紙の本
祟り…呪い…怨霊の日本史
2014/03/13 19:52
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投稿者:やびー - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界史をみれば、歴史を動かす原動力とは、政治や経済。軍事力も含め、権力と言うパワーバランスであり、その認識は現代も当て嵌める事ができる。
日本史には古代からパワーバランスに裏付けされた権力だけでなく影で歴史を動かす要因に呪いや祟りの存在があると、著者は説明する。
最高権力を握る者でさえ、その過程で追い落としたライバルの怨念を恐れ、祈りや祓いによって逃れようとあがく歴史の連続であり、近代の日本まで「それ」は続いていた。
確かに、「科学万能主義」も一つのバイアスであり、現代から見れば愚かであったと笑うだろう。
多様な価値観を当時の視点から見る著者の知的誠実さに信頼性を感じる。日本を動かす支配構造を説き明かし、既存の古代史を刷新する一冊と言えます。
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呪う天皇といえば、崇徳天皇だろうと、目次も見ずに、タイトルだけで購入。しかし、崇徳天皇はただの1度も出て来なかった(苦笑) で、本書の著者は、歴史学者でも何でも無い、単なる歴史好きのおっちゃん。彼が、推測だけで書いた、天皇=祟る存在。八幡、稲荷信仰と祟りの関連等を、(良く言えば)「大胆」に(普通に言えば)「テキトー」に想像して書いた、トンデモ本の一種。まぁ、テーマとしては面白いのだが、全て、彼の推測の域を出ていないのが残念・・・
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題名だけで選んでしまった…
想像していた内容と差がありすぎて内容が入ってこない(笑)
書き方が、「…とはどういうことだろうか?」で区切ってあって、次にその答えが来るハズなのに、どこが答えなのかよく分からない。
「え?つまりどうゆうこと???」ってなるww
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この本の内容はともかく、
日本人の「歴史的敗者好き」と「祟りや呪いを避けるために神様として祭り上げる思想」は関係しているのかなと思いました。
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さらっと流して読んだって感じになってしまった。
途中でん?となってしまうとその後がどうも…。
ところどころ面白い指摘があるけど、やはりなぜその推定になる?となってしまう。
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真実かそうでないかはさておき、こういった歴史の謎を読んだ上で神社やお寺やそれらの土地に行くのは非常に楽しいので、ガイドブックとして読むのもありだと思う。
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タイトルと内容が微妙なところはあるけど、まぁ…サラっと読むには良いのかも。
元々は「呪いと祟りの日本古代史」ってタイトルだったらしくて、そっちのほうが内容は合っていました。
だって、呪う天皇と言ったら崇徳さんとか、そっち系だと思うじゃない?
タイトルに「古代史」ってあれば、崇徳さんとか崇道さんとかは時代的に違うか~ってわかるけど、これは歴史好きほどタイトルに騙された気になる人が多いように思うなぁ…。
まぁ、古代史や記紀に詳しい人には物足りず、まったくのド素人さんいは意味不明的な帯に短し襷に長しってとこかな~。