投稿元:
レビューを見る
自浄作用のない業界だなと再認識。また東京は惜しみなく…の章が印象に残った。おわりに、に記されているようにデータについてはかなりざっくりとした質。
投稿元:
レビューを見る
・文化や経済同様、精神医療の世界でも『アメリカで起こったことは10年遅れて日本にやってきて、韓国には更に10年遅れてやってくる』と言われます。
→この本の主旨とずれるが、この論理、いつまで通じるかな。韓国に追い付かれるのは時間の問題?
・日本の東京一極集中とテレビが東京目線である
→東京という狭い街に依存していたら、日本は破滅する気がする。
・テレビは二分割思考
→頭の固い人は単純な考え方しかできず、結局は一方的で浅い思考回路ができあがるってことには納得。
・認知的複雑性
→一つの物事に対して多角的な見方ができずに、一つの側面しか見れない人は人生に行き詰まりやすい。
・テレビは一般論のふりをして、かなりの極論を言っている
→放送学科にいる時にたくさんの矛盾を感じた。でも感じただけで、テレビの存在を否定することはできず。
総合的にこの本も所々極論すぎて、そりゃこじつけだ!と思うこともあったけど、凄くすっきりしたというのが大半。
要は、自分で考える力を、テレビの垂れ流し情報に委ねていたらロクデナシになるってことかなぁ。
投稿元:
レビューを見る
テレビを見ていて感じていた違和感が、より鮮明になった。自分の考えの何割かはテレビによってつくりだされたものと気がつかされた。メタボに対しての警告はこれでもかとやる一方、アルコールの害などには寛容なのは何故か、など「なるほど」と思える見方がいくつかあった。
投稿元:
レビューを見る
筆者は、テレビ番組の制作で分かりやすさを追求するあまり、複雑さを排除してしまい、偏った情報や価値観を提供してしまうことがテレビの大罪であることを主張している。また、モデルの影響によるボディイメージのゆがみ、飲酒運転、自殺、いじめに対する過熱した報道、元ヤンキーの武勇伝と教育論などの観点から、テレビによるこころへの影響を論じている。テレビ局が大きな理念を持たずに、単に目先の視聴率のことや視聴者にクレームを付けられない番組構成などは、たしかに教育番組や情報番組としての質の低下は危惧されるところである。誰に何をどのように伝えたいのかを明確にする以上に、テレビを見た人がどのようになってほしいかなどの観点は大事であると思った。また、テレビ局の収入減もあいまって、テレビはコマーシャリズムに走らなければならない事情もあるだろう。質の高い番組を作るためには、テレビ番組の制作に関わってる人の技術の向上だけではなく、リテラシーや人間観の教育が必要になってくるのではないかと感じた。また、筆者の人間観として、人の能動性を軽視しているところがあるように感じたが、我々テレビを見る側の選択的態度も大事であろう。
投稿元:
レビューを見る
・フィンランドではおバカ芸人が出てきてくだらないことを言ったりするバラエティ番組がない。
・テレビのニュースになるのは、「犬が人間を噛んだ」時でなく、「人間が犬を噛んだ」場合。
・飲酒運転たたきは田舎いじめ
・報じないほうが良いこと・・・「いじめ自殺」など、過剰な報道が自殺を誘発することは自明であり、WHOには自殺報道ガイドラインというものがあるのに、日本では全然守られていない。
などなど、その昔、テレビばっかり見ていると馬鹿になると言われて育った人間が、今のテレビについていけないのは、こういうことなんだ。よくぞ言ってくれたと、納得できるお話ばかりでした。
(2010/11/30)
投稿元:
レビューを見る
和田秀樹の書籍は東大受ける時に読んでて好きだったんだけど、
今回の本はちょっとテーマが少なくて飽きてきちゃう構成だったかな。
まぁテレビの偏重報道に関しては今更な感じがあるので目新しいことは特にんし、ということで星二つ。
投稿元:
レビューを見る
何でもかんでもテレビのせい。
ああ言えばこう言う。
こじつけ論のように思えて、読んでいる中盤からはおかしくなってしまうほどだった。
星を2つ付けた理由は、「そういう言い方もできなくはないか」とある意味尊敬できた部分と、ほんの少しのテレビの罪に納得できたから。
和田さんの本は、もうきっと読まない。
投稿元:
レビューを見る
テレビというメディアが日本の国民を総白痴化している。
テレビが放送していることは日本の全てではなく、本当にまれな(特別な)ごく一部を全てのように放送している。それを見て、国民はほとんどそれが日本の(世界の)常識であり、あたりまえの事だと思い込む。
認可事業であるテレビ局が、自分たちの思い通りの番組を作って垂れ流している今の状況はまともな状況なのだろうか?
