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すごいいいことが書いてあった。分かりやすい人生訓。
諸行無常
諸法無我=自分なくし
いや、でもと言わない
そこがいいんじゃない!
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2011/5/30、一晩+@で読了。
見仏記シリーズを愛読してたので、その延長線上で楽しめました。
そういえば少し前に「地獄」に凝ってましたけど、しっかりそこも言及して押さえてますね。
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自己啓発本(のパロディ)の体裁をとった、
実はとても直球で真摯な、仏教活用本。
みうらじゅんはきっと近い将来、ほんとうに仏門に入ると思う。
そしたら薬師寺の高田好胤先生をしのぐ、話の超面白い名僧になるに違いない。
そんな未来を予想するだけで、あー生きててよかった、って思う。
グレートMJ。
「私はどんな辛い時も『そこがいいんじゃない!』と思うようにしています。(中略)先ほど言葉が脳を洗脳していくという話をしましたが、『そこがいいんじゃない!』と唱えることで、段々とその対象を好きになっていくのです。
(中略)人間はいつも脳主導で動いているように見えますが、このように言葉を無理矢理にでも発することで、その0.1秒後に脳がついてくる、ということに気づきました。
『お金がなくなってきた。今月ピンチだな』と思ったとしましょう。
そこですかさず『そこがいいんじゃない!』と言えば、脳も『そうなのかな。そうだね、それもおもしろいかもね』と少しポジティブな...(後略)」
(『マイ仏教』第6章「いつも心にマイ仏教を」)
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「仏教」って題名にあるとすごく難しいような気がするし…みうらさんが書いたってなると、何となくふざけた感がしてしまうのだけど…そんなことなし!!おもしろいけど、まじめで、しかも「仏教」が少し分かった気がする。地獄の種類や機嫌の由来など、初めて知ることも多くて、読みごたえがありました。
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「ウルトラマンと弥勒菩薩」など、氏ならではの新しい観点による仏教解説がとてもおもしかった。ふざけているようでも実は深い人生訓で、普段気付かない日常生活と仏教思想のつながりを思い起こさせてくれる。
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仏教論というよりは、仏教ギャグ炸裂のエッセイ…とかゆっちゃっていいのかな、みうらさんが大まじめだったら大変失礼だよな^^;
いやしかし実際、全編ニヤニヤしながら読ませてもらいましたんでね。
「イマ寺院」とか「後ろメタファー」とか、ニヤニヤ通り越して大笑いだってば。
でも「それがいいんじゃない!」は、今後折に触れ使わせていただこうと思いますわ。
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ギャグのつもりで図書館で借りてきたけど、意外と小難しい啓発本よりヨホド為になる感じがした。
イマ寺院、後ろメタファー、自分なくし、機嫌ブーム、僕滅運動、比較三原則…など、独特の言葉遊びにも含蓄あり、一気に読んじゃいました!!
本業の人がどう思うかはともかく、仏教を楽しく知るには最適ではないかな?
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兼ねてより読みたかった本。面白かった!
ウルトラマンは仏陀でボブ・ディランでその教えはビートルズの「イマジン」だった!?仏教とロックの符号というとんでもな考え方だけれど、小学生の時から仏像大好き少年だった氏の言葉に納得させられる。
「誰かになりたい」という憧れを「自分なくし」と名付けるのには脱帽。俺だったら、「この憧れこそ俺だ!自分みっけ!」と勝手な確信をしてしまいそうなのに…。
でも、「これこそ自分の理想だ!」と半ば暴走気味に追い求めるよりも、随分気が楽になる気がする。「自分」というものに囚われがちな人にオススメの一冊。
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20111221 みうらじゅん、みうらで変換された。さすが、ストレートによんではいけない気がしてつい裏を考えてしまうのはイメージのせい?
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みうらじゅんさんは読むたび、本当に文章が巧いなぁと思いますが、本書を読んで何となくその理由が分かった気がしました。
みうらさんは宗教や生きる意味など、なかなか答えの出ないテーマについて語ったりもしますが、意見に「自分」を極力ねじ込もうとしないような印象があります。
それは本書でも語られている「自分無くし」という、仏教の精神から来てるものなのでしょう。
本家本元、小池龍之介さんもそうですが、「自分無くし」を心がけた文章は気持ち良く、幸せな気持ちになります。
勿論内容もかなり良かった。以下備忘録
「団体に無理矢理所属するよりも、ひとりの人間に惚れ込めばいいのです。」
「本当はできるのに、変わることを恐れて、できないと決めているだけです。つまり「自分らしきもの」があると思っている。そしてそれをキープしようとしている。だから変われないのです。」
「人間関係が上手くいっていない時というのは、得てして相手の機嫌を取ることを怠っている時です。」
2014/7/31追記
http://tacbook.hatenablog.com/entry/2014/07/31/071000
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仏像をウルトラマンの延長線上に置いて、そのかっこよさに魅せられ仏教にのめり込んでいった少年時代。
仏教の修行は煩悩をなくすこと。現代の人は、一生懸命「自分探し」をするが、万物流転、諸行無常の世界観に基づいて考えれば、自分をなくすことことに、心の平安が得られることになる。確固たる自分なんて元々存在しないということに気づくことで楽になれる。
そんな事実も、仏教の教えからだけでなく、ジョージハリスンのアルバム「オール・シングス・マスト・パス」やボブディランの「ライク・ア・ロールングストーン」「風邪に吹かれて」に見出だすところも、さすがにみうらじゅん。
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するするっと読み終わった。
「自分なくし」「機嫌をとる」の部分は、そっか、これまでのは、そんな修行をする機会を得られてきたってコトか、とか、素直に自分と照らしながら。「自分探し」ということばに感じる空虚感はコレか・・とか。
仏教や地獄に関する部分は、はじめて知ることが多くて興味深かった。なんとなく買ったのに、思いがけず面白かった。
きっとときどき、読み返すと思う。
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rockな時間が有するのはロクでもないblues.色々やって体当たりして笑ったゆえの、この虚脱感はhappy.評価というのはみうら氏の著で面白いものが他いくつもあるのに、ここまでやりきった感はこの本ゆえの圧巻。憧れの裏の儚さが、いつでも儚さからくる憧れを見事に描写する。
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この人はほんとに天才だなぁと思う。
仏教や仏像をこんなに面白おかしく話せるなんて。みうらじゅん目線で生きたら、きっと人生が何倍も楽しそう、と思わされます。
人生に悩んだときに使う、
「不安タスティック!」
というフレーズを知れたことは、すごい収穫。
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著者の仏教・仏像に対する思い入れはよくわかったけれど、書いている途中で面倒くさくなったんじゃないかな、なんてところもあって、そのムラも含めて、らしい、というべきか。
仏教なのかわかりませんが、フグ・カニ・スッポンを奢らないと人はいうことを聞かない、というところが一番ウけた。
「自分探し」ではなく「自分なくし」、「不安タスティック!」で乗り切っちゃえばいいという、お気楽マイ仏教。いいんじゃないですか。