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ビブリア古書堂の事件手帖 1−2 栞子さんと謎めく日常 みんなのレビュー
- 三上 延 (著)
- 税込価格:715円(6pt)
- 出版社:アスキー・メディアワークス
- 発売日:2011/10/25
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紙の本
いろんなことが明らかに
2015/09/28 07:30
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投稿者:dolce - この投稿者のレビュー一覧を見る
栞子さんの抱えていることが少しずつ見えてくる内容になっていて、次がどうなっていくのか、大輔との関係はどうなっていくのかなど楽しみな内容となっている。
紙の本
派生して他の本も読みたくなる本です。
2015/09/03 19:23
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投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白くなってきます。ただ知っている、だけにとどまらない、著者の古書に対する造詣の深さに驚かされます。紹介されている本にもとても魅力を感じました。
紙の本
秘密の扉を開くための手順
2015/08/25 10:32
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
色々あって、結局、ビブリア古書堂に再就職した五浦大輔は、店長の篠川栞子のもとで仕事を覚え始めていた。互いが互いのことを意識しているのは確実なのだけれど、特に関係が進展するということもない。
そして今日も、本にまつわる謎がビブリア古書堂へと持ち込まれる。アントニィ・バージェス「時計仕掛けのオレンジ」(ハヤカワ文庫NV)の感想文を書いた小菅奈緒の妹・結衣についての謎。五浦大輔の昔の彼女である高坂晶穂の父が残した福田定一「名言随筆 サラリーマン」(六月社)にまつわる親の思い。査定中の本を置いたまま消えてしまった客が告げた、足塚不二雄「UTOPIA 最後の世界大戦」(鶴書房)に関する過去。そして、篠川栞子の母・篠川智恵子が残した坂口三千代「クラクラ日記」(文藝春秋)。
前巻よりもこちらの方が、柱となるストーリーがある分、ずっと好みだ。本に魅了され、本を憎み、しかし本を捨てることもできず、普通の生活の方を犠牲にする。そんな、一般的な感覚から見れば異常な、しかし本好きには理解可能な考え方を持つヒロインを、比較的中立的な立場の主人公が追いかけることで、その奇妙な世界が徐々に明らかになっていく。
そしてその過程の積み上げが、短編の構成とぴったり一致していて小気味よい。まあ、あざとすぎるという見方も出来なくはないけど。例えるならば、秘密の扉を開くために、主人公が順番に鍵を手に入れていくという様な演出なのだ。
それにしても、自転車で何十キロも走りまわって本を買いに行くとか、あまりにも懐かし過ぎる感情だ。
紙の本
地元愛で読みました。
2013/03/03 22:22
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投稿者:蒼猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
地元が出てくるので読んで、あの辺かなとか考えながら見るのが面白かったです。むしろ、地元でなければ最初は興味も持たなかったかも……。
4冊も続けて読んだのだけど、そろそろ物語も終盤のようです。
本当に毎度、妄想の理想の彼女的栞子さんと大輔さんのやり取りがコソバユクてよいです。
ミステリーだけど誰かが死んだりする話という訳でもないので気楽に読めて、読んだことのない本も知って興味を持てるので楽しめました。
紙の本
一気読み
2013/02/04 16:28
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投稿者:りお - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作も面白かったけど、今作も期待を裏切らない。
一晩で一気に読んでしまった。
古書店は立ち寄りにくいイメージだったけど、この作品に触れて行ってみたいと思った。
紙の本
面白い
2012/09/13 23:25
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投稿者:suzu - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は家族についての話題でした。やはり、家族はいいものだと思いました。
紙の本
シリーズかも確定したようで著者の構成力にますます期待
2012/02/12 01:23
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投稿者:さとる - この投稿者のレビュー一覧を見る
なるほど、出版事情や版による違いを重要な要素として取り込んだ日常の謎系のミステリであるならば、舞台は新刊書店ではなく古書店になるべきだろう。
相変わらずの安定感のある作品なので、派手さはないものの安心して読める。
物語としての盛り上がりは同じ著者だとラノベのほうが力があるように感じていたが、あとがきでシリーズモノとしての構成が組まれているらしいことが示唆されたので、著者の構成力の本領発揮もこれからだろうと、シリーズ化決定によってますます期待が高まってきた。
作中でチョイスされる本も、他の本読みヒロインが出てくる作品と一線を画しているので興味深い。
三作目の発表が待ち遠しい。
紙の本
人気シリーズ第二弾
2012/02/08 01:16
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投稿者:色鳥鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る
個人的には『時計じかけのオレンジ』のお話が面白いと思いました。古書をあつかう小説ですが、「語り」の人物が本を読めないという設定なので、普段は読書されない方でも、とっつきやすいシリーズではないでしょうか。反対に、本読みの玄人さんには、心理面の描写など、ちょっと物足りないかもしれないですが、読みやすく、分かりやすい文体・展開がとても良いと思います。
続巻が楽しみです。
紙の本
人の手から手へと渡った本には物語がある
2012/02/05 22:43
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:桜李 - この投稿者のレビュー一覧を見る
古書店に持ち込まれた本に纏わる謎を解くシリーズの第二弾。
今回は、大輔の学生時代の元彼女が査定を頼みに来るお話や、栞子さんの母についてのお話など、三編。
1巻は期待しすぎて拍子抜け。2巻は普通のラノベだと思って読んで楽しみました。最初の印象って大事ですね。
ラストで古書堂を退職したはずの大輔はあっさり復帰。
仕事にもだいぶ馴染んで、古書堂内での栞子さんとのやりとりもほのぼのとしてます。
そして1巻よりも古書に対する蘊蓄が増えたことはちょっとうれしい。
ミステリー要素は更に薄め、栞子さんと大輔の初々しいラブ要素が割増な感じです。
しかも、何とも気になる終わり方!
