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文からエネルギーがはんぱない。ひきまれる。
と思っていたら、あとがきで、ずっと書けずにいた時期の後のエネルギーがこもった作品、というようなことが書いてあって納得。
ちょうど、ヒロインと同じような年ごいうことがあって、共感して読めた。
ひとりで波止場に行ってしまうj気持ちもなんか分かる。破滅にむかっているとしても……
そしてラスト。続きが気になりすぎる。
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久々の村上春樹。病んどるね~。
眠れない主婦の話。
靴の磨り減りのような個人的傾向の偏りを中和するために眠るか?あるいは眠ることなく人生を拡大させるか?
自分の理想は後者なんやけど、朝は眠いのよね。
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昔一度読んだことがあるはず。眠れない夜にアンナ・カレーニナを読んでることと、最後、ひとりで車に乗ってるところを外から誰かに車を揺さぶられるところはなんとなく覚えていた。
村上春樹の短編は長編よりもこころに残るところがある。小説は長いほうが良いと思っているのとは裏腹に、彼の短編はダイレクトにこころに突き刺さってくるところがある。
この作品は作家自身のそのときの状況と重なるところがあるような気がして興味深かった。
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眠ることが出来なくなった女性のお話。
21年前に発表された短編小説「眠り」が洗い直しをされてちょっと不気味なイラスト付きで「ねむり」となって贅沢な一冊として生まれ変わる。
昔読んだはずなんだけどほとんど覚えてなかった。村上さんらしい不思議さをもったなんともいえない怖さがイラストとマッチしてゾクゾクっと心に染みこんでくる。
この作品がある意味村上さんの中でエポックメイキング的な作品だったというあとがきも興味深く読めました。
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根底に流れていく切迫感がたまらない。ねむれなくなったわたしはたんたんと、いや日常をよりいきいきと何かに取りつかれた様に過ごしていく。やはり「ねむり」を取ったら人間はやはり異常な段階にはまらずをえないのか。また、アールヌーボーチックなイラストが尋常じゃない。
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本の雰囲気と装丁やイラストは合っているのかもしれないけど、ぼくはこんな感じのイラストがあまり好きじゃないし、内容もあんまりだった。
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村上春樹の短編の中でいちばん大好きな「ねむり」が新装ということで購入。でもイラストがわたしには合わなかった。挿絵が強烈過ぎてせっかくの小説に色がついてしまう感じがしたので星3つです。TVピープルの中に収められているほうが、わたしにとっては良いです。
「ねむり」は何度も読み返した作品。なんでもない主婦が突然眠れなくなり、でもそれで体調が悪くなるわけでもなく(むしろ若返り)、だけど最後は壊れていくというようなあらすじ。
どうしてこの作品が好きなのかというと、なんでもない普通の人にも闇があるということ、幸せそうに見える人でも壊れかけているということ、そして大きな闇を抱えた人や崩壊寸前の人がすぐ隣にいても、たとえそれが家族であっても、周囲の人間は誰も気付かないということが、とてもリアルに感じられるからです。恐ろしいほどの孤独。こわいけれども「みんなそうなのかな」と思うと救われもする。
何度読み返してもいつも共鳴できる素晴らしい作品だと感じていただけに、本作はイラストが好みじゃないのが残念。
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21年前の「眠り」をバージョンアップした作品。
イラストを入れただけではなく、文章にも手を加えているらしいが読み比べてない。
イラストは微妙な感じだなぁ。日本人には合わないかも、感覚的に。
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読み進めるうちに、学生の頃読んだ記憶が蘇ってきてこの感じはこの小説だったかと再認識。
記憶の奥底に深く刻まれていたようです。
長くも無く短くもない長さで作品世界に引き込まれました。
『眠り』との違いはわかりませんでした。まだ単行本有るので読み比べしてみます。
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村上春樹の作品を連続で。2つ目は既に読んだことのある短編「眠り」のリメイク的な作品。イラストをいれた形の本で、アートの色を濃くしている。イラストが思いの外グロいので、ちょっとイメージよりも暗くなってしまうけれど、単調な日常から急激に落ちてゆく黒い闇の世界感がより鮮明になる気もする。
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最近、とても面白いと思った本。
しかし、なんともいえない気持ち悪さ感。
意識の世界を無意識が包み込んでしまったら、こんな風になるのではないかと直感的に思った。
そして時間の区切りのない永遠という感覚、それは死という事もまた意識させるものだなと思った。
新版の装丁がまたすごいなと思う。日本の本では、こんなに装丁にお金をかけるのはないんじゃなかろうか?
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かなり前にオリジナルを読んだけど、ストーリーが奇妙すぎてよく覚えていた。
改稿されても奇妙で面白い。「何かが間違っている」印象的。
イラストは好みじゃないけど、ストーリーと調和していてとてもいい。
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このはなしは3回目か4回目 けっこうすき
今回改稿されているようだけど かわってるところがわかるようなわからないような
装丁と挿絵がよいです
あとがきも
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イラストがあまり好みじゃないかも。
でも、相変わらずの世界観。このままではいけない!立ちはだかる何かに立ち向かわなくては!覚醒しなくては!
主人公がシティに乗って港にいる時、何者かが車をひっくり返そうと揺する。「何かが間違っている!」と強く思う。
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眠りから書き換えた箇所は判別つかず、こんなお話だった、そうだそうだと思ううちに読み終わりました。夫と子どもにはねむりがあって、自分にはねむりのこない時間帯は恐いほど自分に正直な生き方をしているのに、家族でない他人に邪魔される運命に転がっていきました。ねむりが不要=クールダウン不要の生き方をしているとテンションがあがり続け、事故にでもあわないと思考の暴走をとめられないと恐くなりました。