紙の本
インド人に腹をたてながらもインドにひかれている
2012/01/03 04:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る
三十路の女がインドのデリーでくらした話. それ以前に旅行で行ったときのエピソードもはいっている. ひとりぐらしのはずだが,やはりインドではひとりだけではくらせないらしく,インド人の 「カレ」 もつくって,いろいろいたすけてもらっている. ウ○コがそこらじゅうにおちているというのに,それをふんだくつはすてるという 「潔癖」 な彼女,インド人の 「いいかげんさ」 に腹をたてながらも,インドにひかれている. この本の読者のなかにインドでくらすひとはすくないだろうが,インド人がカネモチの日本人から金品をせびりとる手口などは,おぼえておけば旅行者でもやくにたつかもしれない.
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インド在住の日本人女性が自らの経験を元にインド人の行動や考え方を分析したエッセイ。
非常に鋭い観察眼と同時にユーモアもあり、かなり笑える。
個人的にはインドは行ったことがないが、これを読んで、絶対に住みたくない、と思った。
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購入者:堀本(2010.1.12) 返却(2010.3.19)
「インドで暮らす著者がつづる爆笑エッセー」です。
私は絶対に住めないし、旅行さえムリですが、インドのとりこになる人の気持ちもなんとなくわかる気がします。かなり笑えます。
貸出:本浦(2011.9.14)返却(2011.9.20)
インドにはとても住めません。面白かったですが、私が現地に行けばイライラ、鳥肌の連発でしょう。
貸出:清水(2011.10.21) 返却(2011.10.31)
インドの本は、これで2冊目ですが体験談を読んでいると面白いです。実際、宗教等の考え方の違いで、日本人が行ったり、住んでみると大変そうだなと思います。
貸出:衛湖原2011.12.5 返却:2011.12.15
きれい好きな日本人が住むには、相当の覚悟が必要ですね。商売もそれでお金を稼いでいるのに、ハンパないファジィさは筋金入りです。
丸橋
考え方、文化の違う様子が面白く書かれている。旅行で行くのは間違いなく楽しそうだ。カルチャーショック受けすぎて死ぬかもしれないが、超いってみたい!
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デリーに住む作者から見たインド人の実態。インドを知っていると、うなずける話ばかりで、とても面白かった。
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インドで暮らしている著者のリポート。
インド人関係の本は結構読んだので、
『あ~これもそうかぁ~。』的な感じ。
やっぱりインドでは暮らせない。
そう思わせる一冊(笑)
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インド人の彼との生活。
日本にいては味わえないその大変なかずかず。
でも文化や生活の違いが肌で感じられるっていいですね。
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冬野花著「インド人の頭ん中」中経文庫(2009)
* デリーでは日本とは反対に、1階の家賃が最も高く、最上階が一番安い。なぜなら、真夏の気温は45度以上に達することもあり、そうなると屋上の部屋の室温は、地獄に匹敵するからである。
* 男尊女卑の文化が見え隠れするのがインドである。女性は「弱きもの、無力なもの」として扱われ大事にかくまわれるという面も併せ持っている。重い荷物を持つ、行列にならぶ、メンドクサイ買い物をする、荷造りをする、などは基本的に全部男の仕事とされている節がある。
* 誤解を恐れずに言えばインド人はガサツである。微妙な調整ができない。天井についている扇風機で、そよ風がほしいといっても中々思うようにならないのが現実である。3段階あるとしたら、その三段階は「強風」「さらに強風」「すごく強風」である。また、インド製のテレビを操作するときもそんな感じである。音量を調整するとき爆音から音量ボタンのマイナスを押すとまだ、大きすぎる、もう一回マイナスを押すと、ほぼ消音になってしまう、そんな感じだ。
* 水道管がつまったときなどは、水道管修理の人間がやってくる。基本彼らは下層労働者にあたる。長い竹を持ったおっちゃんがたいてい登場する。原始的な仕事の方法で、竹某をズコズコとかき回すだけである。だれでもできるような方法しか彼らには無いようだ。「さすがプロだね」といえる点は皆無で「さすがインドだね」といえる点だけが満載である。また、それでも解決しない場合は、下層労働者の特徴で、自分で考えることができない。「これじゃあ詰まりは取れないですぜ、だんな」と訴えるのみだ。「それなら、もっと長いのをもってこい」と指示をだすと、「あいあいさ~」といってどこかに消えていく。こういったやり取りがなされるのがインドである。また、これも共通の特徴で、なぜだか最初に道具を全部持ってこない。いちいちその都度取りに帰る。しかし、そうすると決まってしばらく戻ってこない。その間に昼寝したり、食事したりしてきている。うっかりそのまま夕方とかになったり、他の用事ができたり、行く気分でなくなったりしたらそのまま戻ってこない。あくまで、気分の赴くままに自分の都合で仕事をするのだ。
