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紙の本

子供のときから本が好きで、そのまま大学の文学部に入って、人気作家になる。なんていうか王道ってやつですか。息子さんとのキャッチボールも犬のラブもいいですねえ

2007/11/02 23:14

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

最近、立て続けに作家の読書論というか読書体験、書評を読む機会があって、プロって言うのは凄いな、って思うんですね。昔読んだ山田風太郎の日記もですが、先日読んだ『桜庭一樹読書日記』なんかは、その読書量にただただ圧倒される。小川洋子ではつい半年前くらいに『物語の役割』に感心したばかりだし。だから記事にダブリがあるだろうな、って思う。

でも、小川の本に「博士」っていう言葉を見ると、手が伸びます。『博士の愛した数式』で初めて小川の作品に出会った私にとって、それは呪文みたいなものです。で、感想ですが、ここまで未読の本を魅力的に紹介してくれた文章は、私にとっては大昔に読んだ都筑道夫、昔読んだ北上次郎、いまも読んでいる椎名誠以来のものといっていいかもしれません。

まず目次を写しましょう。

    1 図書室の本棚 子供の本と外国文学
・金曜日の夜、読みたい本
・空想倶楽部結成
・小さな果てのない世界を作る才能  など        
    2 博士の本棚 数式と数学の魅力
    3 ちょっと散歩へ 犬と野球と古い家
    4 書斎の本棚 物語と小説
あとがき
初出一覧

ともかく読んでいない本が沢山出てくるので、オロオロしてしまいますが、第一章では項目のタイトルをあげた三篇、私も大好きなクラフト・エヴィング商會についての文が特に好きです。装幀家としてだけでなく、小説家、いや中に挿入される写真やオブジェまで含めた総合的なものとして本というものを提示してくれるアーティストとしての彼らに小川さんが注目していたとは、嬉しいの一語につきます。

他にも読みたい本として、フランク・コットレル・ボイス『ミリオンズ』、吉田篤弘『針がとぶ』、クラフト・エヴィング商會?『らくだこぶ書房』『テーブルの上のファーブル』、エリザベス・ギルバート『デニー・ブラウンの知らなかったこと』、ジュリー・サラモン『クリスマスの木』など全く知らなかったものがあげられます。

私の見方を変えたのが、手塚治虫『手塚治虫悲恋短篇集』について書いた「科学と物語の親しさ」、「斎藤真一の『星になった瞽女』」です。全集がありながら殆ど積読状態にある手塚作品もですが、ああ、と思ったには斎藤真一の絵画についての文です。斎藤真一、小説家ではありません。画家さんです。既にお亡くなりになっていますが、斎藤の作品自体は案外容易に見ることが出来ます。

日本の洋画家としては有名な方なので、デパートの絵画祭りや銀座の画廊に行けば、小品の一点くらいは必ず展示されています。決して上手さを見せつける画風ではありません。稚拙、というかヘタウマというか。暗い画面に描かれるのは、殆どが瞽女です。私などはそのワンパターンぶりに敬遠していたわけですが、この本で知った『星になった瞽女』を見て、初めて斎藤作品の本質に触れた気がします。

それは過去に私が見てきた斎藤作品と大きく変わるわけではありません。画布の中央に一人の瞽女。今までであれば、そこに溢れる地方性にウンザリしたはずですが、今日ばかりは素直に、静けさ、哀しさに身を委ねることが出来ます。今まで何気なく見すごしていたものに、独自の光をあてその本質を浮かび上がらせる。文の力は偉大なり、です。

再確認したのが、小川の読書暦の長さでしょうか。小学生の時から筋金入りの文学少女。そういう人がそのまま大学の文学部に進学して、作家になり、出す本がかならず話題になって人に愛される。文学者冥利に尽きるって言ってもいいでしょう。他の本でも触れていましたが、犬のラブを飼ったことについての文から伝わる愛情、数学への深い理解力、自然と頭が下がります。

装画 戸田ノブコ
装幀 新潮社装幀室

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紙の本

読書遍歴とエッセイを絡めた読書日記

2010/12/13 10:23

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぱやぴす - この投稿者のレビュー一覧を見る

読書遍歴を通して著者の感性を垣間見る様。

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2007/12/01 00:00

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2008/09/07 18:16

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2010/03/07 23:14

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2011/02/19 10:27

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