紙の本
良くも悪くも、きちんと終わりましたよ。
2011/01/30 20:00
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mayumi - この投稿者のレビュー一覧を見る
建築探偵桜井京介シリーズの最終巻。
よくもわるくも、ちゃんと終わりました。
うん、広げた風呂敷をちゃんと畳みましたって感じ。
とはいえ、京介の父親に対しては、謎が、というより理不尽さを感じます。
同時に、京介の妹の哀れさときたら…。
女性キャラに対して、なんだかんだと冷たいよなと思うことが多かったけど、ここに極まれりって感じでした。
ま、その分神代教授が、オヤジ化しててそれはそれで嬉しかったんですけどね。
結局のところ、<親>にきちんと養育されなかった子供たちが、疑似親を得て<大人>になっていく物語だったのかと思います。
つか、人の親となることで、人は人として成長していくということなのかもしれない。
ともあれ、なんだかんだとすごく楽しませていただきました。
ホント、トリックのための家じゃなくて、建築物としての家が、ミステリーのメインになっていたことが何よりもうれしいシリーズでした。
ありがとうございましたm(__)m
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2011/1/9に手元に届きました!
分厚い♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪。
ゆっくり読むつもりが、つい、ラストだけ読んでしまった…。
あー、もー!
篠田先生、ありがとうございますっ!!!
ラストの蒼の台詞で、すべて報われた感じ。
どうせ、京介×蒼だよ、私は(笑)。
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2011年、一冊目。
建築探偵シリーズ本篇完結作
桜井京介の過去と未来がここに・・・
終わるのかと寂しくなったが
最後だけど最期じゃない!
京介、蒼、深春、神代さん、ありがとう!!!
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建築探偵シリーズ本編15冊目にて最終巻。
シリーズ一作目「未明の家」からここまで感慨深いものがあります。
まさに、登場人物たちの成長物語でもあったなと。
そして時系列的には「原罪の庭」からここに至るまでの京介と蒼の深い絆(というか互いの存在なくて今の京介と蒼はあり得ない)、京介と深春の強い信頼、神代教授の深い愛情など、まさに総決算だと思います。
本編は終了したけれど、またどこかでちらっとでも彼らの消息が知れたらなーと思います。
そして最後にこそっと。
・・・おめでとう、深春(笑)。
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建築探偵シリーズ第15弾。とうとう、このシリーズも最終巻にたどり着いた。終わり方が少しあっさりし過ぎているような気もするが、これもアリかとも思う。伏線をかなり忘れているので、最初から読み直しだな。
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15作目にして、シリーズ完結作。
ちゃんと終わってくれてるってだけで良いです。こういうのって最後がグズグズになるパターン多いし。
で、思いの外いろいろ覚えてるし、意外と愛着もあったんだなと思った。
しばらくしたら、オチを踏まえた上で通読するのもありかも。
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建築探偵シリーズ最終章。桜井京介の過去と、父親との最終決戦。
巻を重ねるに連れミステリーよりキャラに比重がいっちゃって、何となく惰性で読み続けた感もあるシリーズ。って言っても、シリーズものは得てしてそうなりがちですが…。
事件は解決!親子喧嘩も決着して万々歳!では済まない後日談が、建築探偵シリーズを綺麗に総括に入って妙にシンミリしました。2004年に読み始めたから、六年は待ったんだなあ…
いつか美しすぎる探偵が、世界のどこかで起きた事件を解決してくれる日を待ってます^^
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風呂敷を畳み終えましたね、おめでとうございます、という感じです。ミステリとしての魅力はいまいち。しかし、長年続いたシリーズが無事終わってほっとしました。(長い作品になればなるほど、作者が終わらせられなくてだらだら続いてしまうってことがありがちだから、篠田さんは立派だなぁと思います。)
なんだろうなぁ、篠田さんの小説には絵なんてついてないんだけど、読んでるときに一昔前のキラキラ少女漫画が頭の中に展開されるんですが……
