害虫の科学的退治法 大嫌いなゴキブリ、カ、ハエ、ムカデなどをわが家から追いだす方法は？ みんなのレビュー

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投稿者：meitetsu　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

害虫について知っておくべきこと、具体的な対策・退治方法が要点を押さえてわかりやすく書かれています。いろいろな体験談やマンガがおもしろいです。

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投稿者：銀の皿　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　嫌な害虫に出会う機会が多くなる季節に突入しました。さて、今年はどうやって退治しましょうか。本書はゴキブリを中心に、害虫退治の方法を楽しく、実践的に解説しています。生息場所や増え方などの生態、殺虫剤の違いと、科学的説明は多いですが実例や漫画がとてもわかりやすくて楽しいです。ただ、「体験談」がこれでもかというほど多いので、嫌いな方は心してお読みください。

　ダニは殺虫剤で殺すよりも洗濯・掃除が一番（フンなどのアレルギーの原因は殺虫剤では減らない）とか、穀物を食べる虫は最近では植物性緩衝材（トウモロコシで作ったふわふわの詰め物）も食べるので、食料でなくても保管には注意など、ちょっと気がつかないようなところも書いてあります。実践的なチェックリストもあって、なかなか役に立ちそうです。
　殺虫剤で一気にすっきりさせられればいいですが、薬物でこちらが影響を受けるのも心配ですよね。食べ物と住処をなくせばいなくなる。だから究極の対処は「きれいがいちばん」というのもあたり前のようですが正しい説明だと思います。

　各章の間に「恐怖の害虫体験」というのがあります。Webでリサーチした体験談をまとめたものだそうですが、１００以上もある「たくさんいた」とか「落ちてきた」話は、もうこれだけで「夏のオススメ、涼しくなる読み物」になりそう。それぞれに「虫嫌い編集長」の一言コメントがついていますが、この数になるとこれも画一化してしまいがち。もう少し駆除の分析につながる「科学的解説」を増やせばいいのに、と思いましたが、そうすると「面白さ」は減るでしょうか。
　かえって「怖いもの見たさ」で読む、という読みかたもありかもしれません。

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投稿者：melon　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

全部で206頁あるが、体験談が多く掲載されているため、実際に害虫退治の方法論などが記載されている量はわずかである。正直体験談が多すぎて、重要箇所がわかりにくくなっていると思う。
害虫駆除の方法には、即効性があるが目標に命中させねばならないスプレー型、遅効性だが糞や死体を介する二次効果に期待できる毒エサ型、即効性で直接の命中は不要であるが使用するための作業が大変な煙型、設置するだけのトラップ型がある。これらを組み合わせて使用する。本書は毒エサ型を推しているが、個人的に気になるのは、外部から害虫を呼ばないのかということだ。その心配がないのならばデメリットのない方法となるが、エサを家に置いておくとおびき寄せてしまうのではないかと思ってしまう。そうした点に触れられていないのが残念だ。またスプレー型なども、成分の解説などは詳細にされていない。体験談よりもそういったところを詳しく書いてほしかった。