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往復書簡 みんなのレビュー

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みんなのレビュー434件

みんなの評価3.6

評価内訳

431 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

「往復書簡」そろそろこの書き方止めませんか?

2011/05/20 10:18

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:soramove - この投稿者のレビュー一覧を見る

「書簡形式の連作ミステリ。
同じ事柄を別の人が語ると
全く違う真実が見えてくる、
そんな今までの書き方を踏襲しつつ
今度はそれを手紙のやり取りで実現、
成功しているかどうかは微妙、
そろそろこの書き方卒業したら・・・」

卒業して10年、
心に引っかかっていたある事故について
久し振りに放送部の同級生と
地元の結婚式で出会ったのを機に、
その事故の真実をはっきりさせようと
手紙を送り、
それぞれの視点で事故を語っていく。


携帯でメールの時代、
手紙は自分の考えをちょっと冷静に
見つめることができる、
書き終えてもう一度読み返して
自分の本当に言いたいことが伝わるだろうかと
再度考えたりもするから。

そのあたりにこの「書簡」という手法を
今回使ったヒントがるのかもしれないが
どうにもまだるっこしい、
電話ひとつできないのかなぁと
かつては親友と言っていた人達にさえ。


その他の短編もミステリータッチで
過去の事柄をもう一度確かめたい、
それも言葉じゃなく
手紙で、というもの、
「告白」が素晴らしく鮮烈だっただけに
その後だんだんその感動が薄れていくのは否めない
残念だ、
けれど今度こそと期待させてくれる「何か」は
まだ持っているので次に期待しよう。

★100点満点で55点★

soramove

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紙の本

そういえばもう何年手紙を書いてないだろう

2010/11/27 23:43

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さあちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 3つの短編がおさめられている。同級生・先生と生徒・恋人達。それぞれが交わす手紙だけで物語は構成されている。そこではそれぞれ10年・20年・15年前の事件が語られている。真相は何処にあるのか・・・そして書き手たちの秘められた想いが語られていく・・・
 今や一人に一台は持っているといっても過言ではない携帯電話によって私たちは今という時間を共有することが可能になっている。しかし手紙ではそうはいかない。手紙を書いてから相手から返事がくるまでの時間。この時間を意識して書くのが手紙というものではないだろうか。その時間があることによって相手の事自分の事をより深く考えるようになる。つまり相手を意識して書くということは自分の内面を掘り下げていくことなのではないだろうか。その意味においても昔の事件を手紙で語るという設定はうまいと思う。
 今という時のなかでは見えないことも時間をおくと見えてくることもある。角度を変えると四角いものが丸く見える時もある。今見えていることが真実とは限らない。そういったことが往復書簡の形式でよく表現されていると思う。ラストもひねりがきいていてよかった。

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紙の本

手紙だけで紡ぐミステリ。

2010/11/09 11:06

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

全編「書簡(=手紙)」で構成されるミステリ。本書に収録されているのは三篇の短篇で、それぞれ、ある事件や最後に会った日から10年、20年、15年も経過したあとに手紙のやりとりをしている。

手紙のやりとりをしているうちに、10年前、20年前、15年前のある出来事の真相が少しずつ浮彫になってくる仕組みだ。手紙だけで構成される作品を読んだことがないので、素直に「面白い(=興味深い)」と感じた。

過去の「真相」を掘り起こすという行為には、2分の1の確率で「知らなければよかった」という結果が待っている。横山秀夫の『真相』では収録作品の全てが「知らなければよかった」というストーリーだった。

湊作品はデビュー作の『告白』を読んだだけだけれど、後味の悪さが付き物という先入観が付きまとう。よって本書でもある程度の後味の悪さは覚悟していたが、その予想はいい意味で裏切られた。本書収録の短編のすべてにおいて、ラストにほのかな「やさしさ」や「あったかさ」が登場し、後味をマイルドにしているのだ。

ただ――これは相性の問題なのだろうけれど――、全体を通して読む際に、ところどころで「あれ?」と躓く箇所がある。有川浩『ストーリー・セラー』で男性主人公が言う「脳内補正」(「でも、あんまり気になったことないよ。多分、文章のリズムに乗せられて多少の引っかかりは脳内で補正されてるんじゃないかな。君の文章、追いかけてて気持ちいいんだよな。だから途中で止まらなくなるんだけど」 p.132)が全く作動しななかった。

おそらく著者の文章は合わないのだと思う。でも作品全体としては好き(往復書簡で作品を構成するという試みが)。


『往復書簡』 収録作品
・十年後の卒業文集
・二十年後の宿題
・十五年後の補習



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2010/10/21 20:28

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2010/10/27 21:06

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2010/10/05 21:07

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