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みんなのレビュー65件

みんなの評価4.0

評価内訳

65 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

スリリングな対談。明日は見えるか?

2012/04/19 16:02

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:moriji - この投稿者のレビュー一覧を見る

 わかりにくい書名に戸惑ったのですが、冒頭にこんな説明がありました。当初予定していたものは「日本の王道」といったものだったようです。(これもまた、わかりにくいのですが)それ以後に3.11が起こった。3.11であらゆる意味での「文脈」が大きく変わってしまったので、急遽変更した。とのことです。
 当時、その予兆はあったのですが、3.11で、あらゆる矛盾がはっきりと露呈されてしまった。あらゆる意味でのパラダイムの変換が言われた。それなのに、政治、経済をはじめとして、いつか旧態依然の姿が「復興」されているというそのような姿に、日本独特の「文脈」という性格があるのではないか、そんな思いがこの書名にあらわれているようにも思います。
そのような意味で、この本は日本の文化全般にわたっての「文脈」をめぐる、実に興味深い対論になっています。特に興味を喚起されたのが、例えば「贈与する人が未来をつくる」という言葉。かつて「民主主義」は、先人の血のにじむような努力をもって獲得されてきた制度なのですが、そこには「民主主義が効果的に機能するには、血を流してこのシステムをつくった人が現にいるのだという切迫感、その人たちから贈与されたものであるという非贈与の感覚があってこそだと思うんです」(内田)とか、「本来は政治の根っこのところに贈与性があります」(中沢)あるいは「医療・教育・宗教はサンクチュアリとして(ビジネス席捲の世から)保全しておかないといけない」(内田)という発言には、“なんでもあり”。教育・福祉・医療でさえも市場原理(金儲主義)に取り込まれた、疑似民主主義(新自由主義)社会への警告となっています。また、人口減少については「行き詰まった民主主義、資本主義に対する、一種のソリューションではないか」という常識を取り払った視点を持ち込んでいます。以上はこの本のごく一部の紹介です。
 対談にはこのほか、武道と呼吸法、チベット仏教からユダヤの思想、レヴィストロースとプリコラージュの思想、今こそ重農主義へという主張、東洋の学び、日本人の自然観などなど、実に多彩な話題をめぐり、それこそ自由閣達な対論が展開されています。
 その、一つ一つの話題が、「これからの日本にほんとうに必要なものは何だろうか」という大きな問題提起に収斂されていきます。基本的な原点に立ち返って、3.11以降の「今」を考えるための格好の書といえましょう。

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紙の本

達見

2019/05/17 14:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本人とユダヤ人の対比など興味深い話が多かった。
一番刺さったのは収束しない福島の原発を荒ぶる神といたこと。
...人間の愚かさが祟り神を作ったという事実はひたすら重い。

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紙の本

インパクトあり。

2017/04/15 12:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たまがわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

鋭い。深い。濃い。
お二人の話はかみ合っている。
世界の見方とか深さとかが、お二人は結構近いようだ。

対談だから、話題がどんどんスピーディーに飛んでいったりして、面白かった。
結構刺激になるというか、インパクトを与えられる本。
文章が決して分かりにくく書かれているわけではないんだけど、
同じ文章を何度も読み返したりすることも多かった。じっくり読んでいく感じ。
そして読後に、またこの本をいつか読み返したい、と思った。

二人はお互いに内容を理解しあって話が展開されていくんだけど、
読んでいるこちらの方は、その話題の深さについていけてない、
というようなこともあった。
読んでいて、お二人は知の巨人だな、と感じたりもした。

全7章のうち、4章分が公開の場での対談を元にした文章のようだ。

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2012/11/07 00:38

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2012/02/17 12:52

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2012/02/23 01:06

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2012/02/03 15:57

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2012/02/04 15:27

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2012/02/11 12:17

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2012/06/28 07:43

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2012/02/06 02:24

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2012/02/22 20:16

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2012/02/21 18:11

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2012/02/22 13:26

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2012/02/26 23:31

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