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下(しも)い話が多いですかね。チ○ポ、チ○ポ連呼してるわけじゃないですけど、そうゆう類の話がダメな人は読まないほうがいいでしょう。路上生活者と一緒に生活したり、マフィアに大金を払って取材許可をもらったりと、作者の体当たりな姿勢に感心します。
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人間、貧困のどん底にあろうが、恋もするし、ごはんも食べるし、排泄もするし、仕事もするし、夜の営みもするし、結婚もするし、家族もいるし、子供も育てる。ボランティア団体の広告イメージなどで、目を潤ませたガリガリの子供の写真を見たりするけど、実際、生きている限り、生きるためにやらねばならないことは、国も人種も宗教も越えて人間みんな同じ。もっと言えば、生き物はみんな同じ。そういう視点で、世界の貧困層を体をはって自ら取材してきた著者が、先入観を捨て、情にほだされず、淡々と、でも温かく分かりやすく講義形式で解説する本。貧困、それにまつわるドラッグや売春やマフィアの話など、重たくなりがちなテーマが語られているのに、笑いあり、涙ありで、前向きな気分にさえしてくれる、先進国の都会人に欠けがちな「たくましさ」を教えてくれる本。
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著者は、「貧困学」という言葉を考案した、ノンフィクション作家の石井光太氏。
貧困という単語を聞いて、多くの方が路上で暮らす物乞いやストリートチルドレンなどをイメージすると思います。しかし例えば彼らがどんな食事をし、どんなお酒を飲み、どんな恋愛をして、誰と結婚するのか、などということは、我々にとってイメージするのはなかなか難しいと思います。
本書は筆者が世界各国の貧困地域を訪れ、そこに住む人々と生活を共にし、『彼らがどのように人として生活しているのか』、ということを紹介する一冊です。
「スラム編」、「路上生活編」、「売春編」と三つのテーマ別に描かれているので読みやすく、掲載されている話も、スラムの成り立ち、路上生活者の結婚からの出産、売春婦の実態、物乞いのヒエラルキーなど、どれも大変新鮮で興味深かったです。
また、貧困地区に生きる人々に密着取材をし続ける筆者のバイタリティは本当に凄いと思いました。
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いろいろな意味で目が覚める。
なんの因果か今こうして日本に生まれ出て、生活していることはものすごい確率なのだろう。
何をするか何もしないかは問題ではないが、先ずはこの現実を知ることができただけでも感謝したい。
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中東、南アフリカあたりの貧困地域の暮らしぶりについて紹介しているルポ。
なかなか生々しい感じでエロいし汚い。だけど、生活基盤の話だからか結構合理性があるので、意外性はそれほど無かった気がする。
というかこの作者の自伝が読みたいぜ…何か色々凄そうだわ。
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情熱大陸で作者が出ていたので読んでみる。
なんとなくイメージとしてある世界の貧困層の生活、その密着取材。富める国の住民が持つ勝手な貧者のイメージとは違う生きた人々の生活が伝わってくる。
オモシロイな。
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1日1ドル以下で生活している人 12億人。本書は、アジア、中東、アフリカ諸国の貧困地域の実態を講義形式であらわしたものです。著者の「貧困学」の精神には、すっかり感銘を受けてしまいました。
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P138の「インドネシアの人口ピラミッド」の話が自分には一番興味深かった。
講義調でさくさく読み進めやすい。
現場を見に行きたくなるような興味を惹かれるルポルタージュでした。
世界に貧困層はたくさんいてそういった国に経済支援を~とかそういうのはよく耳にするけど、そういう人がいったいどんな生活をしているかって案外知らないものだと気付かされました。
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面白かった!!
単純にルポされている内容(食べ物、性生活、物乞いの格式 etc)が興味深いということもある。
それに加えて、石田氏の取材の姿勢が新鮮。
途上国のヒトに向き合うときの私たちの姿勢は、どこか卑屈になったり、偽善でないかと悩んだり、何が適切なのか、わからなくなる。
石田さんの「当たり前の友人として」絶対貧困に暮らす人々と向き合う姿勢は、そういう頭デッカチさを取り除いてくれる感じがする。
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彼の現地レポートは、超リアル。
あれだけスラムや貧困街、路上で生活を共にしないと見えてこない、書けないものなんだろうなー。
実際に自分の目で世界を見るのももちろん大事。
でも、目に見える情報がすべてじゃないってことは忘れないようにしたい。
「性」の部分とか他の本で取り上げられること少ないから勉強になった。
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その場所にも、日常はある。それから、同情は解決にならなくても、目の前の人は救える。この本で、もっとリアルで素直に、考えることができたかな。
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貧困民の目線で書かれている本。
本の中に
“貧困の中にも明るく元気で生きるたくましい子供たち”というような番組を見てほっとしますが、番組にならないところでは何倍もの死が横たわっている。
「仕事は大変だよ。けど、悲しんでいても生きていけないよ。だから今を笑って生きたいの。」と語る女の子。
日本のテレビ番組には、こういうシーンを撮って、こういうセリフを乗せれば、番組として出来上がり。それ以外はNG。という変な方程式がある。
とあった。
でも、この子の生きていくには私たちの想像を超えたテレビからは伝わってこない“生きる”という意味がある。
私たちが笑顔を見てほっとできるような現実ではない。
何かがあった時1番に犠牲になる人たちを、必要悪として利用するときは利用し。邪魔になれば排除し。
同じ人なのに…。
ただ、生まれた場所が私と違うだけなのに。
1日に1ドルで生活している人は世界全体で約5人に1人
1日に2ドルで生活している人は約2人に1人
問題が大きすぎて思うように伝えられなけれど、是非手に取って読んでもらいたいと思う。
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著者がアジア、中東、アフリカに趣き、生で見た貧困の現状を講義のように扱う。
語り下しで、ユーモアも交えつつ書かれている。
路上生活者、貧困層が貧しさに喘ぎ、そんな中でも涙ぐましい努力を重ねて美しく生きているから募金しましょう、というステレオタイプな見方で十把一絡げにすることが、いかに無意味か分かった。
カネの稼ぎ方、恋愛結婚セックス、ヒエラルキー等、ナマの様子が手に取るように描かれていた。
HIVや売春、臓器や人身売買など、当局が規制したところで他にやっていく方法がない。
ないなりに、割りきってい行動している様に問題の根深さ、複雑さを垣間見た気がした。
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ストリートチルドレン・スラム街・売春等々。想像し難い生活を貧困層の目線でユーモラスに書かれている。わかりやすく、少し身近な事象として捉えるようになった。同氏の別の作品も読んでみたい。
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目を開かれるとはまさにこのこと。僕の中の貧困のイメージはまさにステレオタイプでした。それを打ち砕き、一枚に切り取られた絵からも色々な背景を想像することができる学びがありました。