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人生の50冊 小説部門 ベスト5位
ストーリーテーリングはジェフリー・アーチャーから学べ。
ジェフリー・アーチャーはデビュー作「百万ドルを取り返せ」以来、希代のエンターテイナーだと思う。
その中でも「ケインとアベル」サーガは、長い物語を徹夜で一気に読ませる面白さがある。
アーチャーはこの作品でストーリーテーリングについて何かの秘術をマスターしたのだと思う。
続編の「ロスノフスキの娘」もまさかそうつながる!って展開で、伏線の張り方が抜群に面白かった。
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アーチャー渾身の第3作目。
「勝負は3作目」のスローガンで気合入りまくりの作品。
文庫本上下2巻に細かい活字でビッシリでもあっというまに読破。
20世紀初めから中盤までの大河ドラマともいうべき壮大な叙事詩。
テレビドラマ化され、数年前に日本でも放映されたらしい。
そのドラマのことは知らなかったので、
わしは勝手にウィリアム・ケインをティム・ロビンスに当てはめながら読んでました。
実際はサム・ニールが演じていたようです。
改めてアーチャーの上手さと凄さを堪能させていただきました。
『百万ドルをとり返せ! 』、『大統領に知らせますか?』と初期の3作を続けて読んだ。
どの作品も設定もテーマも全部異なるのが凄い。
とはいえ、『新版 大統領に知らせますか?』では、
後付だけど関連が出てくることを後で気がつき、ノックアウトされました(ネタバレのため謎)。
この人の懐の深さを思い知らされるととともに、
もっと他の作品を読みたいと期待させてくれます。
以上は上下巻とも読んでの感想です。
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ハラハラドキドキ。読み出したら止まらない。テンポよく話が進んでいくので読みやすい。下巻たのしみっ!
上巻はアベルとケインが産まれてから出会う時までのストーリー。全く違う環境で育った二人が今後どうなるの…というところで下巻に…
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私にとって小説を読むのは大変な作業である。訳も鬱陶しい。原文で読め?無理!でもまだ第2章だけど既に引き込まれています。2週間以内に読み終えることが出来るのか?無理なら買います。下巻もね。
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本屋でページをめくったところ、場所を忘れて20ページほど立ち読みしてしまい、あわてて上下を即買いした。
これは秀逸な作品。ぜひ一度は読んでほしい本。老若男女を問わず誰もが感動できると思う。
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衝撃が本の端から端まで詰まっていました。
裕福な家庭に生まれ大切に育てられた幸運な銀行王と、身一つでポーランドから移民一世としてアメリカに移住しゼロからのスタートの末、ホテル王になる二人の男性の一生の物語です。それぞれ全く別の人生を送っているように見えて、ライバルとして意識するようになります。お互いに、相手が自分のビジネスを邪魔していると信じ込むのですが…。
最初はありがちな20世紀のアメリカンドリームを描いた小説かと思ったのですが、二人が成功していく過程は本格的なビジネス小説で、アメリカの歴史や事業の拡大に興奮しました。
最後は意外な事実が明らかになり、胸がぎゅっとなります。
作者のジェフリー・アーチャーはアメリカ人ではなく、イギリス人なのですね。ニューヨークの番地が舞台として出てきて、イメージしやすかったです。あ~興奮しました。
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やけに史実に沿った出来事が描写される…実話なんだろうか?それはさておき、これぞアメリカンドリーム!戸籍?名前?そんなものどうでもよい!能力さえあれば、のし上がれるんだ!
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全く違う場所で生れた2人が20年以上の歳月を経てぶつかり合う。内容からすると上下巻では少ないぞ。面白い
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この人の作品好き。ずっと寝かせてたけど、ほんとは没頭して短期間で読みたかった。読みながら、時代背景や世界で何が起こっていたかを頭に思い描く。下巻に突入
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以前、”遥かなる未踏峰”を読んだ際、ドキドキさせるようなストーリーの運び方が上手だな~と思い、今回、著者の本として2種類目に何を読もうかと思い、ググッて評判だった本書を手に取った。
思ったとおりというか、やはり評判どおり、いっきに読んでしまった感がある。
ストーリーとしては上手くできすぎ感はあるが、それはそれとして、最後まで飽きずに読める。
著者の本を読もうとしている方にはまずオススメしたい。
全2巻
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この人、まあまあ外れなし。監獄INしても、ネタ持って帰る(笑)短編も面白い。リアルなんだか?もしくは⁇
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学生時代に、アメリカ生活が長い友人に「絶対面白いから読んで!」と勧められたのが、ジェフリー・アーチャーだった。
音信の途絶えてしまった友人を懐かしく思い出しながら、本書を手に取った。
この躍動感!スピード感!懐かしいジェフリー・アーチャーだーっ!
日本で言うならば、池井戸潤さんが近いのだろうか?
舞台は20世紀初頭の東欧とアメリカ。
由緒正しき銀行家と移民のアメリカンドリーム、裏切り、成り上がり、復讐…全てが効果的に詰まっている。
久しぶりにエンタメ小説を読んだが、ページをめくる手が止まらなかった。早く下巻が読みたい。
2020.1.14
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もっと宗教色の強い話だと勝手に思い込んでいたが、全然そんなことはなかった。戦前〜戦後にかけてのヨーロッパおよびアメリカの歴史を下敷きにした、堂々たるストーリーでとても面白かった。
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たしかに面白い~~!
波乱万丈、展開の複雑さ、なによりのスピード感。
暑い夏休みの長編読書にうってつけではある。
さすがは往年のベストセラー。
難を言えば「登場人物の多くが人を見る目があり過ぎ」
というのはそんなに人間は利口ではないし、好意的でもない。うまく出来過ぎている感もあるが。
でも、創作だからこうなのかとも思う。読者は痛快だからね。
現実でも努力・邁進に運がついて回るということもないことではない。
さて、結末はどーなるか?
続く下巻が楽しみだが、徹夜だけはいやだなぁ(寄る年波でそれは過酷なのよ)
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稀代のスト-リ-・テラ-【ジェフリー・ア-チャ-】初期の代表作を〝積読本棚〟から何十年ぶりに取出した。小さな活字で組まれた文庫本のページを、目を皿のようにして読み耽るうちに、物語の登場人物にすっかり魅せられてしまった。第一次大戦前の東ポ-ランドで私生児として生まれたヴワデクと、時を同じくしてボストンの名門ケイン家に生まれたウィリアムの数奇な運命と出会いのドラマ展開に圧倒される。物語の世界に前のめりのまま下巻へと続く。