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1984年に刊行された同名の書籍の文庫化。
一般の人たちの戦争体験が綴られています。
小さな子供を抱えたお母さん、フィリピンで戦った兵士、召集令状の配達人、手榴弾作りに動員された学生など、彼らのリアルな言葉が胸に突き刺さります。
この体験談を語ってくれた人たちは、もうほとんどご高齢のはず。または亡くなられている可能性が高い。綺麗な言葉や飾られた言葉で戦争反対を訴えるより、このような方たちの等身大の言葉がリアルな情景を語るほうが、より訴える力が強い。
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太平洋戦争の体験記。
評価の対象にはできない。
まったく想像できない情景。
この時代でも、世界では同じようなことを繰り返しているんだと思うと、何とも言えない。
子どもたちまでそんな状況に巻き込まれているなんて。
特に、読んでて苦しくなったのは、召集令状を届ける父親の話だった。
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太平洋戦争関連の書籍はいくつか読んできましたが、
一冊にこれほど幅広い立場の方々の戦争体験をまとめたものはなかったように感じます。
本自体は薄く、字の大きさもも適度なので、ぜひ子どもたちに読ませたい作品です。
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あなたは第二次大戦について、何を知っていますか。両腕を失った学生、戦火の中で立ち尽くす少女、子を探す父。壮絶な記憶は、今、ひっそりと忘れ去られようとしています。あの時、戦地で、そして内地で、日本人は何を経験し、どう生き延びたのか。全国各地から、語り継がれるべき体験者の声が寄せられました。これは、教科書には書かれることのない、一般市民たちの真実の記録です。