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2011.4.29読了。
建築探偵シリーズ完結。
とうとう桜井京介の本当の名前と過去が明らかになる。
京介(アレクセイ)は戸籍上の父と対決し、殺さないことでその呪縛から逃れるが、その後始末を行うためにまた姿を消してしまう。最後は再会の予感で終了するけど、で、モイラはどうなったん?なんだか大層な伏線が引かれてた割にはあれ?って感じで終わっちゃったなぁ…
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とうとう完結。最後に用意されてた京介の過去は思っていた程の衝撃の事実でも無かったけど・・・・
でも綺麗に終わらせた篠田さんには心からの拍手を送りたいです。
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15作続いた建築探偵・桜井京介シリーズの完結編です。
そろそろ最終刊出るかな?と思いながら本屋で見つけた時はギャーっと声を出してしまそうでした。
恥ずかしながら、今までの作品は図書館で借りて読んでばかりでした。
昔の思い出に浸りながら既刊を集めはじめて、ちゃんと新刊で買ったのははじめてでした。
ストーリーはうまくきれいにまとめられたなっといった印象です。ま、最後の作品ですしね。
グレゴリ、様の怖さがあまり伝わらなかったのが少し残念。
エピローグはなんだかにやにやしながら読みました。
みはるーーーーっと叫びそうになったり(笑)
最後なのは判っていますが、短編でもいいので今後が読みたいです。寂しがっている神代先生の話とか。
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建築探偵桜井京介シリーズの最終巻。
よくもわるくも、ちゃんと終わりました。
うん、広げた風呂敷をちゃんと畳みましたって感じ。
とはいえ、京介の父親に対しては、謎が、というより理不尽さを感じます。
同時に、京介の妹の哀れさときたら…。
女性キャラに対して、なんだかんだと冷たいよなと思うことが多かったけど、ここに極まれりって感じでした。
ま、その分神代教授が、オヤジ化しててそれはそれで嬉しかったんですけどね。
結局のところ、<親>にきちんと養育されなかった子供たちが、疑似親を得て<大人>になっていく物語だったのかと思います。
つか、人の親となることで、人は人として成長していくということなのかもしれない。
ともあれ、なんだかんだとすごく楽しませていただきました。
ホント、トリックのための家じゃなくて、建築物としての家が、ミステリーのメインになっていたことが何よりもうれしいシリーズでした。
ありがとうございましたm(__)m
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読了後の感想
本当にお終いだなぁという感じで感慨深いものが。。。
これからサイドストーリーが書かれたとしても、この続編が書かれることはなさそうという感じです。
『未明の家』から考えると、本当に遠くまで来てしまったという感じです。
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途中ですが、評価を入れてしまいます。
ナカナカ良いです。でも、これで最終って思うと残念です。
しかして、この間『未明の家』を再読したばかりなので、なんて皆遠くに来てしまったのだろうって思うのです。
1作目を書いたとき、このような運びになるなんて作家さんだって予想だにしなかったに違いありません。
回を重ねる毎に、本の中で登場人物たちも成長していってしまったんでしょうねぇ。
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シリーズに幕が引かれるということで手にとってみたんですが、予想以上に忘れていました。
著者の方が書いてらっしゃるように、これまでの伏線の回収がメインなので、これまでの話を復習しないと難しいですね。あくまで「シリーズ最終巻」であって、ミステリは弱いないなあという感想。建築探偵?っていう。
しかし、「これはどうなの……」と思ったラストでした。風呂敷は畳んだかもしれないけれど。うーん、でも、もともと、しあわせな雰囲気の漂うシリーズではなかったから、幸せな生活が描写されていても、それはそれで違和感だったのかなぁ。でもそれが読みたかったかなあ、なんて思ってしまうのは、キャラ読みしてたからなんですけども。
語り手あるいは主人公が犯人だったり自我喪失したりするって結びは、どんな話でも、どうも好きません。
少し残念だったかなあ。
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