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警察小説の鬼才横山秀夫のデビュー作。
今でこそ超の付く売れっ子作家であるが、
この作品が本になるまでには執筆から15年の歳月を要したという。
自殺したはずの高校女教師は実は殺されていた…
という情報が時効1日前に警察に届く。
大急ぎで捜査。
容疑者と思われた当時の不良男子生徒3人組も
あっさり見つかり、
随分と素直に供述するのだが、
どうも核心が見えてこない…
「本格ミステリー」というのは現代の世の中では、
本当に作りにくいようで、
時には「?」がつくこともある。
執念としか言いようのない刑事たちの粘りで、
ようやく明かされる事件の核心。
いや、「あのこと」はどうなるの?
と
心の中で突っ込みを入れていたら、
突如それをフォローするような展開も。
そもそも供述という名で延々と続く回想シーン。
時間がないんだったら、
順序だてて話すのでなく、
結論から話させればいいじゃん。
ということもあった。
そういう点を差し引いても、
この作品は最近読んだ中でも
一番お奨めできる面白さだった。
難しいだろうなぁとは思いつつも、
きっちりと謎を提示し、解いていく
「本格推理小説」の読み応えは
そんじょそこらの作品とは訳が違う。
才能ある作家は、
デビュー作からして全然違うのだと思った。
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2009年5月1日読了。分厚いミステリーは普段よほど時間があるときでもないと手が出にくいのだが、横山作品の短編集を立て続けに4冊読んでその面白さは折り紙つきなので、迷いはなかった。これも他の作品と同様、先にドラマを見ていて、その完成度の高さが原作への興味にもつながった。事件の全貌も展開もドラマで知っていながら、原作の魅力が損なわれることなく、むしろインパクトの強いドラマの映像を思い浮かべながら読み進む楽しさがあった。
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感想はブログで。
http://takotakora.at.webry.info/201004/article_14.html
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15年前に自殺とされた女教師の死は、実は殺人?
時効1日前に、当時の事件を洗いなおすうちに~あれやこれや、という話。
殺人事件の直前に実行された、悪ガキ3人による、期末テスト盗み出し計画は関係が有るのか、ないのか。これを軸に話は進むんだけど、登場人物が多いのに特徴があるから分かりやすくて、綺麗にまとまってて、楽しい話ではないけど、面白い。
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夫「面白い。あっという間に話に引き込まれた。あなたが寝ずに読んでた気持ちがよく分かったよ」
妻「読み始めると手放せないよね〜。3億円事件と絡んでるのも興味ぶかいし、登場人物がそれぞれ疑わしくて最後まで展開が読みづらいのよね」
夫「そうだね。事件の全貌がなかなか把握できないよね。そして人間関係とか会話が絶妙だよね。高校生のときの三人や取調官とのやりとり」
妻「この本にはその後の横ちゃん小説のキーワードがいくつも見られるね。時効のトリックとか。横ちゃん好きにはおすすめ」
夫「最後のほうの詰め込んだ感は少ししつこいが、横ちゃんファンなら読まねばならない作品です」
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不良高校生3人が企てて実行したルパン作戦。
女性教師殺人事件。
三億円事件。
それらが絡んだとても重厚な作品。
伏線もしっかりしてて、読み応えばっちり。
推理小説で、かつ、警察小説の要素も濃いので、
警察の人たちの階級や名前が覚えられなくて困るけど・・・
女性教師殺人事件の時効前日から物語は始まります。
そう、24(twentyfour)です。
不良高校生たちの自白(回想シーン)。
それと、警察の推理。
この2つが語り手となって物語は展開していくのだが。。。
ホントに面白いです。
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時効直前の殺人事件の真実を、ルパン作戦から明らかにしていく経過が、予想つかない位目まぐるしく展開して楽しかった。
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15年前『自殺』とされていた事件の時効成立直前
垂れこみによる洗い直しに『3億円事件』が絡みマス。
いまの横山さん作品よりチョビっと粗いけど
そのぶんテンポが良くって
ワタクシ的にはこちらのが好みデス。
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一気読みしました!面白かったです !
自分の学生時代も思いだしながら…ちょっとノスタルジックな気分に。
後半の勢いは凄かったです。傑作!
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自殺として扱われてきた事件が実は他殺だった。時効まで残された時間は24時間。当時の関係者の視点で進むミステリ。
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はじめはタイトルに引かれて買いました。
いえ、別にルパンが好きとかでは無かったのですが、なじみのある「ルパン三世」が、どのように絡んでくるのか、ちょっと興味があったのです。
ちょっとネタバレしてしまうと、そんなには絡んできません。
それでもじゅうぶん引き込まれてしまった・・・。
すごい面白かったです。 映画化されないのは、もったいないという気がします。 テレビでは、やってましたけど。
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横山秀夫のデビュー作。
15年前の女性教師の自殺を、時効まで1日というところで、事件の再捜査が始まる。
事件の関係者、刑事たちの人間模様も丁寧に描かれている。
今の作品のテイストと一味違うのも、注目。
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刑事や鑑識の骨太さより、壮大な事件を書いている時点で異色作だと思う。実質的な第一作品だから当たり前だけど。他の小説を読んでからここへ戻ると、中途半端な印象が残る
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面白かった。ストーリーに厚みが読んでて飽きない。
最後はちょっと綺麗にまとまりすぎ?な気もしないでもないが、
べたな感動を味わえる。
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途中で犯人がわかってしまったものの、それでも最後まで一気に読めてしまう構成力の高さ。スゴイ。映像化されてるらしいが、見ようか否か勇気がいる。(大抵、見なければよかった、ということが多い。)