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絶対泣けると聞いて手に取りました。
表題作のまゆみのマーチなど確かにホロリとは来るんですが、期待値が高かったせいかそれほど・・・と言う感じ。
後重松清さんの本を初めて読んだ(たぶん)ですが、いまいち文体が合わないのかなかなか読み進めませんでした。
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いじめではなく嫌われているのだという転校生のことを家族に話し続ける中学二年生の真相が胸を打つ「セッちゃん」と、自分の一浪を励ます会で悪酔いし帰宅後キレてしまう高三の兄と、自己嫌悪から普通の自画像が描けない中三の妹が、ポキリと折れたところから家族によって希望のある流れになる「かさぶたまぶた」がすき。
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まゆみのマーチはちょっとしんどい女の子や小学生やおばさんが次々と出てきて、ページをめくるのがしんどい作品たちでした。
やはり重松さん、ワタシの心に残る言葉で表現で作品を編んでいます。それだけに電車読書後の仕事はなんだか心が暗くなって調子が出ませんでした。あの子どうなっちゃうのかな…なんて。
まゆみのマーチを読んでからの卒業ホームラン、これが良い読み順ですね。
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家族や絆がテーマの短編集。家族だから何もしなくても上手くいく訳じゃない。まゆみのマーチの好きという言葉による全力の肯定に力強さを感じる。涙が溢れてくる作品。理想を描いて前に進むことも、自分の正しいを信じることも、大切だからこそ隠したいことも間違いじゃないし、不安になって頼ることも間違いじゃないと思う本。
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男子編を読み終えたその足で買ってきた女子編。地方路線の旅をしている途中の車内でうっかり読んでしまい、一作目でいきなり号泣してしまった。
自分が男なので、男子編は内側からの共感で泣いて、女子編は外側からの包まれるような優しさに泣かされた。全体的に重めの話が多くて、男子編に比べて涙を流した回数は少なかったものの、その分上に書いた表題作「まゆみのマーチ」の深い優しさが圧倒的で、「とんび」を読んだ時のように、5分ほど読み進められなくなるくらい泣いた。周りに全く人がいなくて助かった。
本当は、今映画がやっている「泣くな赤鬼」の原作である「せんせい。」を求めて本屋に行ったら売り切れで、その代わりに出会った二冊の素敵な短編集。男子編を父に送ったので、女子編を母に送ろうと思います。
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「まゆみのマーチ」。悟空の大冒険ってずいぶん昔のアニメで知ってる人はずいぶんの年配者。その世代も以外の世代も読者の対象になる。今回追加の終章「また次の春へ」も胸が熱くなった。2019.9.25
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以前読んだ文庫に収録されていたお話と重複があったけど、再度胸を打たれ、考えさせられた。
特に表題の「まゆみのマーチ」では、もし娘がまゆみのような性質の子供だったら、私ならどう接しただろうか?と考え込んでしまった。
親としては子供のために一番いい方法を…と思っても、実はそれは気づかぬうちに親のための言動になっているのかもしれないし、はたまたある子には最善の方法が、他の子には毒になるかもしれかいし。
親子関係だけでなく、人間関係は難しいなぁ…と、改めて思った。
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まゆみのマーチのお母さんが
私のお母さんとそっくりで
涙が止まらなかった
母の大きな温かみを実感した。
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親と子供の悩みってそれぞれあるよなと思ったのが、さぶたまぶた。
子供だって親に言えないことはたくさんあるけど、親だって子供に言えないことはたくさんある。
恐らく正解はないけど、親も子供もお互いどれだけ弱みを見せられるかはもしかして大事なのかなぁ?と思った。
最後の短編は何がどう繋がっているのかよく分からなかったので読み直したい。