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雑誌記者の高坂が、二人の若い「超能力者」と出会い、彼らの「生きざま」を自の身の上に起こった事件を通じて思いしらされる…。
とても切ない結末だけれど、「超能力」も「目が見えること」や「耳が聞こえる」ことと同じ「能力」なんだ…という、叫びが胸に響きます。
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宮部初期作品。この作家の本をたくさん思い浮かべて、一番好きなのがコレ。何年も前に読んだものなのに、土砂降りの雨の中、マンホールを覗く主人公と少年の出会いのシーンをすぐ思い出せる。宮部の「少年」「超能力」ものではダントツ。当時、読んで泣いた気がする。
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サイキックの能力をうまく制御するのは難しい。人には色んな能力がある。それに気づいていないだけなのかも。
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最近は全く読むことがなくなってしまったけれど、一時期宮部みゆきの本を読み漁っていた。中でも1番のお気に入りがこれ。中年男性が主人公というところもいい。切ないです。しっかし単行本は『龍は眠る』なのに、文庫本は『竜は眠る』になっているのは、アマゾンのミスかしら。
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主人公は超能力を持った少年ですが、相変わらず少年の描写が上手い。異能者の苦悩が見事に描かれています。面白かった。
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初期作品のひとつだけど、「魔術〜」に比べて印象深い。土砂ぶりの雨の中を運転するところはかなり頭で情景を浮かべられたような。”僕は超常能力者なんだ”という件に「はぁ?」と思いながら謎解きしていく流れが面白かった。
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こんな表紙だっけな?今まで読んだ宮部みゆき作品の中で、一番心に残っています。ブクログで「少年の描写が上手い」とコメントしている方がいらっしゃいましたが、全く同感です。話は飛びますが、超能力とかが出てくると敬遠してしまう人も多いと思います。でも、たかが設定じゃないですか。重要なのは、その設定を使って筆者が何を言わんとしているのか、じゃないのかなぁと、僕は思うんですけど。これは、少し淋しいお話です。
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友だちが貸してくれました。兄さん、頭が痛いよぉ…。って『Night Head』を思い出さずにはいられない訳ですが、初めての宮部みゆきは面白かったです。スラスラヨメター!
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やはり宮部みゆきはすごい…。こんなにいっぱい作品を出していて、そしてこんなにクオリティーが高いなんて。すごいよなぁ。
超能力者の話だが、魔術はささやくよりも温かみがある。
主人公の雑誌記者の人間味あふれる感じとか、主要人物が温かみがあって良い。
最終的にテレポーテーションが出てきちゃったのは微妙だったけど、なんとなく。
超能力者の二人も、それを取り巻く主人公、同僚、幼稚園で働く女性、と、なんだか緊迫しつつ暖かい。
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自分の考える出口と、違う出口へ辿り着いた感じです。こっちが本道で、これはわき道かな?と思っていても、宮部さんは別の所へ連れて行ってくれました。でもやっぱりエピソードの数々や読後感のよさに、ついつい「そっか、こういう結末なんだ」と納得です。
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同時期に「ナイトヘッド」を読んでいたので、設定や名前が似ているなあと思っていた覚えが。どっちが先かしらん?
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■内容
雑誌アローの記者 高坂は、嵐の中自転車がパンクして立ち往生している少年を見つける。
彼を車に乗せて走っている最中に、子どもの行方不明事件に関わることになる。
■感想
一転二転するストーリー。登場人物一人一人の人物描写がうまく、一気に読み終わった。
犯人について、動機については後半「なんとなく、そうかなあ」とわかり始めるが、この本は推理を楽しむものというよりも、話全体の流れを楽しむことができる本だと思う。
なによりも、この本の結末が希望をもてるものであることが今の私には好ましいと思えた。
※ネタバレなど詳しくはhttp://pon.sub.jp/blog/archives/000408.htmlこちらに
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サイキックの少年達のはなしです。本当にこういう人たちを警察とかでつかってるんですかね〜。興味あります。
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宮部みゆきの真剣な長編。スティーブン・キングへのオマージュみたいな感じが見て取れた。やはりこういう作品は一気に読んでしまう。ミステリーだけどわかりやすいし、やはりうまい。
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超能力を持った少年の描写は素晴らしいんだけど、宮部さんにしては事件がいまいちだ…と思うのは私だけかな。犯人とか、電話の向こうにいる人とか予想ついたし…。でも切なさは満点!なので★5。