紙の本
人物叢書
2015/08/14 09:47
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投稿者:しましま - この投稿者のレビュー一覧を見る
能楽の大成者世阿弥の伝記。知名度に比して謎の多い人物とされているとおり、特に大発見があったわけではないので、生没年など不明な点が多いままだが、詳しい。芸論についても詳解。
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不二
幻
といった言葉が、深く考えさせられる本でした。。。とても、良かったです。
ただし、学者じゃない素人の僕には最後20ページだけでいいかな?。。。すいません。
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現時点までの研究史も踏まえた世阿弥の生涯を資料に基づき書かれた本書。最後に筆者の世阿弥の思想的背景を禅の「不二」へ収斂させ、本書を閉じている。そこへの反論はあるが、やはりそう主張するだけの客観的根拠としての資料も挙げており、大変益の多い本であった。
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「日本初の総合芸術家、世阿弥のメンタリティと正々堂々と斬りむすぶ。幽玄とは何だ?」 by 本郷 和人
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[ 内容 ]
室町時代の能作者。
少年時より才に秀で、観世大夫家を継いだ世阿弥は、現代に続く能楽を大成した。
その生涯は足利義満・義持・義教の三代に及ぶ波瀾に富むもので、晩年の佐渡配流の理由や禅宗信仰の内実などには未だ定説がない。
「夢幻能」と芸論に「不二思想」の影響を見、「秘すれば花」と言い切った独創的世界に迫り、新たな世阿弥像を描く。
[ 目次 ]
第1 世阿弥の初期
第2 世阿弥の中期
第3 世阿弥の後期
第4 世阿弥の作能
第5 世阿弥の芸論
第6 世阿弥と禅
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