栞子さんは母の呪縛から抜け出せるのか?ここからが本編といったラストで締めくくった2巻。
機会があれば続刊も手に取ろうと思います。
紙の本
早く続きが読みたいシリーズ
2012/01/27 19:17
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投稿者:くまちゅう - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ2作目で、ようやく本編とのことで、まだまだ謎が多い作品です。新刊、新古書では味わえない古書の話は新鮮でした。貴重で入手不可能そうな本のタイトルの中で数冊読んでみたいものが出来てしまいました。1話完結で本の持ち主の思いを読んでいると、1冊1冊を大切にしたいと思う気持ちが強くなります。続編が楽しみです。
紙の本
続編が楽しみな作品です
2012/01/26 20:53
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投稿者:イオン - この投稿者のレビュー一覧を見る
古書店を舞台にしたラノベの第2弾!
日常の謎系で古典文学やマンガが登場します。
説明を聞いているといままで興味が持てなかった古典文学も読んでみたくなるのが不思議。
軽く読めるのでお勧めです。
紙の本
面白く、そしてまた貴重な作品
2012/01/26 20:23
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投稿者:ゆこりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ビブリア古書堂の店主である栞子が、退院して戻ってきた。まだ慣れていなく悪戦苦闘する大輔を見守りながら、彼女は再び古書堂を営んでいく。そこに持ち込まれる本の中には、さまざまなエピソードを持ったものや、持ち主の想いが詰め込まれたものもあった。大輔と栞子は、本に隠された謎のひとつひとつに迫っていく。「ビブリア古書堂」シリーズ2。
この作品は、プロローグとエピローグとほか3編から成る。プロローグとエピローグは、栞子の母に関する話だ。彼女の「クラクラ日記」という本に対する切ない想いに胸を打たれた。3編の話も、本当に面白い。「時計じかけのオレンジ」という本に関するエピソードには驚いた。また、「福田定一」「足塚不二雄」の話もよかった。本の好きな人にとって、本は単なる物ではない。それは時には、その人の人生そのものになる場合もある。人と本、この関係はドラマチックなものだと思う。
本に隠されたさまざまなエピソードを読み手に伝えてくれるこの作品は、面白いばかりではなくとても貴重だと思う。もっともっとこういうエピソードを知りたいものだ。このシリーズがこれからもずっと続いてくれることを切に願っている。
紙の本
出てくる本が読みたくなる本
2012/01/25 17:12
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投稿者:書評王子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
三上延の大人気作「ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち」の続編です。
前作では漱石、太宰と有名作品を扱っていましたが、
今回は、
アントニ・バジェス『時計仕掛けのオレンジ』
福田定一『名言随筆サラリーマン』
坂口三千代『クラクラ日記』
足塚不二雄『UTOPIA最後の世界大戦』
とかなりマニアックな本を扱い、
その作品から、流れるエピソードが深く楽しく引き込まれます。
栞子と大輔の関係も、前作よりグっと深まり、
そのことで、物語の軸が多層になり、
より楽しめる作品になったのではないでしょうか。
第三弾への期待も高まる一冊です。
紙の本
心にやさしいミステリです。
2012/01/24 02:24
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投稿者:しろくましんくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
『ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)』の続編が本書にあたるのですが、実は私、前作も、本作も地図を片手に読みました。
舞台は篠川栞子さんが店長をつとめる北鎌倉にあるビブリア古書堂で、そこに持ち込まれる持ち主の秘密をかかえた古書と人とのちょっとしたミステリです。残念ながらビブリア古書堂は実在していませんが、登場人物に関係する場所などがみんな実在していて、地図で確かめられるんです。そして、私は鎌倉にある学校へ通っていましたので、いわば、鎌倉や北鎌倉、大船は庭のようなものですし、親戚のいる藤沢近辺もよ~く知っていたため、懐かしさ+イメージもしっかり頭に入って、楽しさ倍増でした。もちろん鎌倉をご存じではない方も、ちょっとした観光マップとして本書を持って、鎌倉を楽しんでいただくのも良いのではないでしょうか。
また、少年期の経験から本が読めなくなってしまった古書堂の店員の青年・五浦大輔くんも古書と悪戦苦闘している姿が、ほほえましくもあり、本には人一倍情熱を燃やすのに、人見知りの店主・栞子さんの心もなごんでいく姿があたたかで、登場人物みんなが織りなすやさしさが、ほっとさせてくれる1冊だと思います。
こてこてのミステリではありませんが、心にやさしいミステリの本です。
紙の本
ラノベの典型的なヒロインであるようなのに、結構黒い。でもってそこがいい。
2012/01/09 20:51
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投稿者:mayumi - この投稿者のレビュー一覧を見る
古書をめぐるミステリーの2作目。
前作で、絵にかいたようなヒロインでありながら結構黒いと思ってた栞子さんは、やっぱり黒かった。
というか、この黒さがむしろ魅力。
そう、天然であったり無邪気、そして聡明というだけでは、本の魅力は語れないのだと思う。本のもつ毒とか魔力とか、そういうものを語るためには、あえて物事をフクザツにしてみたり、いい人であるように見せながら希少本を手にいれてみたり、そういう策略が必要なのだ。
そういうことをしてしまうほどに、本は魅力的であり、その魔力に栞子も、そしてその母親もとりつかれているのだ思う。
栞子と、同じような容姿をして、同じように本に対しての洞察があったという失踪した母親。
この先のキーパーソンになってくるんだろうなぁ。
ともあれ、2の方がすごく面白かったです。
ベストセラーになったもの、納得。