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ピアニストって、1分間にすごい数の音符を正確に打鍵するし、長い時間の曲の譜面を覚えて演奏しているし、さらに感情豊かにいろんな音色のタッチができる、、、それって、どうしてだろう、、、小さいころから習っている訓練と言う要素だけなのか、そうじゃなくってピアニストとその脳の関係はどうなっているのだろう、、、そんな話の本です。と言う事ですごく面白い本でした。私のように50過ぎにピアノを始めた人には、小さいころからやっていたほうがよかったと思うようなこともあるだろうけど、それはそれで大丈夫。直近の10年間のピアノ練習が多い人は加齢の影響も少なくなるとのこと。まあ、年相応に楽しんで、脳を使いましょう(^^)
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ピアニストにしろスポーツ選手にしろ、何かを極めている人は脳のつくりも変わっていっている、という話。
こういう話を読むと、自身が思って意識して行っていることって案外少なく、無意識に脳に支配されていることって多いんだなと再認識する。
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ピアノを昔やっていたので気になって読んでみた。
脳と筋肉に関することがほとんどだが、ピアノをひいたことのない人やクラシックをほとんど聞かない人は少し難しいかなと思える内容。
曲名や技法とかは知らないとわからないと思います。
個人的に驚いたのは1章4の左右の手の独立性。左利きなのに左の手の方が動きにくかった謎が解けました!
あとは7章1にあったスキル向上のための1日あたりの練習時間。専門に習ってる人ならともかく、趣味でやってる人には難しい時間。。。
またピアノをひきたいなと思える本でした。
[図書館]
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すごい面白かった!
ピアニストの脳、身体など科学的に分析し、1分間に数千個の鍵盤を打鍵するような超絶技巧が可能な理由を明らかにした本。一見難しそうだけど、内容は易しく書かれていて中学生ぐらいから読めそう。
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ピアノ演奏を科学する本。
脳だけに特化した話でなく、力学的にも解明してくれる。
指を立てて打鍵しろ、ピアノから体を話しすぎるな、力を抜いてリラックスして弾け、などピアノを習っていた時に先生に注意されていた様々な事を思い出すとともに、なぜそうなのかが同時にわかって気持ちいい。
久しぶりにピアノが弾きたくなりました。
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20121109読みたい
20140120読了
ピアニストの省エネ術を科学的に解明した本。「音楽演奏科学者」という肩書を初めて見た。著者はハノーファー音楽大学の研究員で、自身もピアノを演奏する人。●指を独立に動かしたり両手の動きを協調させたりする脳の部位が、練習によって発達促進されるのは、11歳まで。12歳以降は練習量に脳の発達が比例するわけではない。●ピアニストの職業病についての解説。過剰な練習ではなく「不適切な身体の使い方や弾き方が、演奏によって身体を傷める引き金となる」という考え方が主流になりつつある。●耳鳴りについての記述。これまで原因は耳の中(有毛細胞)と考えられてきたが、近年は脳の聴覚野の問題と指摘されている。耳鳴りとして聞こえる音の高さに対応した聴覚野の細胞が過敏になっているため。お気に入りの曲からこの高さの音を除いて聴くのがリハビリ。
20170508蔵書
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音楽を表現する者の身体の使い方、脳の働き、聞き手への伝わり方に関する理論的科学的な研究をまとめた本。個々の研究はそれぞれ調べ直す必要があるものが少なくないものの、様々な疑問が晴れ、表現への示唆に富んでいる。
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自身もピアニストである科学者が、音楽家と普通の人の脳の違いを解説する。音楽家の脳は、普通の人より音感を司る脳の部位が2-3倍大きい。アマのピアニストでも1.5倍ぐらい大きい。 7歳までにピアノを始めた人は、それ以降に始めた人より聴覚細胞が発達する。 11歳までに練習した時間が多いほど、ピアノ脳が発達する。3~5歳で始めれば、11歳までの練習時間が長くなるから上手くなる。早く始めても練習時間が短いと、それほどでもない。 音感がいい人は、話し手の感情の微妙な変化を聞き取る能力が高い。また言語を聞き分ける能力が優れていたりする。だから、小学校教育で、音楽の授業を減らすのは、よくないのだ。
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ピアニストの演奏を見て、よくあんなに指が動くな、と思うことがある。また、彼らは時には何十分もの曲を全て暗譜し弾き切ってしまう。なぜピアニストはそのような至難の業を可能にしてしまうのか。その脳構造はどうなっているのか。そういった疑問を科学的実験を交えて解説しているのが本著である。また、本著には音楽家に見られやすいジストニアという故障についても触れられており、同症状を患っている私にとっては大変興味深く読むことができた。音楽を嗜む方は一読の価値はあると思う。
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どうして一流のピアニストは「初見」演奏ができるのか。
どうして一度楽譜をみただけで記憶をし、いきなりピアノに向かうことができるのか。
どうしてたくさんの音をひとつずつ聞き分けることができるのか。
小指と薬指をうまく動かすことが出来ないのはなぜか。
(利き手ではない)左手がなかなか思うように動かなかったのはなぜか。
感覚的にやってきていたことを科学の観点から説明している本書をよんで、驚きの連続でした。
私の指や耳は、こんなすごいことをやっていたんだな、と。
ピアノは練習を重ねて、鍛えられた筋肉で弾くではなく、脳細胞で弾くのです。
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ピアノを弾けるようになるということは脳そして体がどのように変化するのか、アマチュアとプロはどこが異なっているのか、ピアノの習熟度と脳の関係を多くの実験結果から解き明かす。
