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歴史もわかって、尚且つお菓子という観点に注目し、作者の非常に引きこみ方が上手いと思った。文章も比較的読みやすく、次へ次へとワクワクさせる。続きが気になって途中で読むことを辞めるのが惜しくなる。
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町を歩いていて、ふらっと入ったお店でお茶を一服飲んだようなお話。
うーん、出てくる西洋菓子が今ひとつおいしそうじゃないのが残念ナリ。
次作に期待。
「百万の手」みたいの、また書いてくださらないかしら。
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西洋菓子がこれでもか、というぐらい大量に出てくる。
どれもおいしそうに思えてくるのだけれども・・・
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主人公はじめ、登場人物のキャラが濃くて面白い。出てくるお菓子も美味しそうだし!お菓子作ろうかなあという気分になる。…と思ったらレシピも付録になっているなんて気が利きすぎでしょ笑
この作家さんの文章は読点が多くてたまに読みにくいと感じることが序盤は多かったけど、後半になるとそんなこと気にせず読み進めちゃうね。ストーリー展開が上手い。こことここがつながってるのか―みたいな。
続編あるのかな?あるとしたら面白そう。
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ファンタジー系のお話かと思ったら意外や意外捕り物帖的な内容で面白かったです。今回は本に出てくるお菓子が付録でわかるというおまけ付。若様組がいい味出してましたねぇ(笑)
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しゃばけの作者が贈る、明治初期のお菓子屋さんのお話。
とはいえ、お菓子屋さんなのは元武士の男の人。
仲良しはみな警察に入り、新しい時代へと進んでいったのですが、謎の手紙から始まる事件に巻き込まれることに…?
しゃばけシリーズが好きなのと、タイトルのかわいさに惹かれて買った本です。
お菓子の使われ方がうまいのと、あとは…本当に食べたくなるので要注意ですw
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「しゃばけ」シリーズの畠中さんの小説。
江戸から東京への時代の変り直後がお話の舞台です。
主人公の真二郎は西洋菓子職人。友人は警察官。幼馴染は成金の娘。
こんな面子でなんだかほのぼのと騒動に巻き込まれては解決してゆく。
この時代の物語ってあまり読んだことがないので面白かったです。
新しいものがいっぱいで活気にあふれている一方で、うまいこと時代の波に乗れずに落ちぶれた生活に落ちてしまう人たちも少なからず存在している、そういう混沌とした感じが伝わってきました。
でも暗くなりすぎず、登場人物達が『力強く』皆が生きていこうとしているのでなんだか前向きな気分になれます。
時代の力ってやつなんですかね。
シリーズ化するんでしょうか。
してほしいな。
ほのかな恋愛模様もどうなってゆくのか楽しみだし。
それに、ストーリーはとても面白いんだけれど、まだ少し物足りないというか。
主人公が「居留地で育ち、英語がペラペラ」・「西洋菓子の職人」という、設定があまり生きていない気がしました。
友人たちも個性的なキャラクターなので色々特技とか特殊な事情とかありそうだし。
そこんところもっとからませた騒動事件とかが読みたいなと思うので。
この作品の前日談的な小説も発売されているし。
次はそっちを入手してみようと思います。
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タイトルに惹かれて購入。
内容ではそこまで引き込まれなかったけれど、登場人物が皆さんステキだったり、大好きなお菓子がたくさん出てきたりしたので楽しめました◎
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時代は明治、女名で呼ばれるお人よしの西洋菓子職人、口の悪い幼馴染、美貌の乱暴者、チーム男子、旧かなのスイーツ、おてんば娘……とてもキャッチーだとは思うんだけど。
難しい文章じゃない。が、読みにくい。
文章として練れてないからじゃないかと思われます。
言いたいことを整理できずに一文に押し込んでいるから、結局何を言いたいのかわからないところがあったり。
「明治」な雰囲気を出したいのだろうけど、べらんめえだか、江戸言葉だか、使い方が変なところがあったり。
基本、読みやすく書こうとされている分、そういうところがひっかかるみたいです。
美しい光景を表現するのに「絵のようだ」と書いて終わらせてはつまらない。