* 日本から持ち込んだ貴重な食材も、「常温保存」と書いてあるにもかかわらず、すべてが劣化してしまう。インドでは常温が「非常温」だからである。
* 昼間外出しても、吹いてくる風が熱い。吹くといっても、オートリリキシャなどに乗って走るので、風が吹き込む形になる。その風が熱い。ドライヤーに顔を近づけたような感覚で、風があたっている部分からは汗が出ない。まがった肘の風が当たらない部分では汗がにじんでいるのだが。要は熱風でそのまま乾いてしまうのだ。
* インドでは撤退した差別・区別がある反面、否定がない。何が何でもまぜこぜのままあるがままに放っておく。
* インドでは牛と同じように「ヒジュラー」は特別な聖なる存在として扱われている。ヒジュラーは何をしているかというと「お祝い事に呼ばれて踊ったり謳ったりしてお布施をもらう���「公共の場所に現れて人々に祝福を施して、お布施をもらう」などして、宗教的な儀式に関わっている。かれらがどのような人々かといえば、正しくは両性具有者である。最近ではあれをちょん切って性転換した人もまざっているようだ。サリーを着て、化粧をして、くにゃくにゃと歩いているが、良く見るとおっさんである。
* インドでは、肉屋で鳥を飼うとその場で鶏を絞める。暑いため、すぐに腐ってしまうのだ。そのため、この鶏肉は新鮮だとかいう、日本ではなかなか使わない話題が出てくる。
* インドの電車の壁には注意書きがあります。「煮炊きしないように!」って。日本では考えられない注意書きです。
* デリーに来ると理不尽なことが多い。しかしインド人相手に絶対してはならないことのひとつに「怒りとぶちまける」というのがある。インドではどんなに怒っていたとしてもその感情をそのままぶちまけた瞬間に負けとなる。
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インドが大好きでめちゃくちゃな人間たちに飽き飽きして
でもやっぱりインドという国と人を愛してやまない著者のインドの生活談。
書面から砂埃とスパイスの匂い立つ本は
「 インドってすげぇ・・」
とは思わずにはいられない内容に満ち、
少なからず読者にインドに行ってみたいと思わせます。
もともとインドに興味のあるぼくとしては
インドの魅力大幅UPの本となりました。
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12月にインドに初めて行くのでいろいろ読んでいる時に出会った一冊。やっぱりインドはすごい。(笑)カオス、とよくいわれるけど、やっぱりカオス。この手の本、他にも読んでみようかな。実際にどうなのか自分の目で見るのが楽しみ!
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イマイチインドの魅力よりも、大変そうなところばっかり書かれている感じがするが、そうなのかー、と、カルチャーショックを結構受けた。
もうちょっとエキゾチックなイベントとかについても読んでみたい。でも著者はガッツがあって、すごいと思う。私には無理だ。やっぱりインド旅行に行くまで、私には修行が必要だと思った。
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今回初めて仕事でインドに行くことになり、行きの飛行機の中で読みました。まぁオフィスでビジネスとして触れるインド人、インド文化とはちょっと違う話ではあるものの、面白く読みました。
オフィスへタクシーで向かう道すがら、景色やうごめく人々を見ながら、この裏側には筆者が描いているこんな文化や現実があるのかなぁと思いながら、見てました。
ビジネスも結局は人間が相手。相手の国の文化を少しでも知って話をすると、なんだか会話もすんなり進んで仕事もすんなり進むような気がしてます(気のせいかもしれませんが。笑)。
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インドに住む日本人女性のエッセイ。
「インドでは、神様は十分にポップなのだ」っていうのが印象的。
神様についての長い叙事詩が、子どもが喜ぶように今風の音楽にアレンジされていたりするんだって。
唱えられてなんぼなので、目的にかなっているそうです。
通勤の車や朝のタクシーで、CDやテープが流れていたりとか。
神様が、ポップ。
恋人がサンタクロース的な。
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インド人とお付き合いのある方は読んだほうが良いかもしれません。本当に日本人の感覚と大いに違うので、相互理解のために役に立つと思います。
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インドで生活している人ならではの珍事件がおもしろく書かれてます。
この本を読んで、インドに行きたくなりました。友人は行きたくなくなったそうですが笑
面白い本です。
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インド旅行中に読む。インド、インド人の特徴が少し知れた。セクハラが多いと書いてあったから、狭い路地を歩く時は勝手にドキドキしました(笑)