シンデレラ・ティース みんなのレビュー

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投稿者：よんよん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「和菓子のアッコちゃん」から坂木司さんのファンに。
こちらの作品も、前向きになれるストーリーです。
そして、歯に関して少し勉強にもなりました^^
客の心理や真相を探っていく部分は「和菓子の〜」と似てますが、
主人公の恋の行方も気になったり、読んでいてやきもきしたり…
まるで主人公の日記を垣間みているような文体で、気楽に楽しめました。
次はこの主人公の友人編でもある「ホテルジューシー」を読む予定！

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投稿者：ぼぶ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

私は昔から、歯医者が怖い。だけどこの本を読んで、怖がってもいいんだっていうこと、そしてちゃんと不安を取り除こうとしてくれる先生たちがいるということを知って、少し安心した。歯科恐怖症なんて病気があることにもびっくり。
読み終えたところでやっぱり歯医者は怖いんだけど、ちょっとだけ気持ちがやわらいだ。

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投稿者：bbsf　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

単行本は2006年９月光文社刊…初出はジャーロ2005年春号～2006年春号で最終話は書き下ろし…季節ものなので夏になってから読んだほうが良かったか…近藤史恵「バ・マル」シリーズに良く似たテイスト…しゃべりすぎで打ち解けすぎの患者ばかり出てくる

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投稿者：紫月　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

『和菓子のアン』が面白かったので、二冊目の坂木作品を読むことにした。

本書はひょんなことから、苦手な歯科医院でアルバイトすることになった、女子大生の物語。

主人公・叶咲子は、幼い頃の思い出がしこりとなって、ちょっとした歯医者恐怖症だ。なにせ、歯科医師の手に光るものが銀色の凶器に見えたというから、彼女の恐怖は推して知るべし。

でも、母親の計略に引っかかって、ひと夏を叔父が勤務するデンタルクリニックの受付として働くことになった。

しかしこのクリニック。
患者をお客様とみなし、心地のいい治療を、と心がけているので、
『お大事に』
ではなく
『ありがとうございました』
だし、
診察券ではなく、メンバーズカードだ。インテリアはお洒落だし、パウダールーム、クロークルームも完備という至れり尽くせり。
こんな歯医者だったら、誰だって(女性は特に)行きやすいだろう。

しかも、働く人々が皆いい人ばかりと、夢のような職場。
...こんなところだったら、私だって働きたい！

職場の同僚はちょっと癖があるところが面白しい。歯科衛生士の歌子さんはセクシー系だし、春日さんはアニメ系の声の持ち主だったりする。また、歯科技工師の四谷さんは心が揺さぶられるとなんでも積み上げちゃう、という、変わった性癖の持ち主。

こんな風に居心地のいい職場で、お客様(患者さん)のちょっとした謎を解き明かす、といった設定は、『和菓子のアン』と同じ。
外見も違うようだけど、主人公の女の子の、素直なしっかりとした性格もよく似ている。

作者はこうした設定が好きなのかな。

しかし設定が似ているからといって、同じだということではない。
本書の謎ときには歯科医院ならではの知識が披露されているし、咲子の恋も始まる。

気軽に読める、ほのぼのとした筆致がたまらない。

あとがきによると、本書の姉妹編というべき物語が存在するらしい。作中で、咲子がメールのやり取りをしている友人、ヒロちゃんの話だ。ヒロちゃんは咲子とは性格がまるで違うから、どんな話になっているのか、ちょっと楽しみ。

調べてみると、書名は『ホテルジューシー』。
こちらも近いうちに読まなくちゃ。

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投稿者：chieeee　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

お仕事小説。今回は歯医者さん。自分も歯医者は本当に痛くなるまで我慢してしまうタイプ。歯科って何か内科とかよりも慎重になってしまいます。今回は少し恋愛要素もあるので読んでいて楽しかったです。坂木さんの小説の中ではなかなか悪い人が出てこないのも心穏やかに読めます。ずっとさわやか系やほんわか系ばかり読んでるとちょっと辛いのも読みたくなるんですが(笑)坂木さん作品でシリアスなのはあるのでしょうか…?もしあるなら読んでみたいです。

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

友人から勧められて読んだ１冊
私も主人公のサキと同じく歯医者苦手なので、別の意味でドキドキして読みました(笑)
とても大きな事件が起きるわけではないけれど、色々なわけあり患者さんがいて、それを解明（解決）しその人たちと係わってい。
その中で怖いだけだった歯医者の世界が違うものに変わっていくという物語
こういう話をさらりと読ませてくれる作者ですよね。

「ホテルジューシー」と一緒に読むと女子大生の夏休みが交差していて楽しいです。
（もちろん一緒に読まなくても問題ない作りになっております）

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投稿者：ぽんぽん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

歯医者さんで受付のバイトをすることになった女子大生。
苦手な歯医者さんだったはずが、気になる人ができたり、患者さんのこと、仕事のことを勉強したり、前向きでよかったです。
読みやすいです。

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投稿者：saya　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

坂木さんにしてはめずらしく恋愛もの。歯医者さんでバイトすることになった女の子のお話。職場の皆さんがそれぞれいい感じでした。

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投稿者：paguapgu　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

同作者の「和菓子のアン」好きな方にはお勧め。主人公の咲子はどことなく和菓子のアンの杏子に似ているし、歯科医院の個性豊かなメンツや日常の中の謎解きの様子などもオーバーラップするところが多々あり楽しい。歯科技工士の仕事の仕方などおかしな点も有るが、そこはご愛嬌。

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投稿者：赤色　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

私も歯医者は嫌いですが、主人公である咲子のように極度におびえたりすることはありません。なので咲子が異常に歯医者を怖がる描写を読んで、大げさな！！とか女々しいなとか色々思いました。

作品中で歯科治療恐怖症というものがあると知って本当か？と半信半疑だったのですが、検索してみると本当に出てきて驚きました。色々な病気があるのですね。

そんな歯科治療恐怖症である咲子が、母親の策略により叔父が勤める品川デンタルクリニックでひと夏のアルバイトをすることになり、その歯医者で患者さんが抱える問題などを歯科技工士である四谷さんが解決していくというお話です。そして、彼らに関わったことによって咲子自身にも小さな変化が起こり、ハッピーエンドに終わります。

第一印象はゆっくりしたお嬢様タイプと周りから思われがちですが、実際はゆっくりしているだけ（悪く言えばトロイ）と本人は自覚しています。でも咲子のようなタイプは要領が悪いようで、本当は凄く要領が良いんですよね・・・・いい子なのですが、時に腹が立つタイプです。私にとって・・・

作品自体は非常に読みやすく面白かったです。作中に出てる友達のヒロちゃんが主人公の方もぜひ読みたいと思います。

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投稿者：hid　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

先さんの作品は、どこか説教じみてるというか、
日常の中に大事なことがあるんだよ的な作品が多いと感じますが、
本作はお気楽な感じで良かったです。

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投稿者：eri　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

最初は完全に表紙にひかれて手に取ったのですが、面白かったです。歯医者さんを舞台にした日常の謎。ですが、歯医者さんのお仕事もとても魅力的に描かれており、親しみがわきました。