紙の本
考古学の世界を舞台にした非常にライトなミステリ。ライトをどう受け取るかがポイントかも。
2011/07/27 11:19
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハジメマシテの作家さん。考古学という言葉に魅かれて手を伸ばしてみた。
データベースにもあるが、とってもライト。物語のフィールドは違うけれど、インディゴシリーズと同じくらいライトな読み物である。
ミステリや考古学など細かいことは突っ込まず、雰囲気でなんとなく楽しむべき作品だろう。加えて、文章も決してお上手ではない。この点もインディゴシリーズとどっこいどっこいだろうか。考古学が苦手でなくて、インディゴシリーズが楽しめならば、まぁ、許容範囲かな、と。
主人公は色々運の悪い青年、古屋。フリーターである。友人から紹介されたアルバイトの遺跡調査で、これまた運悪く殺人事件の第一発見者となり、しかも犯人と間違えられて警察に連行されてしまう。
と、運、運、言っているけれど、古屋は無気力ではないが、いろいろ状況に流されてしまう人間なのだ。しかし彼は、「考古学探偵」の異名を持つ一法師全と出会い、少しずつ成長していく(ようだ)。そのあたりも楽しみどころのひとつだろう。
考古学というとどうしても北森鴻氏を思いだしてしまうけれど、北森氏の那智先生シリーズとはかなり趣が違う。那智先生シリーズを期待して手に取ると期待はずれになってしまう可能性が高いだろう。
あくまでも「超ライト」な読み物(文章はあまりお上手ではないのが玉にきず)ということを忘れずに手に取ってみると、なかなか楽しめるのではないだろうかな。少なくともわたしは、このシリーズを読んでいこうと思っている。
電子書籍
ぱっとしない主人公にあまり活躍しない探偵
2017/08/01 19:49
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投稿者:Masetto - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近あまりミステリーを読まないのだけど 考古をいうところに興味を得て 読んだみようかと。。。 奈良県の弥生時代あたりの遺跡を発掘しているところで 起きた殺人事件。
犯人はわかったし、他の犯罪とかもはっきりしたんだけど そんなにおもしろくなかった。
主人公は たまたま発掘現場にアルバイトに来た 気のいいあまりぱっとしない 学生(?) 考古探偵というのも時々出てきたけど 襲われてケガするばっかりでなんか これはすごいという感じもしなかった。
紙の本
なんか物足りません。
2017/02/14 00:27
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投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
う〜ん、なんか物足りない。
化野さんは以前に人工憑霊蠱猫シリーズの中の1作を読んだのですが、やはり満足できなくて遠ざかっていたのです。
それでも最近読んだ京極夏彦さんの作品に作中人物として出てこられていたのでもう一度読んでみようかなと思ったわけです。
でも今回違うシリーズのこれを読んで確信しました。
私の好みではありません。(笑)
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この話の世界に慣れるまでは読みにくい作品でした。慣れてくると、あとは一気に読めました。探偵がすべてを解決してしまうのではなく、事件の当事者たち(主人公)に考えさせる、新しいタイプの歴史ミステリー。
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表紙と「考古探偵」という文字に魅かれて読み始めましたが、ちょっと読みにくかったかな。時間かかった。
続きは一応読みます。
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民俗的ホラー+ミステリなお話。
金欠から遺跡発掘(地味な土堀り)のアルバイトについた
主人公が巻き込まれる、殺人、傷害、窃盗。
助けてくれるのは、Sっ気120%の遺跡専門探偵。
一連の騒ぎの原因は。。。
こういう民俗的なホラー好きなので。
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考古学の知識が全くないアルバイトの古屋氏が巻き込まれた事件を、遺跡の発掘現場で起こる事件や不祥事を解決する、いわば文化財専門のトラブルシューターで“考古探偵”の異名を持つ一法師全が解決をするというミステリー。
短編集のように、1話毎に事件は解決するのですが、全部の事件が繋がっているので、最後まで読んで初めて事件の全貌が明らかになります。
凝ったトリックなどはないので、比較的簡単に事件は解けますが、考古学の知識がない私には難しかったです。
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表紙がワカマツさんのイラストで、考古探偵という見慣れない文字に惹かれて購入したものの、内容はいまいち。登場人物が魅力的というのはそれだけで話を面白くさせるんでしょうが、それもありませんでした。
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考古学探偵というのは新しいジャンルだと思います。
探偵役が名推理で事件を解決するのではなく、関係者に自分で考えることを促すところも新しい試みだと感じました。でも何となく中途半端な印象なので、もう少し考古学的なエピソードを多く入れると充実した作品になるかも。
化野氏の蠱猫シリーズも最初はとっつきにくかったのですが、読み進むにつれて独特の世界観にハマってきたので、本シリーズも今後に期待したいです。
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一言で言うならば、ひどく共感のしにくい小説。
まず、人物について、主人公の古屋君も探偵役の一法師さんも魅力的だろう人はたくさんいるにもかかわらず、誰一人として深く説明した人がいない。読み終わった今でも、古屋君は不幸体質の巻き込まれ、一法師さんさえ、ただの考古学者的な探偵、と一言で説明できてしまう。
ストーリーも、おそらく理屈は理解できたと思うけれど、ネットの情報を鵜呑みにして集まる集団というのも、古屋君が割ってしまっただけで熱が冷めるという事態も全く実感が湧かず、全体として、考古学に関わったストーリー、という印象しか残らなかった。
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シリーズ1冊目という事で、まだキャラクターの掘り下げが今ひとつとは思うけど、面白くなりそうで今後も追いかけていく事になりそう。伏線もいろいろあるしなぁ。でも、なんだか、ミステリから他の方向に走りそうな雰囲気もあるなぁ。
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なんか読みにくいらしいと噂に聞きましたが、私には読みやすかったです。
旅の移動中すいすい読めました。
帯を見て『謎解きは…』みたいなやつかと思ったら全然違いましたが。
でも面白かったです。
短編なのかなと思ったんですが違いましたね。
キャラクターの感じとかは好きだし、お話の展開も楽しめた感じです。
なんかネットとか色々出てきてイマドキでしたね(笑)
これ、シリーズなんですよね?
楽しみにしときます。
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考古探偵という設定はとっても好みなのですが、
化野さんのコネコシリーズが好きな身としては
現実過ぎて物足りないなと思います。
2時間ドラマにでもしたらいいんじゃないかなって
感じのノリです。
多分。。。
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まずは探偵役チームのキャラクターが、なんというか、テレビ映えしそうなキャラクターで。(^^;
ドラマ化とかちょっと意識しているんだろうか?って感じですね。
事件はそう複雑ではないのですが、ちょっとした伏線とかが良く配置されているなぁと思いました。
終盤のパニックものみたいな展開はちょっとやり過ぎの印象も。
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考古学?や発掘に絡めて事件が進んで行く話です。
うーん、謎解きが微妙です、意外性というか、ちょっと謎解きが唐突というか、理由はわかるんやけれども…みたいな進み方と結末でした。
謎解きをする探偵(一法師さん)も、うむむ、キャラ設定があまり…不安定に感じました。
続編もあるようなので、今度読んでみようと思います。