紙の本
死を見つめる
2021/04/20 23:36
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投稿者:昼休み - この投稿者のレビュー一覧を見る
「死」や人間の「闇」がベースで、ちょっとミステリ要素もあり。
好きな話は、「コール」と「しんちゃんの自転車」。
しんみりと、切ない気持ちになるけど、身近な人の「死」がとても優しく、希望を持ってえがかれていた。
紙の本
人がこわい
2021/02/20 04:31
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投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
優霊物語といわれるジャンルはこわくなく、切ないけどクスッとできたり、あたたかかったり。哀しいけど和みます。
しかし、生きてる人間が醜い化け物に思えたり、ゾッとしたり顔を歪ませてしまうお話も入っていて非常にバランスがいいと思います。
優霊物語ってこの解説ではじめて知りました。
紙の本
怖いけど、短編集だから
2018/10/13 14:34
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投稿者:端ノ上ぬりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
1.お母さまのロシアのスープ
2.コール
3.押入れのちよ
4.老猫
5.殺意のレシピ
6.介護の鬼
7.予期せぬ訪問者
8.木下闇
9.しんちゃんの自転車
どれも面白いけど、短編なので消化不良気味。仕方ないけどね。「金魚姫」のアイディア集みたいな感じかなぁ。いずれも長編に化けそうで惜しい様な気がするのは私だけ?
紙の本
ちよちゃんはお化けだけど怖くない
2016/11/18 15:21
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投稿者:うさぎとかめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホラー短編集。
中でも『押入れのちよ』の話がよかった。
幽霊やお化けって怖いイメージだけど、ちよちゃんはそれを覆す。
カルパスが好きなちよちゃんはとてもかわいかった。
ちよちゃんたちの今後が気になってしまう。
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ブラックユーモアが光る短編集。
こういうジャンルはあまり読まないのでちょっと怖かったですが、ベタでにやりとさせてもらえます。
こういう悲喜劇って面白いです。この人の他の本も探してみようかな。
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まだ途中。表題作とはじめのだけ読んだ。ちよがとてもかわいい!! これ続編ないのか。続きあったら読みたいなー。
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久しぶりに贔屓作家以外を読みました。
ハードカバーの頃から気になりつつ、買うに至らず。
文庫化してよかった。
表題作他短編集ですね。
表題作と最初の作品は大好きです。
あたたかいものを読みたかったってのがありますが。
話の展開とかはありきたりでしょうね、ま、短編だし。
登場人物がどの話も魅力がないけれども、読みやすい。
「愛しの座敷わらし」も読んでみようかしら。
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荻原には珍しい短編集。ミステリアス?ホラー?ブラック?な話が続きます。コール、しんちゃんの自転車の幽霊モノは荻原らしい手法で「やっぱりうまいなぁ」と感心(お母さまのロシアのスープもこの部類か…)。でもやっぱり表題作が一番荻原らしい作品なんだろうな。
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哀しい短編集。
表題作「押入れのちよ」は
幽霊ちよの生い立ちがものすごい哀しい。
でもアパートの住人との交流はすごく暖かくて、
全然怖くない。
「しんちゃんの自転車」が一番好き。
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短編集になっていたんですね。
表紙にもしている通り、押入れのちよが一番読み応えがありました。
個人的には中途半端なところで終わってしまったので、
続きを出してくだされば絶対に買いたいと思う内容でした。
ほかにも短編集はありましたが……怖かったですw
幽霊よりも人間の行動が怖いと最近思うようになってきました(汗
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ほんのり、哀しくて ほんのり、暖かい 短編が詰まってます。
なんだか、今の気分によく合ったせいか、かなりココロにグッときました。。。
あ、追記です。 えと。。。短編集のため、↑のようなお話ばかりではありません・・・怖いお話も含んでます
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うんと前に「王様のブランチ」で紹介されてたの思い出して、読んでみた。「押入れのちよ」と「コール」は好き。あとはちょっと・・・
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僕にとって初めての荻原浩さん。短編集でした。
短編集って苦手な気がするのです。物語の始まりだけを示してぶつりと切れる。また次の話が始まる。
でもこれは一作一作が楽しく読めました。
特に好きな話を。
「おかあさまのロシアのスープ」
結構いろいろ考えさせられる。ああ、なるほど。って唸ってそれだけじゃなくて、そこからどうして?と考えられる話だった。
「老猫」
本当に怖かった。引き込まれる。
社会的要素が含まれているので現代小説らしいものになっている。よくよく考えて安易な話でも黒いユーモアと引き込み読ませるセンスがすごいなぁと思った。僕が単純なだけかもしれないけど。こんな短編なら好きです。
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この人の書かれる話が大好きなのです。
今回は「荻原流」ホラー短編集。表題作の「押入れのちよ」はアパートにとり憑いた女の子の話。少し怖いながら慣れればとても可愛らしく、主人公との会話の中で明かされていく真実は哀しく切ない。ほんわかながらも最後まで息が抜けない話。
最後に切ないどんでん返しがある「コール」、死んだ叔父が飼っていた猫に飲み込まれていく「老猫」、互いに殺意を抱く夫婦の、可笑しくも怖い食卓を描いた「殺意のレシピ」など、どの話も短編なのに読み応えがあって、流石だなぁと思う。ちなみに私が一番好きなのは「コール」。オススメです。
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ちよちゃん可愛い。
幽霊の出てくる話はいくつかしかないんだけども、
幽霊の恐ろしさみたいな、心霊的な恐怖はほとんどない。
むしろ、生きた人間の方がよっぽど怖く書かれてる気がする。