶのか」
16歳だった時、そんな事を考えてみた事があったのか
現在30代の自分に問いかけてみた。
高校に進み、いきなり学校の授業についていけなくなった。
今まで面白かった勉強がつまらなくて仕方なくなった。
その時、担任の教師とやりとりしたノートの片隅に
「私はなんで勉強をするのかわからなくなりました。」
と書いた。
その時、担任は、
「人間は考える葦である、って言葉があって、
人は人である限り、一生考え、勉強していくんだよ。」
って意味の言葉を返事として書いてくれたと
淡い記憶が教えてくれている。
当時は反発したけれど、
今はわかるような気がする。
学校に行っているから、とか、
仕事で必要だから、とか、
もちろんそれも立派な理由の一つだけど、
それだけではなく、
人は生ある限り、何かしらの事で心をかき回され、
悩みから解放される事はないし、
好奇心が自分の中で走り回っていて、
いつも何かを知りたい、学びたいといった欲求があるのだと思う。
本作は「16歳の教科書」ってタイトルだが、
自分は、その多感な年頃にこれを読んで
素直に内容を受け止められたかというと、
正直「No」であるような気がする。
「なぜ自分はこんな苦しい勉強をしなくてはいけないのだろう。」
と答えを探してもがいていた時にこの本を読んでも、
きっと「可愛くない学生」だった自分は、素直に
七賢人からの贈り物であるアドバイスを受け取らなかっただろう。
現在読んだから面白く読めたのだと思う。
登場した7人の講師の中では、
英語の大西先生の「講義」が一番楽しかった。
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凄く良い!
厚すぎず、熱すぎるメッセージをくれる本。
アタリが少ない新書の中ではかなりHit
先生として、こういう姿勢を持っていきたいと思うし
こういう大人は増えて欲しいし、こういう教育を求める子供も増えて欲しい。
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ドラゴン桜のドラマ好きが便乗して購入した1冊。勉強方法でも載っているのかと思っていたので、予想外の内容に衝撃を受けました。でも、勉強方法よりも大切なことを教えてくれました。時々読み返して、やる気を出すようにしています。16歳で出会えて良かった。
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理科のKセンセイより-「書店でパラパラと見たらわりとおもしろいので購入しました。35万部も売れている書籍で、気ままに読んでみるとよいかも。5教科について書いてあります。大人が読んでもおもしろく読めます。
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・12/9 確かに智が読むにはちょっと早いかもしれないけど、大人が読んでも面白い.
・12/11 読了.やっぱり一生涯学んでいくことは、大切なこと以前に楽しいことだと再確認した.この感じを常に忘れないようにしないと.できると思い込んで経験値を上げて行かないと.
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中古で購入。なぜ勉強するのか、なぜ国語を、数学を、英語を、理科を、社会を学ぶのかを教えてくれる1冊。
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東京から大阪への新幹線の中、暇つぶしにと思って買った本です。ドラマが流行った時期というのもありましたが、サクサク読め、その割に少し発想の転換を呼び起こしてくれます。
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16歳なんてとっくに過ぎたけども、とても良い本。去年の今頃買ったんですが、なんだか頭がシャッキリしないなぁという時に何度か読み返しては刺激を貰ってます。特に、「英単語はこれだけやればOK!」というような本がいっぱい出てる中で、英語の大西泰斗さんの「ケチくさいことは忘れて、歯を食いしばってでも一万語覚えてごらん。何もかもが違って見えるよ」という言葉はとても刺激的だった。
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2010/12/10
よかったー!
特に理科、社会、心理がよかった。
もう一回、一から理科の勉強したいなー。
するかもなー。
そっち系の本もちょいちょい挟んでいこう。