紙の本
あまり共感できない
2012/07/12 14:53
12人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GTO - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは例えて言うならば、合格体験記みたいなものである。一人ひとり個性や適性、能力が違うので、大学や高校の合格体験記があまり役に立たないのと同じように、参考にならない。あえて言えば、不合格体験記こそ参考になるのではないだろうか。大きな夢を抱きながらも、現在一介のサラリーマンとして生きている人とか、夢どころかしたいことも見つからず、それでもなんとか社会で活躍している人物とかこそ、知りたい。
全般的にいまの16歳が共感できる話ではない。人選が極端なのである。まるでかつての青年の主張である。学校(勉強)が嫌いで、我が儘なまでに我を通し、挫折しそうになりながらも成功した有名人たち、彼らが語る言葉が現在の普通の高校生の心に届くとは思えない。この本の16歳の彼らに迷いなどない。また、16歳の時、彼らはこの本を必要としただろうか。否である。そして、この本を読んで彼らを真似る若者が彼らのようになれるだろうか。これもまた否である。例えば、努力をすれば誰でもイチローになれるか?なれはしない。もっと言えば、イチローのように努力することはイチローにしかできない。だから、そのような天才の例は、ほとんどの人には参考にならないということだ。その意味では、李相日の項が最もよかった。
不合格体験記でなければ、普通の人を扱うことはできなかっただろうか。中学・高校で学ぶべきことを学び、大学へ進学し、就職し、企業の中で仕事をこなし、能力に応じた出世をした有名でない人物の人生でどうしていけないのか。好きなものに懸命に打ち込むことが唯一の道だというメッセージは危険である。多くの中高生の現実にそぐわないし、結果的に、格差社会を助長するか、わがままで能力のない大人を生み出すことになるからだ。
キャリア教育で大切なことは、やりたい仕事を見つけろと言うことではなく、自分にできる仕事が誰かがやらねばならない仕事であると気づかせることではないだろうか。そして、それがやりがいのある仕事なのだと。
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気になる人たちが16歳に向けてメッセージを発信しているのが本書。
アラフォーのボブが手にし、読み、妙に感動してしまったのも事実である。
面白い
信念というか芯がしっかりしている人の言葉は説得力がある。
陰なり陽なりの努力があるからか…
熱意と目標があるからなのか…
ボブにないものがそこにはある。
生の声で聴きたいと思った次第。
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なぜ勉強するのか、と言う疑問に様々な分野で活躍する人が答えている。
1とは違い、教授とかではないので勉強が好きじゃない、出来ていたわけじゃない人の言葉な分、
逆に説得力がある気もする。
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16歳の時に読みたかった!
勉強と仕事はどこでつながるのか。っていう問いに対する答えが
あんまり見つけられなかったから、★4つだけど
それぞれの道のプロの人生を垣間見れたので興味深かった。
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同書の第1弾に続く、第2弾。第1弾の国語や数学などの教養科目に特化せず、強いて言えば音楽、美術、図工などをメインに、より「勉強」と「仕事」をリンクさせた内容になっている。国語、数学などの教養科目を見直したい自分にとっては、第1弾と比べ若干求めるものがぶれた気がするが、「勉強」の大切さを語る上での説得力はあると思う。
綾戸智恵さんがテストで0点を取った時のお母様の言葉・・・、うちの母も同じことを言いかねないが、しかし、そこから逆に勉強しようという意欲を持ったところには、自分自信との違いを感じた。
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1作目のインパクトが強すぎたのか。
否、テーマが変化しているからだろう。
16歳の俺が読んだら説教にしか聞こえないね。
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マンガドラゴン桜の副教本第二巻。1巻目は、国語・数学など科目の人気講師が学ぶ楽しさや意味を語った本に対して、本書はジャズシンガー・経営者・研究者・エンジニア・映画監督・占い師が、それぞれの職業に絡めながら、学ぶことに意味を語っています。(2009.8.25)
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帯に「大人が読むと悔しくなる!!」とある。
ターゲットは16歳だものな・・・
その何倍も生きているわたしが読んだら、悔しいを通り越して
死にたくなってしまうかな?
