紙の本
あまりの壮大過ぎて、どう理屈をつけていいのかわからない
2009/11/23 18:28
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
その昔、石ノ森章太郎の『マンガ家入門』だったかで、雑誌連載の時には連載の1回ずつに見せ場がなくてはいけなくて、特に最後は続きを読ませたいという気持ちにさせるような終わり方をしなくてはならないというようなことを読んだように思う。そんなことをこの第2巻を読んで思い出してしまった。
以前からその傾向はあって、それが時に批判的にも言われているのだけれど、浦沢直樹の作品は基本的に雑誌連載をベースにしているので、1話ごとに見せ場や決めのコマなどがある。それが大きな物語全体として伏線になったり、サイドストーリーになったりするのだから、そのような物語を作り出し描くことができる浦沢直樹はやっぱりすごいと思う。
だけど、いくらなんでもこれはないでしょう。
1冊の中に、敢えて言えば4つも物語を詰め込んでしまっているのだ。
どこまで書くとネタバレになるのかわからないので、帯にある文章をそのままのせると、その4つの物語がある程度わかるだろうか。
六十年前、戦後最大の闇の中を跋扈し、
二千年前、救世主と信じられた男の運命を紡ぐ……。
そして五十年前のニューヨークでは、恋人たちに光をもたらす……。
はたして謎の漫画・ビリーバットの正体は!?
人類にとって、その存在の理由は!?
そうか、これだけ読むと4番目の物語が何かわからないか。
4番目は何と戦国時代なんだな、これが。
もちろん、浦沢マンガなので、これらはすべて伏線であるだろうとは思うけれど、どうやって収拾していくのか今から心配になってしまう。
まあ、そんな心配も杞憂なんでしょうけれど。
紙の本
人と共にある存在
2010/02/24 11:49
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ケヴィンを歴史の闇に引きずり込んだコウモリは、二千年前にも現れていた。神の似姿を語り、一人の男を密告へと導く。かと思えば、五十年前のニューヨークでは、時代に引き離された花嫁と花婿を再開させる。そして、四百年以上前の日本にも。
コウモリの導く未来はいずこに向かう?
ストーリーの断片が続く第二巻。
紙の本
下山事件
2018/05/21 18:04
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれあり。
下山事件は描くならちゃんと描いてほしかったなぁ。
別に事件の真相そのものはストーリーに関係ないってことか。
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2巻にして風呂敷を広げすぎていてドキドキします。
完結しますか?
全部クリアにして終わってくれますか?
どうも責任を取ってくれない気がします。
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一体どこまでこの物語の構想は練り尽くされているのだろう。
まだまだ伏線の広がりは留まるところを知らず、遂にはキリスト教まで出てきた。
面白すぎて、この漫画に描かれている様々な事象を調べ尽して味わいを深めたい。
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帯表
それは歴史の“闇”と“光”を“紡ぐ”コウモリ-!!
六十年前、戦後最大の闇の中を跋扈し、二千年前、救世主と信じられた男の運命を紡ぐ・・・。
そして五十年前のニューヨークでは、恋人たちに光をもたらす・・・。
はたして謎の漫画・ビリーバットの正体は!?
人類にとって、その存在の理由は!?
帯裏
二千年前、どこだか分からない場所。
重荷を背負い、裸足で歩く男がいた。
興奮する群衆から石つぶてを投げつけられ、血にまみれたその姿は一人の少年の目を釘付けにした-
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今この時代に下山事件・・・と驚いていたら、アメリカ公民権運動に、ユダの裏切りに、伊賀の里に・・・・
時代も空間も飛び越えた、この話の広がり具合いったら。今後がますます楽しみに。
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あれ?あれれ?
なんかよくわからない展開になってきたぞ??
ストーリーがあっちこっちに飛びすぎてついていけず。これからどうなっていくのか全く読めない。
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話にちょっと無理があるような感じ。なんか、暴走しているような展開。キリストの話のとこで、おい、ちょっと待ってよ、とつい口に出してしまったくらい。
でもこの人たちの漫画は長めに見ないといけないから読み続けます。ただし、これ4巻あたりで収拾がつかないと少しまずいんじゃないかなぁ。
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いい伏線の張り巡らせ方。さすがは浦沢さんだなって思う。あっちこっちにトラップが散りばめられている感じがプンプンする。お得意な感じだからね、こういうのは昔から。そういう部分は本当に天才的。(09/12/30)
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下山事件、アメリカ公民権運動、ユダの裏切りに、伊賀の里・・・
いろんな話が出てきて、ぼーっとしては読めない
どんな展開が待っているのか・・・
まだよくわからない
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前巻の終わりで、こんなに話を広げて大丈夫なんだろうか、と思ったのですが、この巻ではもっと広げ放題!! で、これってアリかい??という反則ワザまで登場して、面白くなってきましたよ、これは!!1巻を読み返してみると、2巻に向けての伏線が多々あったんですね。次の巻でもまだまだ広げそうな気がするんだけど、どうなんでしょう。長く丁寧に続けてほしいです。(#^.^#)ネタばれ入ります。劇中漫画のキャラクターであるビリーバットが実際に出てきちゃうなんて、びっくり。奥行きのない、いかにも二次元なんですよ、という描かれ方が気持ち悪くて、面白くて。占領軍時代の日本かと思えば、ゴルゴダの丘を登るキリスト、戦国時代の忍者。モモチという苗字がキーワードになりそう。それに、ユダも。浦沢先生によれば、キリストは真の救世主ではなかったようですね。白と黒のビリーバットの陰謀だった???全く新しい漫画が登場したことに、かなりワクワクしています。
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1~2巻と一気に読んだ。
うーん、恐ろしく話があちこちに飛んで・・・
荒唐無稽過ぎて(私には)楽しめなかった『二十世紀少年』と同じようなにおいがしてきたなぁ。
この後も買い続けていいのか・・・とか言いながら買ってしまいそうですけど(笑)。
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光瀬龍の「百億の昼の千億の夜」を思わせる超越者の計画の話。
イエズスとユダ、ケネディのパレードのエピソードなど、時代を超えて現れるビリーバット。
とても面白いです。
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六十年前、戦後最大の闇の中を跋扈し、二千年前、救世主と信じられた男の運命を紡ぐ……。そして五十年前のニューヨークでは、恋人たちに光をもたらす……。はたして謎の漫画ビリーバットの正体は!?人類にとって、その存在の理由は!?それは歴史の“闇”と“光”を“紡ぐ”コウモリーーー!!(帯より)
戦後の日本、二千年前のイスラエル、アメリカ…それらに共通する「コウモリ」の絵。物語の舞台がコロコロ変わりつつも、謎は深まっていくばかりです。続きが気になります。