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クラフト・エヴィング商會の吉田篤弘さん著『つむじ風食堂の夜』のなかで出てきたオノレ・シュブラックの失踪。気になって図書館に行くと、訳者違いで2編発見。これとあわせて、集英社ギャラリー「世界の文学」8 フランスⅢの菅野昭正氏訳のものも読みました。
わたしは、そちらのほうが好みでしたが、人によって印象は違うようで。訳者読み比べ、是非やってみていただきたい。
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11編は既読だった。未読では、
☆5はお化けの世界、児童文学があれあれと怖い話に。
☆4は化粧、東京日記
死なない蛸 萩原朔太郎
風博士 坂口安吾
オノレ・シュブラックの失踪 ギョーム・アポリエール
壁抜け男 マルセル・エイメ
鼻 ニコライ・ゴーゴリ
のっぺらぼう 子母澤寛
夢応の鯉魚 上田秋成
魚服記 太宰治
こうのとりになったカリフ ヴィルヘルム・ハウフ
妖精族のむすめ ロード・ダンセイニ
山月記 中島敦
高野聖 泉鏡花
死霊の恋 テオフィル・ゴーチェ
マルセイユのまぼろし ジャン・コクトー
秘密 谷崎潤一郎
人間椅子 江戸川乱歩
化粧 川端康成
お化けの世界 坪田譲治
猫町 萩原朔太郎
夢十夜 夏目漱石
東京日記 抄 内田百閒
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テーマ自体にね、あまり興味がないんだと思う。
昔から何となく好きな、中島敦『山月記』は、久しぶりに読んでもやっぱり好きだった。
作中で一番面白かったのは、江戸川乱歩『人間椅子』かな。既に読んだことあったけど。これは群を抜いて大好き。オチの秀逸さが素敵。一度、予測可能な甘いオチで終わり…とみせかけてどーん、みたいな。
夏目漱石『夢十夜』も再読ながら良かった。
初見だと、ゴーゴリ『鼻』がシュールでよかったのと、泉鏡花『高野聖』は『奥の細道』みたいで面白かった。
読むのがしんどいのも結構あった。
池内紀さんのあとがきのシメがおしゃれだった。
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安野光雅、森毅、井上ひさし、池内紀選。文庫版の方です。
http://www.chikumashobo.co.jp/special/bungakunomori/
?萩原朔太郎/死なない蛸
?坂口安吾/風博士
?アポリネール(川口篤)/オノレ・シュブラックの失踪
?エーメ(中村真一郎)/壁抜け男
?ゴーゴリ(平井 肇)/鼻
?子母沢寛/のっぺらぼう
?上田秋成(石川淳)/夢応の鯉魚
?太宰治/魚服記
?ハウフ(高橋健二)/こうのとりになったカリフ
?ダンセイニ(荒俣宏)/妖精族のむすめ
?中島敦/山月記
?泉鏡花/高野聖
?ゴーチエ(田辺貞之助)/死霊の恋
?コクトー(清水徹)/マルセイユのまぼろし
?谷崎潤一郎/ 秘密
?江戸川乱歩/人間椅子
?川端康成/化粧
?坪田譲治/お化けの世界
?萩原朔太郎/猫町
?夏目漱石/夢十夜
21)内田百?/東京日記(抄)
かなりの拡大解釈とは言え、「変身」縛りで
よくまあこれだけ集めたもんだ。
鼻血吹きそうなラインナップでしょw 特に後半は。
短編って基本的にアイディア勝負だと思いますが、
こう「文章に不自由しないヒト」を並べられちゃあ。
こういう組み合わせになると、翻訳って不利?
それなりの訳者ものものではあるけどさあ・・・