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超能力を持つ少年と新聞記者が主人公のこの作品。「人の心が読める」という、この上なく残酷な能力を持ちながら、優しさと聡明さを失わない少年はとても魅力的です。この作品を読むと「ひょっとして超能力ってあるんじゃ」と思えてきます。それだけの説得力と面白さを兼ね備えた素晴らしい、そして切ないミステリです。
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宮部氏のミステリは大好き。中でも初期のこの作品が私は一番好き。あまりグロテスクでなくて、泣けるから。
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事件はある雨の日に起こった。その事件で人が死に、その原因となった人はわざとでないにしろ人を殺めてしまい、そんな彼等を主人公達も…。タイトルに惹かれて買ったけど、読むことに全てを忘れてしまう作品。主人公の一人は超能力者。ミステリーを比較的読まないほうの私が夢中になってしまうほどに面白かった作品。超能力って考えるほど便利じゃないなーとついつい考えてしまう作品。
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事件の真相より、登場人物の心情の方が心に残った。
稲村慎司、織田直也、そして高坂昭吾、切ない・・・
共感して考えさせられました。
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何でもアリになってしまうので、超能力モノはあまり好きではなかった。しかし、さすがは宮部みゆきである。現実的な背景設定で、見事に仕上げている。冒頭のトリックを懇々と明かしてゆくシーンに、思わず身震いしてしまった。それからは一気に読み切り、興奮さめやらぬ私は、続けて2度読んでしまった。
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超常現象のオンパレードでも、ちっとも胡散臭さがなかった!その世界に違和感なくドップりハマって読めた!で、泣けました!
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2006/10
短編集は以前読んだことがあるんですが、宮部みゆきの長編小説はこの作品が初めてでした。
結構厚みのある本でしたが、非常にすんなりと読み進めることができた印象があります。
一応ジャンルとしては超能力ものなんですが、超能力という題材をこういう形で扱った小説を自分は初めて読んだ気がします。
ちょっと暗いというか重いと感じる部分もありますが、それを含めて非常に良い作品なので、気が向いたら是非。
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「あの人が何を考えているか知りたい」
誰もが抱く思いだろう。
相手の心を読み取る力を持った少年、その少年と偶然出会った週刊誌の記者が巻き込まれる事件。
SFという架空の物語なのに、重い作品
というのは宮部みゆきならでは。
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最初はこういう能力があるのが羨ましい気がしたが、こんな苦労があるのかぁと思った。確かに辛いと思う。
なんとなく最後が2時間ドラマにありがちなパターンだったように思える。
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ある台風の夜、雑誌記者の高坂は雨の中立ち往生していた少年を車に乗せた。その少年は不思議な力を持っていて、その夜ひとりの小学生の身に起こった事件について知っているというのだが・・・。
事件の真相を知り、犯人に自主させようとする少年。主人公に送りつけられた謎の脅迫状。少年の力をペテンだと説明する少年の友達。
この作品でも、一見関係のなさそうな個々の出来事が、少年の持つ不思議な力を通してひとつに結びつく所が読んでいてすっきりした。
誰もが一度くらいはそんな力があれば・・・と思った事があるだろうけれど、実際そんな力を持ってしまったら、本当にそれが幸せなのかと考えずにいられなかった。そしてこの作品にも、人のつながりを感じさせるあたたかいエピソードがうまく描かれていてすてきだなぁと思った。
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やはり 間違いなく面白かった。
超能力を持った少年たちのその力を主軸にしたものでなく それゆえの苦悩、生き様に焦点を当てたのは流石だと思った。
口の利けない七恵の存在は普通の人間と超能力者の彼らにとっていかに重要な存在なのかと私は思った。彼女の存在が この作品を奥深いものにしていると感じた。
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宮部作品の中でも1、2位を争う秀作。中期(初期?)の作品ではありますが完成度が高いです。超能力者を題材にした作品ですが、細かい心理描写が引き込まれます。
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宮部みゆきとの邂逅の作品。彼女の書く少年が好きだ。青少年の代名詞のような真っ直ぐな男の子を彼女は書く。ついつい手を差し伸べて、応援したくなる。人とは違う力を持つこととは。
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初の宮部本。
さすがに読者を引き込む力はあるのだが、心を突き動かされることも、長く残る印象というものもなかった。
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ファンタジーミステリー。微妙なラインですがミステリに分類します。
サイコキネシスが出てくるので非常に微妙なラインですが、宮部先生に初参戦した作品です。かなり面白い。
でもなんとなく、当時は嫌いでした。