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投稿者:MILKy - この投稿者のレビュー一覧を見る
W主人公。章でかわるがわる。私は最後が明快なのを求める節があり、最後がどうも不消化に。まず後半の朝方の回想にその父と3人和解して話すシーンがあるけど結局そうだったの?最後の電話の相手は部屋で寝て?いる彼??パールピアスの行末は?とか。ー歳をとると妥協や計算が生まれ、何より淋しさというものを恐れるようになる、そして目を瞑り身体を丸め撤収するー大人の知恵、心を守る知恵。演技したり。好きでもないものを好きと言ったり…。果たして私も本当に愛したことなんて、あるのか。
20200428
紙の本
後味も残り香もない
2018/06/19 14:06
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投稿者:CHANRIE - この投稿者のレビュー一覧を見る
一気に読んだ。
起伏も少ないしこれといって惹きつけるものがあるわけではないのに
続きが気になって途中でやめられない…
引越しの前日、これから別れる二人の
たった一晩の一部屋での、男女の話。
女が男にイライラするその感情めっちゃわかるぅ、、
無駄に察したり、執着したり、、禁断の恋でなくてもそーゆうもの。
一人の男の死。
もっとぶつかっていれば二人は変われたのかもね。
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猜疑心は、取り付き、相手への執着へと変わる。
心理描写には参りました、さすが。
この長い夜のことは経験してないとわからないかも。
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文庫になるの待ってたよ!
買ったその日に一気読み。
推定読書時間2H。
読み進めるに従って、刻々と状況が変わっていく様子に、途中で読むのを止められなかった。
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久々に、ノンストップで最後まで一気読みしてしまった。リーダビリティの高さは相変わらずですが、最近文庫化されている作品は比較的キャラクターの印象というか、自己主張みたいなものが薄くなっている気がします。
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最初は単なる同棲男女の別れの情景から始まり、そこにある男の事故死が、互いに相手の殺人ではないかと疑い、各々の心理状態を交互に描き、真相にたどりつくという本格ミステリーの様相をきたしながら話は始まる。ただし、実際にはミステリーなどではなく、互いの心理状態もいつしか混在化し、特に女の側の作家の感情が移入していく。結局、男はずるいという形で話が進みながら、最後は男の死の原因はうやむやとなると共に、現実とは違う結末の様に話は唐突に終わる。正直、最後の展開には付いていけないが、途中経過の心理描写は相変わらず巧い。木漏れ日の魚として思い描かれている心象が、互いの揺れ動く心理状態を象徴しているであろう。なんとなく二人しか登場しない劇の脚本の様な話である。
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意味深に始まり、あっけなく終わる。
二人がたどり着いた答えは真実かもわからないけど、終わりは妙に清々しいから不思議。
憎くてしかたないくらいの愛情、ほんとにそれだけの理由だったのかな~
なんだか寂しい気がするけど・・・
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期待していた以上に面白かったです。
恩田作品はひさしぶりですが、やはり心理描写が上手いですね。
展開の早さと謎解きの強引さはやや感じますが、結局は一晩の彼らの回想と想像からの推理なので、別に正当化された真相ではないんですよね。
読んでる途中は腑に落ちないものがあっても、読み終えるとあまりにすんなり納得する彼らに納得できました。
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ユージニア以来の恩田陸でした。ユージニアは最後までモヤモヤしていたので、そういうイメージを持ったまま読み進めてしまいましたが、最後はモヤモヤもなくスッキリしました。
終盤では鳥肌がたつような流石恩田陸と思う場面もありました。
語り手が交互に変わって話しが進んでいくので、どちらの心境の変化もリアルに感じることのできる作品だと思います。
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賃貸の部屋を明け渡す前夜、一組の男女が語り明かす夜。部屋を引き払った後、別々に暮らす彼らは、この夜、互いに疑念を確認したかった。互いに相手が殺人を犯したのではないかという疑念を。
恩田さんの文章はとても魅惑的で、引き込まれてしまう。
互いの視点が入れ替わる章立てもいいし、場面がイメージしやすいのも好き。
あと、心を鷲掴みされるような文章も好き。
千浩と似た感じがあるからかも。
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10/11/17読了 読んでて先を急かされるわけでもなく恐怖があるわけでもなく、かといって平和な雰囲気でもない小説。家族愛ねぇ…。
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明日の朝に別れようとしてる2人が最後の一晩をアパートで過ごす…物語が進む中で二転三転しながら謎が明らかになっていく!まーよくこんなストーリーを考えるもんだなと感心しつつ、スリリングな展開を楽しめました♪
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別々のところへ引っ越すその前夜、それまでお互いに確かめられずにいた、一年前の旅行で起きたガイドの転落死に相手が関わっていたのではないか?という暗い疑惑を胸に、一組の男女がガランとした部屋で語り合うという2人芝居のようなお話。忘れていた記憶を呼び覚ますと、過去の出来事も人間関係もまったく別の形で浮かび上がり、立っていたはずの地面が突如として液状化したような不安定な気持ちになりました。でも読後感は爽やか。さすが恩田陸。
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一組の男女の話。
章ごとに男女の視点が交互に代わりながら進んで行きます。
次々に出てくる事実、二転三転する状況が面白かった。
恩田さんの作品では謎が曖昧なまま終わる作品が多いなか、珍しく謎が明らかになってスッキリ。
だけど、なんか読了後『うーん・・・(゜-゜)』となってしまった。
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上質な舞台を見ているよう。
一人の男と一人の女が、一つの部屋で一晩過ごす。ただ、それだけ。
少しずつ色々なことが明らかになって、でもそれが真実かどうかはわからない。
途切れない緊張感と濃密な空気を味わって、何年分もの想いをいっぺんに共有したような感じ。