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フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略 みんなのレビュー

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みんなのレビュー528件

みんなの評価4.0

評価内訳

525 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

「無料の経済」に今後の何か重要なヒントが感じられる

2010/05/27 14:29

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YO-SHI - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「<無料>からお金を生み出す」といっても、錬金術まがいの怪しげな本ではない。「ラクして儲けよう」というお気楽な本でもない。念のため。

 "There is no such thing as a free lunch."という言葉をご存知だろうか?普通に「タダのランチなんてものはない」と訳せばいいのだが、「タダのものには裏がある(から気をつけろ)」という格言でもあり、「タダのように見えてもどこかで対価を払っているのだ」という経済用語でもあるらしい。いずれにしても「Free(無料)」という価格には懐疑的な目が向けられている。
 そして本書は、タイトルの通りこの「無料」を正面から考察したものだ。結論から言えば「無料」をベースにしたビジネスモデルが、極めて控えめに見積もって現在世界で3000億ドル、今後はさらに急拡大する、というのだ。もちろん「無料」がどんなに積み重なっても1ドルにもならない。そこには、経済用語としての上の英文が示すようなカラクリがある。

 例えば「ゼロ円ケータイ」。本体は「無料」だけれど通信費等としてその費用を負担している。例えば「Google」。検索以外にもメール、ドキュメント、画像加工ソフトなど多くのサービスを「無料」で提供しているが、広告費やデータ提供で莫大な利益をあげている。例えば「ソフトの体験版」。機能や期限を制限したものを「無料」で提供し、有料版の購入を促すビジネスモデルだ。
 どれも既にありふれたもので、今さら「カラクリ」なんて秘密めいた言い方をしなくても良いようなものだ。しかし本書には「音楽CDがタダになる」「大学の授業がタダになる」「航空料金がタダになる」「車がタダになる」..というコラムが未来予想ではなく実際の事例としていくつも載っている。こうなると「ありふれた」とは言えない。
 また著者は、最後の「ソフトの体験版」モデルを「フリーミアム(Free、無料)+(Premium、割増)」と名付けて重要視している。実際、本書自体が発売に先立って、先着1万人に全編を無料公開するという実験がされている。現在(2010年3月14日11:00am)Amazonの本ランキング8位、実験の結果は上々だったようだ。

 著者はこの「無料の経済」について「これまではキチンと研究されてこなかった」と言う。それは「無料」を伝統的な経済学が捉えられなかったからだ。本書でも言及されているダン・アリエリーの著書「予想どおりに不合理」で、「無料」が持つ力が実験で証明されているが、これには行動経済学という分野の成立まで待たなくてはならなかった。
 また「ネットの発達で様相がガラリと変わっている」とも言う。著者は「ビット経済」と呼んでいるが、商品がデータ(ビット)化されると、再生産と流通のコストが事実上ゼロになる。従来型商品では無料サンプルもコストがかかるので配る数には制限があった。しかし「ビット商品」なら無制限に配布できる。
 「ビット商品」には負の面もある。海賊版も無制限に配布できる、ということだ。これへの対抗策としてコメディユニットのモンティ・パイソンのメンバーが、YOUTUBE上の大量の著作権侵害に打ち勝った方法が紹介されている。
 本の冒頭のプロローグにこの話は載っていて、「無料の経済」に今後の何か重要なヒントがあることが感じられ、続きが読みたくなる。もしかしたらこれも、「無料(立ち読み)」+「割増(本の購入)」という「フリーミアム」モデルなのかもしれない。

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紙の本

ビーケーワンでレビューを書く身として感じ入った箇所がある

2010/04/29 14:03

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る


 ワイアード誌の編集長がネット経済の進展によってフリー=無料の経済がどう展開していくかについて論じた書。先月のNHK「週刊ブックレビュー」で紹介されていたので、読んでみました。

 前半は目新しさに欠けて退屈な読書になったというのが率直な感想です。
 フリー経済の歴史を振り返ってみて、例えばセカンドライフを運営するリンデン・ラボ社がいかにして利益をあげているかを述べた箇所などは、今さらの感が強く、中途で読書をやめようかと思ったほどです。

 しかし後半、本書は一見フリーに見える経済活動が別の手段で利潤を獲得するスキームを巧妙に持っているという現状を見せてくれる一方、実はフリー経済はその過程で私たちが必ずしも金銭的な報酬を受け取るためだけに人生を営んでいるわけではないことを垣間見せてくれるようになると俄然興味が増していきました。
 著者は行為を無償で提供しあう経済活動の存在に触れ、それを贈与経済という言葉のもとに解説しています。一過性でとらえどころのない贈与経済ですが、星の数ほど現れたブロガー、そして私も参加しているこのビーケーワンの商品レビューがまさにそれにあたります。
 「人々は創造的になり、何かに貢献をし、影響力を持ち、何らかの達人であると認められ、そのことで幸せを感じる。こうした非貨幣的な生産経済が生まれる可能性は数世紀前から社会に存在していて、社会システムとツールによって完全に実現される日を待っていた。ウェブがそれらのツールを提供すると、突然に無料で交換される市場が生まれたのである。」(251頁)
 
 実のところ本書の要諦はこうした贈与経済云々にはないようで、無料経済によって利潤を得るにはどういう方策がありそうか、という思考の糧を与えるのが目的なのだとは思います。
 それでも私は、何か自分のことが書かれているような気がした上述箇所に面映ゆく感じながらも、奇妙に心が添う思いがしたのです。

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紙の本

多数の実例から読者も自分の戦略がみつけられる ?!

2011/01/15 17:46

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る

「もっとも強力なマーケティング手法のひとつ」 つまり 「あるものをタダであげることで,別のものの需要をつくりだす」 のが 「フリー」 である. それは 19 世紀のおわりに誕生し,デジタル・メディアの登場でひろがった. Microsoft 対 Linux,Yahoo 対 Google など,この本ではさまざまな具体例をあげて,なぜタダにしてももうかるのかを説明している. この本のなかには 10 数個のかこみ記事があり,そこでさらにおおくの具体例をとりあげている. これらを読んでいくことで,読者も具体的な戦略をみつけることができるかもしれない.

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紙の本

フリーの生み出す価値

2015/03/26 15:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る

Wired誌を見つけ、毎日拝読中。 フリーの生み出す価値は、フリー以外のものよりもずっと多いのかもしれない。 フリーの象徴でもあるネットの重要さにも、改めて気付かされる。

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2009/11/04 23:06

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2009/11/14 21:33

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2010/01/09 15:16

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2009/11/24 17:32

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2009/11/25 08:30

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2012/01/24 20:02

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2019/02/17 14:37

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2009/12/22 14:43

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2009/12/01 23:48

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2010/02/07 23:22

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2009/12/27 00:22

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