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テレビからの情報の悪影響に対して辛口で説いている。
共感できる部分もあるが、著者が医者の見解にやや偏ってる面も見られる。
また、悪影響の根拠として、統計的なデータもあれば、著者の憶測にすぎない言い方も見られる。
著者はこうあえて辛口に説くことで、読者には共感なり批判なりされることで、テレビについて考えてもらうことを目的としているので、まさに狙い通りだと思う。
本書を読んでよかったことは、テレビの情報源をどう考えて受け止めるか、それを改め考えさせられたことである。
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テレビをあまり見ないけど、マスメディアが情報を意識的に選んで流してるのは同意。やっぱりマスコミに躍らされてはいけないとはいうけど、確かにそういうものだと思う。
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発言が過激すぎると、多々感じることもあったが、なるほどと思わせる部分も多かった。テレビは、人間の気持ちをあまりにも無視した報道が多過ぎるし、一度流した情報について、再考して、見解を示したり、訂正したりということは、基本的にはしていない。そのあたりの姿勢について、筆者が適切に指摘している。
我々の持つ知る権利にとって、テレビの情報は、非常に重要な部分なので、様々な意見のぶつけ合うことで、少しずつ変えていくことは、大切だと認識させられた。
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テレビの視聴者は、テレビで放送しているんだから、しっかり調べて検証されているのだと思いがちである。しかし、「少年犯罪は増加しているのか」などネットで少し調べればわかるようなことも実は、事実の検証をしないでコメンテータに適当に話させている。
そのようなメディアだということを意識して、自分で正確な情報にあたるということをしていきたい。
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精神科医の著者がテレビがもたらす悪影響を大胆な論調で紹介。かなり私的な意見と突拍子な論調で人によっては不快感を覚えるかもしれないが、これだけ批判を恐れずズバズバと言っているのは個人的には好感を持てる。
個人的にはテレビなんて信じてないし、いつの時代もテレビって国民を都合のよいように洗脳する道具だと思っているので驚くような内容じゃない。著者が実際にテレビに出た際のディレクターの対応等の話が載っていたので、「やっぱり、そうだよね。」と思う。
著者は「テレビは自分たちの影響力を考えずに、国民を自分で考えない人間にしている。」的な事を言っているが、私は知っていてやっていると思う。まさか、テレビ局の上層部がそんなバカだとは思えない。盲目的にテレビの内容を信じる国民を創りだせば、CMやテレビ内で紹介した商品が売れるようになるし、広告収入も増えるじゃない。
下っ端達が「真実を報道する義務と権利がある!」なんて騒いでいるのを、ほくそ笑んでいる連中がいると思うんだけどねぇ。
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テレビには積極的な善意はない。
普段、テレビを見ていて感じる違和感が確信になった。かゆいところに手が届いた感じ。
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ちょっと強引かなぁと思う所もあるけど今まで思ってた事がズバッと書かれてました。
この本が出たのは2010年ですが状況は今の方が酷くなってる気が…。
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延々とテレビのマイナス(大罪)が書かれている。
TVではウェスト58センチのアイドルばかり使うことで(実際は58センチじゃなくてもプロフィールでそのように表記する)、視聴者がその体系を真似るべく無理なダイエットに励んだり、拒食症を引き起こしたりと決して無視できない現象を巻き起こしている、という話から始まって、様々な事例を述べながらTVの大罪について書いている。
著者が医者ということもあって、TVが及ぼす人への害を医学的に説明してることはとても面白いし、また、受験の神様と称されているだけあってもTVが及ぼす教育への弊害も具体的に述べている。
教育に関しては、具体的な番組名は伏せていたものの、「勉強ができない」ことを肯定化し美化し、逆に勉強のできる子が実は悪い人です、のようなドラマが罷りとおていることを徹底的に批判していて同意できる内容も多く、面白い。
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自身の仕事の関係で、急いで斜め読みをしました。
これまで自分が抱き続けてきたテレビ(番組)に対する不信感とか「曲がってるな」という感想が、著者の専門の切り口と実体験・データを元に爽快に語られました。
ただ、じっくり読んでいませんが「このページ数だけでは論が乱暴ではないかな」と思いました。
それでも、(仮に多くのテレビ視聴者がテレビの「被害」を受けているとすれば)テレビの罪を明らかにするきっかけとなる議論です。
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[2012.その8]医師としての立場からテレビについて、全体的に否定的な見方で書き進められている。
健康、教育、自殺などのテーマ一つ一つを多様な角度から見るとはどう言うことなのか、気づきを与えてもらえた気がする。
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テレビの社会的影響は、おおきい。昨今の混沌とした政治状況では、テレビが選挙を周すると言ってもいいほど。そんなテレビが我々にどういう影響を与えてきたのか?筆者は検証する。
医療過誤を非難するあまり、医者がおちおち仕事できない環境を作ってしまっていないか?元ヤンキーの教師を礼賛するあまり、勉強にいそしむことを無駄なことのように思わせていないか?キー局中心のテレビには、地方の生活目線があるのか?
