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掌編集。一つ一つは短すぎて。
表現力に乏しい私には、何が面白いのか説明できないのだけど...何か面白い。若い頃には理解どころか、感じる事もできなかっただろうけど。
描写が綺麗なのかな?言葉のセレクトが好みかな。
登場人物の多様さは魅力。全くドンピシャと共感するわけでも無いし、憧れるほど素敵なわけでもないんだけど。だからこそのリアルかなあ。
しかし、こういう本って男の人でも面白く読めるんだろうか?
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短編集。さらりとしていて、体調が良い時、というか、気持ちに余裕がある時でなければ読み流してしまう。
あとでもう一度。
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「ほんとはね、あんな男それほど好きじゃなかった」
「好きじゃないのにどうして好きなつもりになってたの」
「むこうがこちらのこと好きになってくれないから」
「ばかばかしい」
「ばかばかしいけどほんとだもん」
「不幸な恋愛」が終わったばかりのハヅキさんとわたし。したたかに酔っ払って気がつくと、ラブホテルのベッドの上。
きちんとコートを着たまま、ってとこが川上さんらしいなぁ。
いいなって話と、んー?って話が入り交じったエッセイ風の短編集。
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10ページ程度の短い話をよせあつめた一冊。
雑誌に一話掲載されているのを読むなら楽しめる気がするけど、
こうも似たようなものを並べられると食傷気味。
川上弘美さんが大して好きじゃないからか、読んでて心地よくもなく、ただ中途半端なブツ切れ感が残った。
『ストライク』と『グッピー』が中でもよかった、気がする。
相性良くないかな。
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シュートショートが25話。
エッセイのような短い話がブツッと終わる感じに最初は馴染めなかったけど、1冊読み終えるころにはこういうのも悪くないなと思うようになっていた。
言葉の選び方が上手い作家さんだなぁと思った。
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エッセイとも小説ともつかないもの
だそうな。
小説ならいいけど
エッセイだったら結構重い。
短いけど重い。
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表題とは関係ないし、全体の物語を読んでそう思ったわけではないことを前提に。
ふと、どれかの物語を読んでいて、個人的な今の欲求が満たされたあとの世界にトリップした。
こういうことをさせてくれる空気感をもつ小説というのは、すごいと思う。
ただ何事もない暮らしを生きていくなんて、私に可能なのだろうか。本当に、おだやかなのだろうか。
やわらかい空虚と、静かな不安。
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この人の描くヒロイン達は、みんなとても魅力的。
ドライ過ぎず、ウェット過ぎず、周りとの距離感が絶妙。
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この作品を読むと、川上弘美さんは掌編小説の名手でもあるのだなと思う。彼女がこの分野において殊に巧みなのは、個々の小説が、直接には書かれていない時間と空間とを内包し、遥かな拡がりを持っていることだ。例えば「ストライク」は、わずか8頁しかないのだが、猫のミーを媒介に2人が暮らした5年間がその回想の中に浮かび上がってくる。表題作の「ハヅキさんのこと」にしても、15年前のハヅキさんと「わたし」、そして現在時の「わたし」とハヅキさんを一気に現出させて見せるのだから。解説の柴田元幸は、そこに死の影までを見るのである。
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恋愛、出会い、再会をテーマにした掌編小説集
日常の一部を切り取ったようなお話しが多い
最近はこんな感じの本を読んでいなかったので、随分と新鮮に感じた
久しぶりに江國香織を読みたい感じ
さて、数々のタイトルの中で、個人的に好きなのは「グッピー」
失恋した際に、泣けるお話しを求めるけど
「泣ける」と言われているお話しの恋愛は大抵恵まれた恋愛をしていると言うのは同感
本人たちにとっては悲劇なのかもしれないけど、周りからみた評価はまったく別だよな~ と思ってしまった
他にも表題作もなかなかよい
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もうちょっと続きが読みたいと思わせる短編集。
登場人物は若い人も年配の人も。
不思議な人、不思議な関係の人。
もう会わない(会えない)人。
人との繋がりの儚さ、別れの切なさ、またはすっきり感。
静かに描かれる。
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最近、定期的に川上弘美を読みたくなる。この作品は表紙のようにシンプルな短編集である。シンプルだけど、奥が深い。そんな作品ばかり。年齢の違う登場人物達だが、みんな掴みどころがない人ばかり。どの作品も味わい深い。
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今は短編という気分じゃないかな・・・・という点で☆2つ。
さりげない日常のひとコマ。本当にさりげない。
ひとつひとつ掘り下げて中編小説にも出来るのに、しなかったのは大盤振る舞い。
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短編集は良く読むがこれほど短い話が集まった本も珍しい。それくらい1編1編が短い。1つ辺りの話の長さがページで4枚以下のものばかりだった。それでもしっかりとインパクトのある話が描けている事に驚いた
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短編集。現実なのにどこか不思議な感覚もあって、でも静かに話は進んでいく、著者のそんな雰囲気が好きです。恋愛話もあったり、日常のさりげない話だったり、今回は人とのつながりが多かった気もします。表題作の「ハヅキさんのこと」が印象的でした。