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涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版 (角川スニーカー文庫) 2巻セット みんなのレビュー

  • 谷川流 〔著〕
  • 出版社:角川書店
  • 発売日:2011/05/25
  • 発送可能日:購入できません
  • 商品タイプ:セット商品

文庫

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みんなのレビュー129件

みんなの評価4.1

評価内訳

高い評価の役に立ったレビュー

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2011/06/02 18:38

小冊子『涼宮ハルヒの秘話』について

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

本編については約3週間後に発売される通常版の前編および後編それぞれに譲るとして、ここでは小冊子を中心に記すことにする。

・書き下ろしSS『Rainy Day』(本編30頁+表紙+挿絵1点)
キョンと佐々木の中学生時代の一コマ。他に出てくるのは国木田だけというシンプルな構成。佐々木のほのかな乙女心の発露が、本編での下地と成り得る微かで微笑ましい彩りを添えている。キョンの口癖誕生の瞬間でもあったのだが、それよりも高校受験直前のモラトリアムな心情が描かれる中で、『高校生活一発目の自己紹介』や『変なのとクラスメイトにならないように』といった未来の不安を吐露する言葉のすぐ横にキョン曰く“変なの”がシルエットながら決めポーズで立っているのが妙に可笑しかった。他に特筆すべきは1点のみだった挿絵がカラーということか。

・キャラクターデザインラフ集(4頁)
『分裂』と『驚愕』の主だった登場人物の、絵師さん視点での解説付き。

・とつげきとなりの作業部屋(7頁)
サブタイトルに『いとうのいぢPresents』とあるように、絵師さんの作業部屋が割と赤裸々に写真で公開されている。作者のPCも写真公開されているが、むしろ歴代担当編集者(主に男性)の作業机の、いかにもカオスな乱雑振りには目を覆うばかりである。なお、『小説スタッフ編』とあるのでアニメ版とは無関係。

・「涼宮ハルヒ」制作秘話(7頁)
本邦初公開なのかは不明だが、主に『憂鬱』誕生までの編集サイドによる誕生秘話であり、なかなか興味深い。『分裂』からの空白期間に対するお詫びもしている。

・『驚愕』ぷちイラストギャラリー(11頁)
描き下ろしも加えたイラストを6点収録。見開きの作品があるため頁数よりは少ない。なお、内2点はメディアミックスに関わった絵師さんによるものである。

初回限定版のオマケにしては相当にお得な内容と言うべきであり、これを回避して通常版を2冊求める要因はとても少ない。そもそも通常版は、今後の重版に備える意味合いがほとんどを占めていると推測する。

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低い評価の役に立ったレビュー

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2011/06/04 18:12

反則ミステリ

投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る

意味不明な展開を分かりにくく描いているだけの非常に残念な出来栄え
キャラクターに大きな違和感を覚える
特にキョンはなぜか暴力性と情愛が増して、語り口調にもシニカルさがなくなっており、又行動理由をどうにも見いだせない
一応愛と怒り故ということなんだろうが、「仕方がなく」ではなく大分積極的に動く
ストーリーは二重構造で上下巻なので、上巻が1/4で起・下巻が同じく結に当たるだろう
承・転はない
同じようなシーンが繰り返されるのは、まるでアニメの「エンドレスエイト」を思い起こさせた
今回はさらにキョンが何の役にも立たず、「後で説明を受ける係」という体たらく
しかもミステリ的にかなり反則臭い

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129 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

内容紹介

2011/02/03 10:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ビーケーワン - この投稿者のレビュー一覧を見る

待望の「涼宮ハルヒの驚愕」が 総計600ページにせまる大作となって2冊同時&世界同時発売となります!
さらに日本では(前)(後)巻に特製小冊子をつけた初回限定版をご用意!

