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みんなのレビュー54件

みんなの評価3.7

評価内訳

54 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

私も、覚悟を決めます。

2009/03/22 22:08

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:野棘かな - この投稿者のレビュー一覧を見る

五木寛之 様、諒解致しました。
私も、覚悟を決めます。

※そろそろ覚悟をきめなければならない。※
最初の言葉で、ああ、これは遺書なのかもしれないと思ってしまった。

確かに、数十年前から、五木寛之 氏は本や雑誌のエッセイなどを通して、常にメッセージを送り続けているような気がする。
いや、それよりずっと前からかもしれないが。

1年間の自殺者が3万人をこえるこの日本社会のこと、蟹工船がなぜ読まれるか、秋葉の通り魔事件など、近頃気になる話題にもふれ、人生は憂鬱であると、ご自身が鬱状態だった頃の話とともに、興味深い話をあげながら、様々な角度から切々と書き綴っている。
親鸞、中国の悒、万葉人のかなし、ロシアのトスカ、サウダージ、韓国の恨、下山の哲学、あきらめること、罪の意識、宗教、他力、闇、死、老いの話など。
でも、一つだけ、教えていただきたいことがある。
※人間は引き裂かれた存在である※
と言い切った部分だ。その意味と引用をおしえていただきたいと思った。プラトン?

本の中で、時代は躁から鬱に変わったと作家は言うけれど、私の感覚では、軽い鬱の暗い時代に生まれましたと言いたい。
死んで行くためになぜ生きるのかと考え続けていたら、いつの間にか、世の中は、いいとも!とか言っちゃって、明るくなければ人間じゃないみたいな日本人みな躁状態のバブル期に突入、そしてとうとう、やや鬱気味のヒステリックな現在に至ると言う感覚だ。

ちょっと重い話になっているが、書かれていることはすごく素直に良くわかる。
心が折れそうになった人、鬱状態の人、もしかすると自殺を考えている人にも、静かな助言となる本だと思った。

悟りの境地に入りつつある作家の人間の根幹に触れる言葉は頭を下げしっかり受け止めたい。

往復書簡ではないけれど、五木寛之 さんに返事を書きたいと思った。
でも、今はまだお礼しかいえない。
五木寛之 様、ありがとうございました。

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紙の本

お爺さんが迫る日本人の覚悟

2008/11/24 10:07

17人中、16人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kc1027 - この投稿者のレビュー一覧を見る

『バカの壁』と『国家の品格』で時代の潮流を創った新潮新書から
また壮絶な新刊が出た。本書、『人間の覚悟』だ。


内容は壮絶を極める。何せ第1章の冒頭の1文が「地獄の門がいま開く」
である。マジですが五木先生、こんな世相の世の中に追い討ちを
掛けるようにそんな強烈な言葉を放って大丈夫なんですか、という
気持ちで読み進めるうちに、段々と「決めるべき覚悟」の核心が見えてくる。


2005年をピークに、日本人は減り始めた。団塊ジュニア世代以降の
人間は、経済成長といわれてもピンとこない。憧れのアメリカは、
ユルキャラブッシュのせいで良く言っても今やダサかわいいぐらい。
ベンチャーの星たちは、黒字でもクロばっかりだった。
こんな時代にモチベーションを語っても、モチベーションって何?
その横文字意味分かりません、わたしたち日本の庶民だし、という
20代の反応のほうが自然だ。


日本はこれから長い長い下山の時代を迎えると五木先生は言う。
それは老いを受け入れて熟成していく過程でもある。
戦後の躁の時代を経て欝の時代に入ったいまは、カラダの流れに
逆らうことなく、ゆっくり下界を見下ろしながら、時には足が笑って
バランスを崩してしまうかもしれないけれど、悠々と下山する術を
身に着けるときなのだ。


でもそこで不図思った。下山は日本だけなのか?
世界帝国を作った大草原の国、モンゴル。
日本に始めてきた西欧人、ザビエルの国、ポルトガル。
鎖国江戸でも唯一交流が耐えなかった国、オランダ。
この国たちは、どれだけの長い下山の中にいることだろう。
その中で、登りたい若者は何をしているのか?そう考えてみると、
これらの国は人口の割には格闘技やらサッカーがやたら強い。
ユニフォームもクールだ。音楽も悪くない。食事も悪くない。
下山の哲学はこの辺に潜んでいるのかもしれない。

それにしても、日本のおじいさんて、すごいな。

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2008/11/26 00:54

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2008/12/15 01:37

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2009/01/23 13:18

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2009/03/11 16:04

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