メタボも、ダイエットも、老人医療もテレビが作った当たり前と、それによって生じた結果が正反対なことも多々ある。
テレビやメディアを見たりする時、これは本当に全てが多数であたりまえの事なのだろうか?と立ち止まる常識や見識を私たちは持つ必要があるんだと、考えさせられた一冊です。
投稿元:
レビューを見る
そりゃ極論すぎるでしょう!?
と思ってしまう部分もちらほら。
でも、テレビの見方はちょっと変わったかも…?
投稿元:
レビューを見る
テレビは見るな、ってことで。
個人的にも、しょせんはやらせの世界だと感じて
そういう見方をしていましたが、再確認という感じ。
メディア全体にあまりいい印象がありませんでしたが、
テレビは特にひどいんですね。
投稿元:
レビューを見る
MOTHER3というゲームボーイのソフト(確か・・・??)があった。
普通のRPGで、なかなか面白いストーリーだった。そのゲームの中では、ある箱の存在をきっかけに、人々が変わってしまい、奇妙な世界になってしまう。悪者は、その箱をあちらこちらに普及させ、人々はその箱の虜となるのだ。
その箱が何であるかとは、書いてはなかったが、明らかにテレビのことだった。
テレビの功は、きっとたくさんあるのかもしれないけど、つまらない洗脳がなされ過ぎ。しかも民放などはタダのようなものだから、性質が悪い。TVの中の世界が、正しくて、格好よくて、基準であると、無意識に祭り上げているたくさんの人が読んだらいいなぁ。
投稿元:
レビューを見る
精神科医として、教育者として、一人の大人として、徹底的にテレビを叩いている。
内容はテレビよりはよっぽどまともで、一部乱暴なところなどもあるが、あとがきで著者自身が述べるように、意図したものであるらしい。
受験に対する著書は昔お世話になったが、考え方は今でも勉強になる部分もある。
特に、テレビに出たがテレビに嫌われている人の立場からテレビについて述べる部分は非常に貴重だと思う。
本書で述べられていることはテレビに対する改革を要求するものでもある。
決して難しいことではないが、テレビのそれを変えるのは革命並みに難しいだろうと思う。
感想として抱いたのは社会的な正義感に溢れている、という点。
より多くの社会問題を解決するためにテレビを有効に使う、という視点がある。
テレビに対して全く期待していないため、最近ではテレビに対して何も思わないが、このような視点からいくつかの手段が出てくるということは忘れてはいけないと思う。
投稿元:
レビューを見る
テレビの罪をいろいろ取り上げた本.一部には強引な論もあるが,テレビがまともなメディアではないというのは,少し考えたことのある人なら誰でも気づくことだし,この本の主張の多くも筆者の医者としての経験や豊富な読書量を背景に納得できるものだ.私も数年前からほとんどテレビも見ないし,新聞も読まないが,ほとんど社会生活に困ることはない.テレビの罪は別にしてもこれだけインターネットが発達して,個人ベースの情報の流れが活発な時代にマスメディアは時代おくれになっているのではないかと感じることが最近多い.2011年7月というのはそういうテレビと決別するのによい機会だと私は思うけれど,世の中の多くの人がテレビを買い替えているのをみるとそれは少数意見なんだろうな.テレビ止めると本がたくさん読めるよ.
投稿元:
レビューを見る
和田秀樹のイメージが変わった。
マスコミが如何に都会と自分の周りに見えるものだけを自分の立場からだけしか報道していないか、と言う点で我が意を得たりという感じ。
ただエビデンスが無いからなぁ…
投稿元:
レビューを見る
久々に和田秀樹氏の本を手に取った。読み始めたところ、文体に懐かしさを覚える。読み進むのが楽しみだ。
読み終わった。和田秀樹の文体と発想に懐かしさを感じた。原発事故報道に関しても彼の意見を聞いてみたい。いわゆる風評被害。