紙の本
独特で不思議な読感。
2012/11/22 10:47
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投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
不思議な感触のタイトルに惹かれて手に取った本作品。内容も物語中盤まで、何ともふわふわと良く分からない。4人の学生が、たまたま同時に目の前で起こった死亡交通事故について回想しながら話し合うといった出だしなのだけど。その交通事故を起こした人間を追求するような内容だったかと思えば、何だか恋愛青春風な感じにも展開して行く。そしてそのどちらも、何だかふわふわぐずぐずしていて展開が遅い。正直中盤までは「なんだこれ?」な感じだったのだけれど。
後半ああなるほどそういう事か、と納得はさせられる。ただそれをアリと思うかナシと思うか、意見が分かれそう。その後もいくつか仕掛けがあるけど、それをミスリーディングと呼ぶか、あざといと呼ぶか。いずれスッキリ!と言う感じでは無かったように感じる。読後の「うーん・・・・」な感じは、以前よんだ「向日葵の咲かない夏」の感じかな。「カラスの親指」はすごくスッキリ!の名作だったと思うけど。
ただいずれの作品にも通じる、独特の世界観はあったと思います。物語そのものより、この世界観に浸る事を楽しむ読み方がオススメかも。
紙の本
タイトルの意味に興味あり
2018/10/12 09:02
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投稿者:しーれ - この投稿者のレビュー一覧を見る
主要人物が4人の大学生、という若い世代で、読み始めはどうかな、と思ったが、ミステリーの要素、謎解きはさすが、なかなか。途中、ビックリする展開があるが、後でなーんだと思える面白さ。そして、「ソロモンの犬」そういうことね、と。
何より、この作者の世界観というか、会話のやり取りなんかが独特で、最近嵌まり気味。
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2010/3/11 Amazonにて購入。
2016/12/27〜2017/1/8
1年ちょっとぶりの道尾作品。読めば世界に入り込み楽しめるのは重々分かっているのだが、他の本との関係でなかなか読めなかった。思えば購入してから6年間も積んでいたんだな。実際、非常に面白い。最後の展開も多少読めるとはいえ、なかなかのもの。前振りがそのようにしてあったとは。解説によれば、「シャドウ」、「ソロモンの犬」、「ラットマン」で青春三部作を構成しているそうな。ラットマンを読むのが今から楽しみである(とはいえ、いつ読めることやら)。
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初めての道尾作品。
情熱大陸で作者自身を見たからか登場人物のどこかこなれた感じが作者を彷彿とさせた。
内容はつながっていて面白かった。謎に対する予想が裏切られて心地いい。
もっと道尾さんの作品が読みたい。
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道尾さんの本は片目の猿以来2冊目でしたが、こちらのほうが楽しめた。
登場人物のキャラも好みで、内容に入り込めた。
間宮さん、シリーズ化しないですかね。
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ソロモンの犬。道尾秀介らしい作品。細かな伏線は相変わらず感心させられる。その他の作品に比べて内容(トリック)は軽な印象。
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道尾秀介の文庫化されたものの中では、かなりおもしろい方。
小気味のいい冗談が散りばめられていて、新しい道尾さんっていう印象で読みました。
読者をひっかけるなトリックは健在ですが、犬の話や主人公の恋、会話などミステリ以外の要素でも読み応えのある一冊でした。
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今まで読んだこの作家の作品からきっといやーな読後感があるんだろうなーと思っていたが、意外にもそんなことなく読了。
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なんか最近、道尾、道尾と
チヤホヤされていますが、
正直どうなのよ?って思って
ずっと敬遠しておりました。
story sellerの1巻目で読んだ時は
「あ、面白い。他のも読んでみたい」
★4つ。
そんな訳で買ってみたラットマン
「あれ?なんも面白くない」
★2コ。
そして、今回。
久々に読んでみよと思ったのは
ジャケット。わんこ。かわええ。
内容は、まあまあ。
んー評価はまだ下せんなぁ。。。
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ストーリーはまあまあ面白かったけれど、落とし方(夢オチか…)はちょっと強引かなと思いました。
道尾作品は、うまいといえばうまいかもしれないけれど、なんだかいつも読後感がもやもやとするのよね。
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他の道尾作品よりはすんなり読めて
ストーリーに引き込まれていったんですが・・・
最低のオチが待っているとは。
今更、夢オチとか漫画でも無いわ・・・w
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あー、やられた!
一瞬何が起こったのかもわからないまま。
また読み返してみて納得・・・。
間宮先生のキャラクターが非常に気に入りました。
初期の作品だそうなので、色々と荒いというか、突き詰められていない感じも受けましたが、やはりこの人面白い!!
なぜオービーが走り出したのか、結局は推測でしかないから、本当のところはやっぱり分からないままなんですよね。
最後も、後味悪くなく終わったので非常に読みやすいと思います。
人も犬も、結局どう思っているかは、想像でしかないんですよねー。
ソロモンの指輪、あったほうがいいのか、なくていいのか…
とりあえず、オービーの行動には泣きそうでした。
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悔しさとか怒りを感じることもなく、ただただ脱力するこの感じ。
例えば1~4の選択問題で、答えは5ですと言われたときのような。
前半はそれなりに緊迫していて、気を張って読んでいただけに、
一気に力が抜けました。
てかありなのかこれ。
記念すべき100冊目なのに…
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いまいちすっきりしない終わり方だと感じた。
あと、最後まで主人公のことを好きになれなかったのが残念。
表紙はけっこう好きなんだけどなぁ・・・。
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青春ミステリーという点では、まぁまぁ楽しめて読めた。
どんでん返しの設定と、ミステリアスな友人がいるあたりは、割とありがちなミステリー本という印象を持った。