複雑な指の動きをする場合、「同じ速さで同じ指の動きをしているのにもかかわらず、活動している神経細胞の数は、ピアニストのほうが、音楽家ではない人より少ない」として「ピアニストの脳は、たくさん働かなくても複雑な指の動きができるように、洗練されている」との解釈を導いている。
また、「ピアニストは動かしにくい左手の指をつかさどる脳部位の体積が大きい」とか「ピアニストは音楽家でない人よりも、小脳の体積が大きい」などとの興味深い実験結果も示している。
「左右の手を別々のリズムで動かす。」、「的確にそれぞれの指を独立に動かす。」このあたりはピアノ初心者がとても悩むところです。このあたりも脳と体のメカニズムからある程度説明されていますが、特効薬はなく長年の訓練とのことです。また、加齢による運動能力低下もピアノの練習で維持できるとのこと、脳と体の健康に向けてピアノの練習ですね^^;
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ピアニストの指はなぜあんなに早く動くのか。
ピアニストはなぜ一度聴いた曲を楽譜もなく再現出来るのか。
なぜ同じピアノでもピアニストが弾くと音色が変わるのか。
こうした長年の疑問に対して、脳科学の観点から答えを与えてくれる一冊。
なぜ自分がピアノを弾けなかったのか納得できたような気がする。
ピアノを弾けなくなった言い訳に使えるかもしれない・・・。
耳や指、すなわちそうした器官に指令を出す脳の発達についても詳細に書いてあるので育児にも役に立つかもしれない。
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毎日10時間練習をしていても一度も身体を痛めない人もいれば、4時間でも手を傷めてしまう人もいる。単なる使いすぎが手や腕を傷めるのではなく、、現在主流になりつつある考え方は、不適切な身体の使い方や弾き方が身体を痛める引き金となるというものだ。たくさん練習して、もっと上手くなりたいと願うピアニストが、身体を痛めずに健やかにピアノを引き続けていけるように、正しい身体の使い方を研究したり、どうすれば筋肉の不必要な仕事を減らせるかについて著者は研究している。
ピアノを毎日4時間弾いたとして、1年間で手が移動する距離は、およそ490kmと言われている。これは東京と大阪を結ぶ直線距離が515kmなので、それに匹敵する距離をピアニストは1年かけて手で移動しているようなものだ。フルマラソンが42.195kmだから、ピアニストの手は1年に10回以上もフルマラソンに出場していることになる。私達はともすればピアニストの指の動きの素早さに目を奪われがちだが、ピアニストになるためにはこのような並外れた持久力も必要となるということだ。ただし、持久力といっても、マラソン選手のように心肺機能を高めることが必要というわけではない。手や腕を動かす筋肉が疲れにくいこと、つまり、筋肉の持久力が必要ということになる。
身体を動かす際、まずは脳が筋肉に指令を送り、筋肉を収縮させる。このとき脳から筋肉に送られる指令にはノイズが混ざる。ノイズの量は筋肉が大きな力を発揮するときほど増えるという性質がある。たとえば、ボールを投げる速さを速くするにつれてコントロールが悪くなるのは、速く投げるときほど筋肉にたくさんの指令を送るので、そこに混ざるノイズも増えてしまうためとされている。したがって同じ速さで手を動かすとしても、もし筋力をあまり使わなければ、ノイズの量も減り、より性格に身体を動かせるはずだ。これはまさに、脱力の話である。ピアニストは重力や腕のしなりを活用し、筋力をあまり使っていない。これによりノイズを減らし、狙った音量で正確に打鍵しやすくしているのだ。ピアニストが脱力して打鍵するメリットは、単に疲労を避けるためだけではなく、正確に打鍵することともつながっている。
毎日何時間練習すれば、演奏技術をキープできるのかといった実験も行っている。2年間の実験の結果、2年後に正確に演奏するスキルを向上させることができたのは、1日平均して3時間45分以上練習していた学生であることがわかった。逆にそれ以下の時間しか練習しなかった学生は、演奏の正確性が低下していた。このことから、1日あたり3時間45分というこの平均時間が、ピアニストが演奏技術を維持するために必要な練習時間だと研究者は結論付けた。それに加えて、1日の総練習時間を同じにして、時間配分を変化させた場合、1回あたりの練習時間が長いピアニストほど本番で良い演奏ができるようであったと結論付けた。休憩を挟んで何回かに分けて練習するよりも。
最後に、音楽家は偉大な作曲家の遺した音楽を現代の世の中に再現できる唯一の存在だ。音楽を奏でられる人がいなければ、いくらすばらしい音楽の詰まった��譜があっても、誰も生の音楽を鑑賞することは出来ない。音楽家は文化の担い手であり、音楽家の健康な演奏活動を守ることは、ひいては人類のかけがえのない文化資産を守ることだといえる。音楽家と音楽演奏についての正しい理解が深まり、世の中に素晴らしい音楽がより一層あふれるようになることが著者の願いと締めくくっている。
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ピアニストの脳と身体が、いったいどのような働きをしているのか、さまざまな実験と調査を駆使して探究された本。読みやすく興味深い内容でかなり面白かった。子どもに小さいうちからピアノを習わせてみようかと思った。反面、ピアニストの3大疾病(腱鞘炎、手根幹症候群、フォーカル・ジストニア)と言えるものがあるからちょっと迷うけど。
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「ピアニストの脳を科学する」http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-93563-7/ … 読んだ。失敗した、先日読み終えた「音楽嗜好症」http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/117245.html … の前に読むべきだった。あっちの膨大な症例と脳神経学の解説と冷静な文章の後だと、こっちはただの紙芝居(つづく
大体故障するのは弾き方が悪いからだ。フォーム、掌と指の使い方、早く楽に弾くこと、力の使い方抜き方、内容は幼少からピアノを習っていれば先生から解説とともに注意を受け続けてくることばかり。それともわたしの先生が異様に詳しかったのか?ま、この本はピアノを全然知らない人向け、以上(おわり