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四畳半王国建国史
一人の四畳半主義者が王国を作り上げるまでの話。無限の広がりを作るたくましすぎる妄想力には完敗です。普通の人間なら耐えられない孤独な四畳半でも、多分この人なら大丈夫・・・だろうと思ってしまう。
蝸牛の角
森見作品の登場人物が次々に出てきて何より楽しい。淀川教授、ついに狸先生にまでなったのか。ヤモリ苦手とか笑える。走れメロスの芽野も出てきて相変わらず阿呆だった・・・。重なったパラレルワールドのように次から次へと変わる舞台にわくわくしました。阿呆神万歳!!
真夏のブリーフ
一番爆笑した話。桃谷さんの考えた柊君&楓さんの会話に腹筋攣りそうになった。結局、いろんなことがつながってるのねと思うこの頃です。
大日本凡人會
非凡人が凡人になるための集い「大日本凡人會」。数学氏が全力で証明しようとした自らの恋人であるはずの乙女は、誰よりも強敵だった・・・。無名君の存在を後半忘れておりました。恐るべし存在感のなさ!凡人でいることも大変なのですね。
四畳半統括委員会
これだけyomyomで読破していました。いろんな情報が錯綜していて何が何だか分からなくなってくる話です。芹名さんが生みの親なんですねー。いつの間にか広がる委員会、敵に回したくないー。
グッド・バイ
京都を旅立つ前にいろんな人にさよならする男。ことごとく素っ気なくされる彼には多少憐みを感じます(笑)太宰治の短編読んだことないので、どんな話なのか気になってきた。
四畳半王国開国史
「建国史」にて四畳半の内側に広大なワールドを繰り広げた彼のその後的なお話。いろんなところで人物のつながりが見えて倍楽しめました。数学氏と同じ外界で妄想たくましく生きていく姿が目に浮かびます。阿呆神にならず良かった~。
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期待通りのおもいっきり阿呆本で、阿呆すぎて、ものすごくすがすがしい読了感です。京都で、四畳半で、というお話ですが、今回はいつにもまして宇宙的規模の何も残らなさ。チョー笑える本でした。でも、ホント、それだけですけどね。
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「四畳半王国建国史」「蝸牛の角」「真夏のブリーフ」「大日本凡人會」「四畳半統括委員会」「グッド・バイ」「四畳半王国開国史」
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あいかわらず阿呆な話だったw
京都の大学生の視点から語られる、堅苦しくもばかばかしい文体は、やっぱりたまらなく好きだなぁ
とくに、「蝸牛の角」はお気に入り
ぜひ、アニメ化してほしいくらい頭の中に情景が浮かんだ
四畳半神話体系が読める人はぜひこれも読んで欲しいw
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「四畳半神話体系」や「夜は短し歩けよ乙女」などで重ねてきた京都の舞台にまた微妙にずらしながらパラレルに世界を積み重ねてきた作品.
時間軸をはっきりとさせずに行き来している構成が妙技だなぁとじわじわと染み渡らせながら一気に読んでしまいました.
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【2011年2月20日読了】
久し振りのモリミー!
このくだらなさがモリミーの良さですよね。楽しく読ませて頂きました。
一番好きなのは「大日本凡人會」。
初音さんに振り回される大日本凡人會の面々にニヤニヤ。
好きです、このノリ♪
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久々の“腐れ大学生ネタ”で、モリミーワールド炸裂してます。
このめくるめく荒唐無稽さ、好きですね~。
まぁ若干クドイですが(苦笑)。
既刊本に出てくるメンバーも登場するので、既にこの世界を承知の読者・・・所謂モリミー上級者向けと見ました。
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ペンギンハイウェイで新境地を開いた作者が、その原点である京都の腐れ大学生の四畳半世界に戻ってきた鉄板物のシリーズ。懐かしい顔ぶれが、そこかしこに登場するが、そろそろ伊坂や海堂の様に相関図がほしい。だれか作ってくれないかな。
数学氏などが活躍する非凡人による凡人会だけが、今までの超常現象すれすれの世界から、本当に超現象に至って、現実世界を突き抜けてしまった雰囲気を醸し出しているが、それも、また一興。初読の方には、少々、ヘビーなので、夜は短しぐらいから、この世界に入って、十分、世界観に浸ってから読むのがよろしい。
それにしても、まだこの世界は続くのだろうか?また、最近のリッチな大学生は、四畳半に住んでいるのか、またこれほど逸脱した人生を現在進行形で送っている学生がいるのかは疑問である。
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阿呆神の祝福に乾杯!四畳半の世界は暮らした者にしかわかるまい。 私は一年間しか暮らさなかったけどね。 まぁ、妄想パワーに圧倒される快作ですね。好き嫌いがはっきり分かれる作品になりそうだけど、私的には「宵山万華鏡」より遙かに傑作でした。 詭弁論部に続き大日本凡人会も良いですねぇ。「蝸牛の角」が一押しです。
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森見登美彦の作品が本当に好きってひとには合うと思う。初めて森見登美彦の作品を読む方には他の作品から読むことを絶対に勧める。
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皆さんコンニチワ、世界よコンニチワ。
諸君に乾杯、四畳半に乾杯。
世界が四畳半化した今、
俺たちの新たな旅はここから始まる。
(四畳半王国建国史/蝸牛の角/真夏のブリーフ/大日本凡人曾/四畳半統括委員会/グッド・バイ/四畳半王国開拓史)
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待ってましたの森見節。
なぜにここまで固執するかという程の四畳半話。
しかし男汁が染みこんだ畳と水玉ブリーフをはじめとする森見ワールドは安心する。
四畳半という狭い空間の話で1冊の本を、なんならこれまでにも2冊目3冊目の本を書いてしまうというこの事実そのものが四畳半世界広さの証明なんじゃないかと思います。
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11.02.01購入。
11.02.21読み始め。
「蝸牛の角」の真ん中で折り返す構成はおお~と思った。
この話は文句なしに星5つ。
(11.03.15)
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この物語に登場するものたちはことごとく阿呆である。
妄想的数式で恋人の存在を証明しようとする阿呆。
マンドンリを奏で人の心を観る阿呆。
桃色映像のモザイクを自由自在に操る阿呆。
心が凹むと空間まで凹ませる阿呆。
真夏の四畳半で鮨詰め鍋パーティーを催す阿呆ども。
この世は四畳半そのものである。
見事なまでの妄想的物語。
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面白かったけど、改めて思うのが登場人物の多さ(笑)一人一人に詳細が書かれてるわけじゃないので忘れやすい(笑)でも樋口師匠や小津さん、たぶん明石さんが出て来たのにはにやけた。京都に帰ったら聖地巡りをしたい。むしろ京大行きたい(笑)