美貌の乱暴者も、美貌で狂暴だ、と書いてあるから、ああ、そうなのか、と思うけれど、どういう美形でどんな風に狂暴なのかは表現されてはいない。すべからくそうなので、肝心の西洋菓子も、レシピを書き写したメモを読まされているようで、五感で「おいしそう」とは感じられなかったな。
なんだか、少女漫画のプロットか、絵コンテを読んでいるような気がしてきて、最終的に漫画が完成したら面白いだろうなと思ってしまいました。(これからキャラクターをデザインして、背景を描いて、エピソードを整理して、セリフをブラッシュアップしなくちゃならない。つまりは、そこんところが足りてないってことになるんでしょうかね)
小説の感想としては、これは星ひとつだな。
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風琴屋という名前にスコットランドショルドプレッケーキ、ビスキット、アイスクリン
この甘い響きだけでもう胸が高鳴る
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先日読み終わったこの本。
長い長い江戸時代を終えた明治維新後のお話。
当時としては珍しい西洋菓子をつくる若者
武士から明治になり巡査となった若者達
成金の一人娘
などが基本的な登場人物。
当時の時代の特徴が浮き彫りとなり
まるで時代劇を見ているかのような気分でした。
(時代設定は明治ですから時代劇という比喩はおかしいのかもしれませんが)
数個の短編小説が集まっている形式で
この続きが読みたいと思わせる本でした。
系列の「若様組まいる」の本が読みたくなりました。
ドラマ化もされた「しゃばけ」などで有名な
畠中恵さんの作品。
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江戸が東京に変わって、なにもかもが様相を変えていく明治時代。
西洋菓子を広めようと孤軍奮闘する主人公・皆川真次郎と幼なじみであり旧幕臣の警察官・長瀬と巡査仲間たち、成金の娘で見目麗しいお嬢様・小泉沙羅。
若い彼らが明治時代を軽快に生きて行く物語です。
お菓子の名前が各話のタイトルになっていますが、旧家臣たちや新興新聞社、貧民窟、コレラ等の当時起こりそうな事件を彼らが協力して解決するというストーリーになっています。
築地居留地で孤児となり外国人社会の中で育った主人公には西洋菓子はとても甘く新しく夢のような食べ物だったんでしょうね。
明治期の西洋菓子のことを描いた小説ってあんまり見たことないから、出来れば主人公が事件に巻き込まれるだけでなく、もっと主人公が西洋菓子を巡って仲間と協力して奮闘するお話になったらいいな…というのが正直な感想です。
主役級のキャラが多く、明治、文明開化、お菓子、ハイカラさん、若者たちとおいしい設定がたくさんあるので、全体的に焦点が合わない感じがありました。
ただ、出てくるお菓子はおいしそう。第1話で主人公が居留地のあるご夫婦の結婚記念日パーティーの為にお菓子とお料理を作るのですが、ストウブを使ってシチューや鶏を焼いたり、ある事情で最初に作ったお料理がダメになり、時間のない中、限られた材料でスープやお菓子を作るところはとても読み応えがありました。
続きを書くことによって、もっと設定が深まる可能性もありそうなんで、続きが出るなら読んでみたいなと思います。
アイスクリンって言葉の音が可愛いですよね。
表紙のイラストも可愛くて完全にジャケ買いしてしまいました。
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とにかく西洋菓子の描写がおいしそうすぎる!主人公と巡査の関係性がステキなのと、ヒロインが好感度高いのも絶妙。短編形式じゃなくて、もう少し物語を深堀した長編も読んでみたい。
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畠中恵さん初挑戦。文明開化の世の変化に、愛嬌ある登場人物たちが奔走していくというストーリー。五章立ての物語の中で、いつも中心にあるのが表題になっている西洋菓子。時に甘く、時に切なく(?)、主人公の若者たちがドラマを繰り広げます。移ろいゆく時代の中で、ドタバタだけれど何とか生きている、そんな登場人物たちの姿勢に元気をもらえました。そして切羽詰まった状況でも、西洋菓子がひょいと顔を出し、ひとまず話を和ませてしまう。まさに「アイスクリン強し」。
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おいしかったです(おい)。
文明開化のころのデザート事情がよくわかる話ですな。
「しゃばけ」とはまた違う感じでしたが、おもしろかったです。
ただ、ちょっと拍子抜けだったのは、最初の怪文書が思ったほど本編にかんでこなかったこと。
その辺は、好き好きな部分もあると思うのですが、「よっしゃ、謎解きやな!」と意気込んだ分、肩透かしでした。
それ以外は、個々の人物も魅力的だったので、満足しました。