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ビブリア古書堂の事件手帖 1−2 栞子さんと謎めく日常 みんなのレビュー
- 三上 延 (著)
- 税込価格:715円(6pt)
- 出版社:アスキー・メディアワークス
- 発売日:2011/10/25
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文庫
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紙の本
2作目にしてこのクオリティ
2011/12/27 09:56
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作を読んだ時は、こんな面白いテーマをよう見つけたものだと感心したもの。物語の締め方からして、これはきっと続編が出るだろうなと期待していた矢先に出たのが、本作。期待は高まるけれど、そうそう面白い物語を紡げる、簡単なテーマではないとも思う。だから半分くらいの期待で突入した物の、今回も十分面白いストーリーで大満足。どうやら「前作が人気だったので急きょ続編を」という感じでは無く、大きな物語が出来上がっていて、それを何冊かにまとめて発行していくと言う感じなのか。それなら今後さらに続編が発行されたとしても、本作以上のクオリティを期待できる。実際本作の終わり方も続編を感じさせるものがあり、次作も非常に楽しみだ。
さて古い文学作品の誕生にまつわる逸話や、その本その物が辿ってきた道のり。そこにドラマを見出して物語にするというのが、本作品のテーマ。使われる作品は「時計仕掛けのオレンジ」等一般的に良く知られた物から、時価数百万円とも言われる漫画作品まで様々。でもどんな本にも誕生までの物語があって、人から人に伝わって来たその間のドラマもある。改めて紙媒体としての本の魅力を感じられる、本好きがさらに本が好きになれる、そんな短編集となっていました。今回は少々恋愛物に寄りがちになっていたけれど、硬くなりがちなテーマを、ヒューマンドラマを絡めることで読みやすく仕立ててあって好感。まぁちょっと主人公の栞子さんのキャラクタを、萌えキャラに作り過ぎな感もあるけれど、これがライトノベルと言うのなら、あえてライトノベルファンにもなってやろうじゃないかと、そう思わされた一冊でした。
紙の本
深まっていくのは
2011/11/21 22:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アヴォカド - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙も語り口もラノベ色が濃いのでどうかな〜と思いながら、キャラの造型と古本の謎で引き込まれた1巻に引き続いての、第2巻。
北鎌倉、古書店、古本に秘められた謎…。
そして普段は人と口もきけないほどの人見知りなのに、本のこととなると、目が輝き饒舌になって、本への愛が炸裂する店主の栞子さん。
今回はちょっと恋愛へシフト気味。
店主・栞子さんとそこでアルバイトする大輔の関係は、近づいているのかいないのか…と、まあお約束とも言えるハラハラですが、大輔との関わりの中で、次第に栞子さんの小学生時代や言おうとしなかった母親のことなどがわかってくる。
選ばれた本は、なかなかにマニアックであるけれど、まあ、本の謎のほうは、もうちょっと深くてもよかった気はする。
でも、なにせ深まっていくのは本の謎ばかりではないようなので、今回ばかりは致し方ないでしょう。
紙の本
キレが悪くしっくりこない
2011/11/03 17:29
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
正直微妙
ミステリとしては謎解き役がベッドから出てきたために「手順」が曖昧になってしまった
これだと主人公いらないですよね
解説も強引でどうにも納得がいかない
全体的に「これがこうでこうなった」というのがしっかり出来てないんですね
キャラ的にも「栞子さんが楽しそうに本の話をする」のが大事なのに、どうにも鬱々として暗い
短編集としてサブストーリー的なものをイメージしていたせいなのか、キレの悪いしっくりこない内容でした