サブタイトル「勉強と仕事はどこでつながっているのか」という
問いに、この本に取り上げられた6人、ジャズシンガーの綾戸智恵さん、
サイゼリアの正垣泰彦さん、渋滞学の西成活裕さん、ニッサンGT-Rの水野和敏さん、フラガール監督の李相日さん、占星術の鏡リュウジさんたちは、どう答えているのだろう。
最後の二人には学校時代にこれといった問題があったというエピソードは書かれていないが、最初の4人に共通しているのが、学校では困った生徒だったという事だ。しかし、綾戸さんは「好き!」で、正垣さんは「人望」で、西成さんは「大人に対する疑問」で、水野さんは「感性」をとっかかりとして、自分にしか作れない道を切り開いた。
勉強の仕方は人それぞれだということが分かる。
しかし、この方たちの学校時代の困った生徒ぶりを知ると、やはりどの方も
ただ者ではない事がわかる。枠にはまれ(ら)なかったという事自体が、すごいエネルギーの証ではないか。
遠い昔、いわゆる優等生を演じてしまったわたしとしては、落ち込む。
彼らのような生き方はまぶしくて、やはり「悔しい!!」
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16歳。悶々と、自分というものについて悩む時期。
そこで、尊敬できる大人に出会えるか、出会えないかはその後の人生に大きく影響すると思う。
この本に出てくるのは、そんな貴重な〝尊敬できる大人”になりえる人々。16歳が出会うのに、素晴らしい人々だと思う。
私自身も心にぐっとくる考えや言葉があった。
ちなみに、「勉強」と「仕事」はどこでつながるのか、の答えは・・・16歳たちは納得できないかもしれないというのが率直な感想。
でも、少なくとも「自分でどうにかしないといけないんだ」という気持ちにはなると思う。
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1巻はなぜ勉強するかだったけど、
2巻は「勉強」と「仕事」の繋がり。
最初のうちは、勉強が嫌いな破天荒な人達が、
こだわった一つの事を突き詰めていくうちに、
仕事に結びついた感じで、「普通とは違う」感じが強い。
後半は、普通の人生だったけど、なんだかんだで、
勉強してたことが役に立ったな的な話が中心で、
いわゆる「普通」側の人間がとっつきやすい内容だった。
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1巻と違い、各分野で活躍している人たちの自伝に近いかな。読みながらうんうん、うなずくこと仕切り。なんとしても子どもたちに読ませたい、けど…親が勧める本を読む確立はものすごく低い。けれど、出会ってほしいなぁ。この本に。
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前作は指導する側から仕事をみた内容だったが,今作は仕事をする側から見て勉強がどのように役立つのかを書いている.ジャズピアニストや映画監督など特殊な専門的職業よりも,車業界など(より現実に近い内容)の方が読むべきところ.
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一発目の綾戸知恵さんのお話から猛烈に刺激的です!心のドアを開けるという表現がステキ。勇気をもらえます。
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ジャズシンガーの綾戸さんの章を立ち読みして、不覚にも感動してうるうるきてしまい、購入しました。
「人生って、大事なドアは自分の手で開けなきゃいけないの」
当たり前のことだけど、なんだか勇気づけられました。
他人の親を羨ましいと思うこともあるけれど、それは違うんだなと思った。自分が変わらなきゃいけない。
そいて、好きなことが仕事にならなくても、一生「好き」は続けていくべき!って言葉にドキッとさせられた。ミュージシャンになれなかったら、すっぱり音楽を辞めるだなんておかしいもんね。本当に好きだったら。
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これはおすすめ!
人から借りたものなのに、自分用にもう一冊購入してしまったくらい。
立場も仕事も違う大人たちの意見はしっくりと心になじんでいく。
あやとさんと水野さんの章が特におすすめ☆