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作者がネット上で募られた
十代の少年少女の悩みに対して
まっすぐと向かい合い、メッセージを返した対話集。
これまで様々な学校内の教師生徒の問題や、
家庭内の親子兄弟の問題をとりあげた作品を
多く世に出し、反響を得てきた重松さんだからこそ
できた芸当かなーという感じ。
傍から呼んでいて微笑ましいと思える
悩みもあれば、大人子供がどうこうじゃない
重い悩みもある。
それらの「みんなのなやみ」に対して
やわらかく、丁寧に、でもはっきりと
答え(意見)を返していた。
言葉って使い方次第で
こういう前向きな気持ちを
他人に与えられるんだなー。
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お、流星ワゴンを書いたひとだ、どれどれ・・・。と、軽い気持ちで読み始めたのですが・・・悩みの内容が重いです。全部は読めないかも。
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教育に携わろうとする者にとって、考えさせられることが多い。
教育学部出身の筆者だけに、参考になる。
自分なりに回答を考えながら読んだが、「こういう考えもあるのか」というものもあった。
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でも、ぼくは思うのです。人間とは「なやんでしまう動物」ではないか、と。たとえ一つのなやみをうまく解決して消し去ってしまっても、すっきりしたはずの胸の奥では、また新たななやみのタネが芽吹いている。その繰り返しこそが、いきることではないでしょうか。
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お米は苗床で育て田植えをする。苗床でへなちょこでも田植えしたとたんシャンとする苗もあれば、苗床で威張っていても田んぼでがんばりがきかないのもある
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25歳の私が読んでも、気付かされる事が多いです。
難しく考えてしまうけど、簡単な事なんだなって。
障害者の妹を持つ相談者に対しての答えを読んで、重松さんって本当にいい人なんだなと思いました。
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小学生から高校生が抱えるいろいろな悩みについて,著者が対話形式で真剣に答えていく。このころって,友だちのこと,好きな人のこと,家族のこと,将来のこと,そして,自分自身のこと,いろんなことが気になって,でも自分ではどうしようもなかったりして・・・というのを思い出しながら読んだ。
自分も多感な頃があったもんだと思ったし,なにより,著者が明確な答えを出さずに,あくまでも「あなたが決めること」というスタンスで問に答えていたのが,押し付けがましくなくって,謙虚で良かった。
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(「BOOK」データベースより)
付き合うって、どういうこと?親友がいじめられてる。うちの親は過保護なんです!障害を抱えた妹の将来は。リスカがやめられない―家族や学校のなかで誰もが感じる疑問から、人には言えない深刻な相談まで。絶対的な正解は出せないけど、少しでも楽になってほしいから、シゲマツさんが一緒に考え、真剣に回答します。おとなも必読、なやみとともに生きるコツを教えてくれる。
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重松さん、疾走は恐ろしいものだったけれど、この小学生高学年以上の子供たちの悩みに答える文章の優しく、温かみのあること!育児書と言えば赤ちゃんのものしかなく、思春期に差し掛かる難しい子どものものはそうないけれど、この重松さんの考え方は大変参考になる。
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重松氏の名前を見つけると すぐに本を買ってしまいます。
この本は小説ではなく、10代を中心に悩みを募ったものに、重松氏が感想や考え方を綴ったものです。
おそらく重松氏が一番したかった仕事ではないかと思います。
この本にも書かれていますが、なにかにぶつかった時、問題に対して解決する方向に努力することが大事だと、この歳になってやっと気がつきました。
思春期の子供たちやその親の方にも もし悩みがあるようなら是非読んでもらいたい本でした。
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小、中、高校生から受けた質問に重松さんが答える。
一つの質問に数ページ。
やっぱりすごい人です、重松さんは。
考え方が柔軟で、幅があって、力強くて、やさしい。
常識や誰かの言葉を借りることは簡単だけど、自分の本当の気持ちを伝えることってすごく難しい。自分の言葉だとなおさら。
心を傷つける凶器でなく、あっためる毛布のような言葉を身につけたい。
そのために、この本はとても参考になると思います。
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学校のこと、家族のこと、恋のこと・・・思春期を懸命に生きる10代の「なやみ」を、『疾走』や『流星ワゴン』等でおなじみの重松清さんが真摯に受け止め、「そのなやみと、どう向き合っていけば良いか」を一緒に考えてくれるQA形式の対話集。
当時私もこうゆうことで悩んでたなぁと思ったり、未だに10代と似たような悩みを抱えていることに気づかされたり(苦笑)、様々な発見が出来る1冊です。
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こどものころには
いろんな事で悩んでたけど
そういうことは結構忘れていってしまうだな。
現代っ子は私たちの頃とは
違った悩みもあって大変だ。
重松氏の言葉はわかりやすいです。
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とんびで興味を持ったので、重松清さんの著書を手にとりました。
子供は母親に100%を求めている。
子供の日常をこまごま知ろうとするな、子供をわかろうとしようなど、思春期の子供を育てる私には多くの気づきをもらった。長女にも読ませたいが、親から勧められて素直に読む子ではない。(自分もそうでしたからよくわかります。)
子供むけに書かれていますが、大人が読んでもとてもに参考になる良書です。
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重松さんが大好きになった一作!この作品を読んでから私の理想の男性像(恋人や父親)は重松清さん!即答するくらい。(実際彼の2人の娘さんはどうだか…w)作品としてはラジオを聞いている感覚でゆったりと読み進めました。みんな本当に色んな悩みや問題を抱えているんだなぁ…としみじみ。私自身も中学生なので、お便りの学生さんたちとそれに答える重松さんと、両方の意見や考えに共感しました。私がこの本を知ったきっかけは悩んでいる私に担任の先生が貸してくれたから。とてもお世話になってて。そうやってこの作品に出会えて、とても嬉しいです。重松さん、そして先生にありがとう(^^)この本はどんな人にでも読んで欲しいし、何度も読み親しみたい大好きで大切な作品です。