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この絵本が好き! 2009年版 みんなのレビュー

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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.4

評価内訳

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4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本

その本と出会う「タイミング」を教えてくれた本

2009/04/02 00:12

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る

書評のタイプが何通りあるのかを論じることはできないけれど、
少なくとも「この本がどういう本なのかを紹介する書評」と
「この本が「私にとって」どういう本だったのかを紹介する書評」の
2種類があるとしたら、これは明らかに後者です。

私が書くものは、ほとんどが後者なのかもしれませんが・・・。

この本がどういう本なのか紹介する立派な書評がすでにある場合、
安心して、「私にとって」どういう本だったのか語れます。

ということで、私のこの文章は、番外編のような位置づけとし、
まずは、まざあぐうすさんの書評からお読みください。

先日、『くまとやまねこ』の書評を投稿しましたが、
実は、「この出会い」を演出してくれたのが、
この『この絵本が好き! 2009年版』だったのです。

2008年は、死の学びがブームなのだろうかと思うほど、
本も映画もそのようなテーマのものが多かったように思います。

あるいは、私がその方向にアンテナが立っていたのでしょうか。

でも、このテーマの本は、出会うタイミングが大切で、
本の中の登場人物が、自分と同じ歩調で歩いているぐらいが
ちょうどいいです。

登場人物の方が先に悟ってしまうと
こちらがついていけなくなってしまうからです。

『くまとやまねこ』は、気になっていて、気になっていて、
立ち読みして泣いて、ずっと連れて帰れなかった本でした。

それを、もう大丈夫かなと思わせてくれたのが、この本だったのです。

国内絵本の第1位だった『くまとやまねこ』は、
この本の中で主役ですから、書評もインタビューもたくさん載っています。

それをすべて号泣しないで、味わうことができました。

どの本の書評もインタビューも魅力的で、
連れて帰りたくなる本がいっぱい出てきたのですが、
その中の筆頭として連れて帰りたいと思えたのです。

そして、この本の中で、また、私は、「死のテーマ」と出会いました。

鴻池守さんの書いた<追悼 キヨノ サチコ>
『ノンタン誕生の秘密とキヨノサチコさん』(p.64-65)です。

キヨノさん(作者)と鴻池さん(編集者)の出会いが、
ノンタンを生んだ経緯が描かれていて興味深いです。

ノンタンは、最初からネコだったのではなくて、
キツネがネコに化けて生まれたのですね。

最近、「本人が亡くなっても残るもの」、
「本人が亡くなっても持っていけるもの」についてよく考えます。

「書いたもの」は、「本人が亡くなっても残るもの」ですね。

本を通しての死の学びは、まだまだ当分続きそうです。

それにしても、この本は、ぱらぱらとめくるだけでも癒されます。

よい絵本は、表紙もステキなんだなぁと、
「ぱらぱらする」だけで実感できますよ。

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紙の本

2008年に刊行された絵本のガイドブック 絵本の今を知りたいあなたへ、また、絵本を深く広く味わいたいあなたへお薦めの一冊

2009/03/26 17:34

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まざあぐうす - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書は、「別冊太陽」の絵本シリーズの中で2003年度版から始まり今年で7年目を迎える毎年恒例の絵本ガイドブック。「2008年の絵本ベスト24(国内絵本11冊/海外翻訳絵本13冊)」の発表と「絵本好き107名のアンケート」の一挙掲載をメインとして、「今に生きる画家 初山滋と茂田井武」や「現代の絵本界を牽引する作家たち 五味太郎/エリック・カール」、「注目の絵本作家の大作品展 大道あや展/丸木スマ展」の特集の他、絵本に関するエッセイや読み物など、2008年に刊行された絵本の情報が満載されている。

 児童書の中でも特に絵本は新刊をリアルタイムで把握することが難しく、まして、その全てを書店で手にとって見ることが不可能なため、本書の「2008年に刊行されたおもな絵本約1200冊」のリストや2008年の絵本ベスト24冊のオールカラーによる紹介記事が大変貴重な存在に思える。また、アンケート「わたしのベスト絵本 2008年刊行国内絵本/海外翻訳絵本」は2008年に刊行された絵本の推薦文として信頼に値する。回答者が「絵本好き107名」とされているが、司書、絵本専門店関係者、教員、保育士、編集者、研究者など絵本に関わる専門家と理解してよいだろう。
 
 国内絵本1位は『くまとやまねこ』、海外翻訳絵本の1位は『てぶくろがいっぱい』。1位の絵本の翻訳者インタビュー記事の中で、『てぶくろがいっぱい』は、原書が刊行された1958年から50年の歳月を経て翻訳され、今の時代に受け入れられていることを知り、海外翻訳絵本は新刊のみならず古い絵本の翻訳にも良書発掘の可能性が秘められていることを感じた。2位以下は、本書を読んでからのお楽しみ。

 今江祥智や伊勢英子をはじめとする現在活躍中の絵本作家たちによるエッセイや海外絵本事情、注目の月刊絵本やキヨノサチコとターシャ・テューダーへの追悼記事、展覧会情報やワークショップ情報など、いずれも十分な読み応えがあったが、ワークショップ情報の中で、絵本を通して障害を抱えた方たちとの活動を続けている作家さん達の存在を知り、気持ちが明るくなった。絵本の新たな可能性や存在意義を知らされたような気がしたからだ。本書は絵本のあらゆる魅力に満ちている。絵本の今が知りたいあなたへ、また、絵本を深く広く味わいたいあなたへお薦めしたい一冊だ。

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2009/05/18 16:18

投稿元:ブクログ

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2009/10/31 14:36

投稿元:ブクログ

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