投稿元:
レビューを見る
荻原には珍しい短編集。ミステリアス?ホラー?ブラック?な話が続きます。コール、しんちゃんの自転車の幽霊モノは荻原らしい手法で「やっぱりうまいなぁ」と感心(お母さまのロシアのスープもこの部類か…)。でもやっぱり表題作が一番荻原らしい作品なんだろうな。
投稿元:
レビューを見る
哀しい短編集。
表題作「押入れのちよ」は
幽霊ちよの生い立ちがものすごい哀しい。
でもアパートの住人との交流はすごく暖かくて、
全然怖くない。
「しんちゃんの自転車」が一番好き。
投稿元:
レビューを見る
短編集になっていたんですね。
表紙にもしている通り、押入れのちよが一番読み応えがありました。
個人的には中途半端なところで終わってしまったので、
続きを出してくだされば絶対に買いたいと思う内容でした。
ほかにも短編集はありましたが……怖かったですw
幽霊よりも人間の行動が怖いと最近思うようになってきました(汗
投稿元:
レビューを見る
ほんのり、哀しくて ほんのり、暖かい 短編が詰まってます。
なんだか、今の気分によく合ったせいか、かなりココロにグッときました。。。
あ、追記です。 えと。。。短編集のため、↑のようなお話ばかりではありません・・・怖いお話も含んでます
投稿元:
レビューを見る
うんと前に「王様のブランチ」で紹介されてたの思い出して、読んでみた。「押入れのちよ」と「コール」は好き。あとはちょっと・・・
投稿元:
レビューを見る
僕にとって初めての荻原浩さん。短編集でした。
短編集って苦手な気がするのです。物語の始まりだけを示してぶつりと切れる。また次の話が始まる。
でもこれは一作一作が楽しく読めました。
特に好きな話を。
「おかあさまのロシアのスープ」
結構いろいろ考えさせられる。ああ、なるほど。って唸ってそれだけじゃなくて、そこからどうして?と考えられる話だった。
「老猫」
本当に怖かった。引き込まれる。
社会的要素が含まれているので現代小説らしいものになっている。よくよく考えて安易な話でも黒いユーモアと引き込み読ませるセンスがすごいなぁと思った。僕が単純なだけかもしれないけど。こんな短編なら好きです。
投稿元:
レビューを見る
この人の書かれる話が大好きなのです。
今回は「荻原流」ホラー短編集。表題作の「押入れのちよ」はアパートにとり憑いた女の子の話。少し怖いながら慣れればとても可愛らしく、主人公との会話の中で明かされていく真実は哀しく切ない。ほんわかながらも最後まで息が抜けない話。
最後に切ないどんでん返しがある「コール」、死んだ叔父が飼っていた猫に飲み込まれていく「老猫」、互いに殺意を抱く夫婦の、可笑しくも怖い食卓を描いた「殺意のレシピ」など、どの話も短編なのに読み応えがあって、流石だなぁと思う。ちなみに私が一番好きなのは「コール」。オススメです。
投稿元:
レビューを見る
ちよちゃん可愛い。
幽霊の出てくる話はいくつかしかないんだけども、
幽霊の恐ろしさみたいな、心霊的な恐怖はほとんどない。
むしろ、生きた人間の方がよっぽど怖く書かれてる気がする。
投稿元:
レビューを見る
失業中サラリーマンの恵太が引っ越した先は、家賃3万3千円の超お得な格安アパート。しかし一日目の夜玄関脇の押入れから「出て」きたのは、自称明治39年生れの14歳、推定身長130cm後半の、かわいらしい女の子だった(表題作「押入れのちよ」)。ままならない世の中で、必死に生きざるをえない人間(と幽霊)の可笑しみや哀しみを見事に描いた、全9夜からなる傑作短編集。
ちよがすごくかわいい。
境遇は結構切ないのに、すごくほんわかする物語。
むしろ続きが読みたい感じ。
実写化したら素敵かも。
テダ・アパアパ。
投稿元:
レビューを見る
すごーく怖いかと思ったら、幽霊がとてもコミカルに描かれていたり、心がほっこりする登場の仕方だったので安心した。ホラーは苦手だから。でも、私は幽霊的な話よりは一話目のロシアのシチューの話がとても面白かった。これは江戸川乱歩の「猟奇の果て」とかが好きな私にはもってこいというか、こういう作品を現代文学で読みたかったんだよね。というわけで、1話目だけで☆5つ。殺しあう夫婦の話も面白かったな。この人いいね。
投稿元:
レビューを見る
荻原浩はすごい。
噂のぞくりと冷たい感じ、しかもあのキャラ設定でこれはないでしょ!
そして、なかよし小鳩組やハードボイルドエッグの切ない感じ。
それらが全部、ここにつまってる。
あたしもちよに会いたいな。
カルピスもビーフジャーキーも大好きだよ。一緒に遊ぼう。
投稿元:
レビューを見る
笑いあり、涙あり、お色気ありの短編集。
キャラクターが秀逸で、特にタイトル作のヒロイン、ちよの愛らしいこと。
これからも成仏せずに伝説を残してってほしいキャラの一人。
投稿元:
レビューを見る
題名にもなっている「押入れのちよ」は本当にかわいらしい。
特におにぎりを食べるシーン!
実際にはおばあちゃんっぽい感じらしいけどw
漢字が読めないところとか、カルピスや動物番組が好きなところとか、
少女っぽいところに頬がゆるんでしまいます。
そのほかの短編はちょっとグロテスクでした。
特に「老猫」と「介護の鬼」は受け付けなかった。
怖いとかを通り越して不快。
「予期せぬ訪問者」や「殺意のレシピ」は星新一の短編を思わせるようなテンポの良いお話。
「木下闇」は短編集の中で一番哀しいお話でした。同じ妹を持つ人間としてサツキに感情移入。
きれいなお話なんだけどね。とにかく哀しいです。
投稿元:
レビューを見る
表紙に惹かれて買ってしまいました(いやそんなロリ○ンとかじゃないですよあは)
しかし読んでみると、恩田作品のような怖さがぎっしり詰まっていました。
短編集ですが、総じて「人間の怖さ・浅はかさ」を取り上げています。
表題作「押入れのちよ」はとても可愛かったです。
投稿元:
レビューを見る
表題作は、無職の青年が引っ越した先で出会った
少女の幽霊のお話です。
ちよの喋り方が可愛らしく、とてもほのぼのしていました。
ラスト物足りないような気もしたけど、無理に解決させて
逆に強引になってしまうよりはいいと思いました。
他には、「木下闇」「しんちゃんの自転車」が好きです。
怖くて物悲しいお話になっています。
「老猫」は不気味で気持ち悪かったのですが、
そういう雰囲気がとてもリアルに感じられて、
なかなか凄いなぁと感じました。
「予期せぬ訪問者」「介護の鬼」「殺意のレシピ」は
かなりブラックです。
中には先が何となく読めてしまう、と言うか
凡庸かな?と思える物もありましたが、それぞれに
面白く読ませてくれるのではないかと思います。