数年前に書かれたこの論説の事象はさらに深く業界に根を下ろし、いよいよテレビ離れを加速化するように見える。報道面、番組の編成面、社会的な影響を考える面、あらゆる面から、業界自身が変わってゆくべきことを検討してほしい。
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あんまテレビで言ってることを間に受けてるとロクなことにならないよ。ということを、いろいろ例を挙げて教えてくれる本です。
とくにビックリするような新しい事実が書いてあるワケではないですが、「きのうテレビで言ってたんだけどぉ。」が口グセになるホド情報をテレビに頼り切ってるヒトは読んだほうがいいかもしれません。
ただ。著者のヒトのテレビ局に対する嫌悪感がモロに伝わってきてなんかイヤーなキモチになるので、注意。(あとがきで「意図的にそう書いた」って言ってるけど。)
精神科医の著者がテレビを精神分析した最後の章は、なかなかキョーミ深かったです。
テレビ局がジャーナリズムよりもスポンサー料の売上げを優先する企業であることは、東電に都合の悪いことを伝えない今回の原発事故報道でも明らかになってしまったワケですが、ロリコンエロ教師とかネグレクトかあちゃんとか、そういう一部の小っちぇえオモシロネタを社会問題にまで祭り上げて視聴者とスポンサーの気を引くことでもっと大事な問題を隠していくやりかたも含めて、そろそろいろいろ考え直さねえとやべえとおもいます。
視聴者であるワレワレも。
実際。ネタに困ったらはじまる現行内閣の批判に視聴者も同調しちゃうモンだから、たったの1年ホドで総理大臣がばんばん替わって人材がいなくなるという実害が出てるし。
テレビに限らず、やっぱニンゲン、いろんなことをジブンで選んだり考えたりして行動しないと、「よい」「わるい」の二分割思考というのに陥ってしまうそうで、そのこだわりにとらわれすぎたくそまじめなヒトはやはり行き詰りやすいということが書いてあり、参考になりました。
ときには自分のやり方、生き方をも変えられるだけの柔軟性はもっていたいよね。
http://blueskyblog.blog3.fc2.com/blog-entry-1651.html
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美と醜、ゆとり教育、都会と地方、司法と医療の問題、自殺報道。価値観の押付け、ダブルスタンダードにダブルバインド。限られた番組時間内で感情に訴えかけて(問題をミクロで語る)二分割思考に陥らせ、善悪の結論を短時間で得ようとする手法。認知的複雑性が低いとテレビによって命を奪われかねない。テレビのいうとおりにしていたら心身ともに健康になどなれない。父性あふれる視点でとても痛快。
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最近、テレビや新聞を非難する本が増えてきた。
この本では、その通り、なるほど、本当にそうか、と読んでいて感じた。
思ってもいない問題点を挙げられ、
いかに自分がテレビ漬けにされていたか分かる。
メディア、特にテレビの与える影響力は大きい。
それらをテレビ関係者だけでなく、
視聴者にも自覚していただきたい。
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テレビで特集されるさまざまな報道は、本当に参考になるものが多々ある。
しかし、視聴者は自分の中できちんと考えて、間に受けすぎて振り回されないようにする意識がが必要なんだなと感じた。