<初回限定版内容>
1:「涼宮ハルヒの驚愕」(前)
2:「涼宮ハルヒの驚愕」(後)
3: 64ページオールカラー特製小冊子
 谷川流・いとうのいぢ完全協力! ここでしか手に入らない制作秘話も!
※商品のデザイン・仕様は変更になる可能性があります。

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紙の本

小冊子『涼宮ハルヒの秘話』について

2011/06/02 18:38

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

本編については約3週間後に発売される通常版の前編および後編それぞれに譲るとして、ここでは小冊子を中心に記すことにする。

・書き下ろしSS『Rainy Day』(本編30頁+表紙+挿絵1点)
キョンと佐々木の中学生時代の一コマ。他に出てくるのは国木田だけというシンプルな構成。佐々木のほのかな乙女心の発露が、本編での下地と成り得る微かで微笑ましい彩りを添えている。キョンの口癖誕生の瞬間でもあったのだが、それよりも高校受験直前のモラトリアムな心情が描かれる中で、『高校生活一発目の自己紹介』や『変なのとクラスメイトにならないように』といった未来の不安を吐露する言葉のすぐ横にキョン曰く“変なの”がシルエットながら決めポーズで立っているのが妙に可笑しかった。他に特筆すべきは1点のみだった挿絵がカラーということか。

・キャラクターデザインラフ集(4頁)
『分裂』と『驚愕』の主だった登場人物の、絵師さん視点での解説付き。

・とつげきとなりの作業部屋(7頁)
サブタイトルに『いとうのいぢPresents』とあるように、絵師さんの作業部屋が割と赤裸々に写真で公開されている。作者のPCも写真公開されているが、むしろ歴代担当編集者(主に男性)の作業机の、いかにもカオスな乱雑振りには目を覆うばかりである。なお、『小説スタッフ編』とあるのでアニメ版とは無関係。

・「涼宮ハルヒ」制作秘話(7頁)
本邦初公開なのかは不明だが、主に『憂鬱』誕生までの編集サイドによる誕生秘話であり、なかなか興味深い。『分裂』からの空白期間に対するお詫びもしている。

・『驚愕』ぷちイラストギャラリー(11頁)
描き下ろしも加えたイラストを6点収録。見開きの作品があるため頁数よりは少ない。なお、内2点はメディアミックスに関わった絵師さんによるものである。

初回限定版のオマケにしては相当にお得な内容と言うべきであり、これを回避して通常版を2冊求める要因はとても少ない。そもそも通常版は、今後の重版に備える意味合いがほとんどを占めていると推測する。

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紙の本

何事にも、時期や旬というもは存在する。

2011/06/13 21:34

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mayumi - この投稿者のレビュー一覧を見る

 4年ぶりのシリーズの続き。
 「分裂」の続きってことなので、すっかり忘れている分裂を読み返したあと、読む。

 やっぱり、物事には時期というか旬というか、とにかく<時間>というものの後押しが不可欠なのだろう、というのを痛感した。
 そう、残念ながらそういうものの恩恵がすり抜けてしまっている。

 分裂が出た直後にこれを読んだら、それはそれで感動なり、思うところや考えることがあっただろう。
 しかしながら、4年は全てを形骸化してしまうだけの時間だったようだ。

 にしても、周りがどうであれ超然としている、全く関知してないというのが、涼宮ハルヒの魅力だったように思うのだが、今回のようになってしまって一体、この先どこに着地点を求めて行くのだろう。
 ハルヒが<自覚>することは、キョンやSOS団の仲間との別れを示唆しているのではないかと、つい考えてしまうのであった。


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紙の本

反則ミステリ

2011/06/04 18:12

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る

意味不明な展開を分かりにくく描いているだけの非常に残念な出来栄え
キャラクターに大きな違和感を覚える
特にキョンはなぜか暴力性と情愛が増して、語り口調にもシニカルさがなくなっており、又行動理由をどうにも見いだせない
一応愛と怒り故ということなんだろうが、「仕方がなく」ではなく大分積極的に動く
ストーリーは二重構造で上下巻なので、上巻が1/4で起・下巻が同じく結に当たるだろう
承・転はない
同じようなシーンが繰り返されるのは、まるでアニメの「エンドレスエイト」を思い起こさせた
今回はさらにキョンが何の役にも立たず、「後で説明を受ける係」という体たらく
しかもミステリ的にかなり反則臭い

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2011/06/16 17:57

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2011/05/26 16:31

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2011/01/31 22:27

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2011/05/28 08:54

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2011/06/04 00:47

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2011/04/18 01:04

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2011/05/28 12:10

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2011/05/02 13:40

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2012/02/17 00:47

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2011/05/22 22:19

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