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みんなのレビュー51件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (24件)
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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
49 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

自分たちで選べること、選べないこと

2009/03/28 23:08

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 手に手をとって逃避行のはずが、大河のドジのせいもあり、スタートダッシュに失敗。けがの功名というべきか、文字通り頭を冷やされていったん冷静になった竜児は、連綿と続いていくであろう負の連鎖に思いをはせ、掛け違えられた初めのボタンに戻って、間違えた何かをやり直す決断をする。その結果得られるのは、とても現実的な選択。

 今回の影のMVPを選ぶならば、それは恋ヶ窪ゆり先生でしょう。今後30年続く予定の教師生命を賭けて、生徒を信じ守ろうとする姿は、教師の鑑といっても過言ではない、と思う。実は作品中で最も成長したのは彼女ではなかろうか。

 そして結末。たぶん、これからもっと苦労することはあるだろうけれど、それが自分で考え選びとった未来であるならば、後悔せずに突き進めるはず。

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紙の本

全てを受け入れる愛を知って同じ道を歩き始める2人

2009/03/07 11:07

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

何か憑きモノが落ちたかのような大河の穏やかな笑顔の表紙が本巻の、そして本シリーズの行方を示唆する感動の完結である。逃避行の最中で大河という存在の本当の意味を自覚した竜児の言動にまずは「よくやった!」。最初の挿絵からして早くもクライマックスの到来かと思わせる展開が重苦しくも心地よい。今回は前々巻から前巻にかけての出口の見えなかった重苦しくさではなく、目指す方向は決まっているのだが、その向かい方がまだよく分からないという感じなので比較的楽しみながら読み進められる。事実本巻は泣き笑いの振り幅がとても大きく、わんわん泣いたり大笑いしたりと読み手も忙しい。お互いの想いを確認した後は、亀裂の生じた泰子との和解という難関へ挑む訳だが、和解とはすなわち相互理解であり、そのために泰子が起こした行動から遡って過去に至るまでを受け入れる必要性を知る竜児。さらには自分の非力さを痛感し、周りを巻き込むことに苦悩もするが、それら全てを乗り越えようとする強い意志を見せ始める竜児の姿が一皮剥けたように変わっていく。答えの無いことを自分で模索し決断する、つまり大人になろうとしている、前巻から続く竜児の成長である。そして泰子との和解はまさしく劇的に訪れる。高須家のパートは、親子孫3世代それぞれの深い深い愛情が折り重なり絡み合う中に18年振りの再開が加味され、ほぼ全編で滂沱の山場となる。こうした愛で埋め尽くされた中で大河も変わる。周りを置き去りにするほど成長した竜児と、自分の想いに正直になった大河が眩しく、最後は目が無くなるほど細めて満面の笑顔を見せる大河の笑顔が大きな感動を呼ぶ大団円である。ああ、終わってしまった……という思いに浸りながらも、機会があればお互いが意識し合ったうえでの恥じらいバカップルな後日談を読みたいと思った。

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紙の本

亜美の描かれ方

2015/08/24 09:54

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ショイチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

アニメと原作とで一番違うのはエンディングもそうですが、川島亜美の描かれ方が大きく違います。アニメでは、亜美が竜児にほのかな恋心を抱いていることが、割と視聴者にストレートに伝わるように描かれていましたが、原作では単に恋心として片付けられない複雑な感情になっています。蚊帳の外って感じで後半はかわいそうでしたが…

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2009/03/07 00:19

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2009/03/06 18:38

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2009/03/11 02:28

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2009/03/11 02:34

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2009/03/18 07:28

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2009/03/20 02:42

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2009/03/23 19:46

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2009/03/30 00:00

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2009/04/11 19:41

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2009/07/01 09:13

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2009/05/14 00:23

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2009/07/02 02:34

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