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可もなく不可もナシ。
幼稚園と老人施設の交流なんて、たぶんこんなもんだろうな。
しかし、赤な全学連だった連中は今やおじーさんなんだねぇ。
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荻原 浩
(2012/7/10) (文春文庫)
我が家の近くに「ひまわり保育園」があります。同じ敷地に高齢者マンション。誕生会とか合同でやるそうです。
ほのぼのしますが実際はどうなのでしょうか?
この本、そういう意味でもすっごく面白かったです
年配者も幼児も みんな人間
どろどろいらいら でも一所懸命生きてるんですね
タイトルとおり ひまわりが印象的でした
≪ おひさまに わらってむかう ひまわりと ≫
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それをいつ聞いたのか、誰に言われたのかは覚えていなくても、小さい頃の体験がその人物を構成していくのだなぁと最後の一行で気持ちよく感じる。
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途中まではなかなか入り込めなかったけど、入り込んだら一気に加速。
おもしろかったです。
荻原さんの書く一癖あるキャラクター達が好きです。
不覚にも最後はうるっとしてしまいました。
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面白かった!視点は幼稚園児、老人、幼稚園教諭の立場から描かれている。
ユーモラスさが随所に出ている小説でもある。
著者の作品は好んで読むが、いつもテンポ良く読めない。そこが改善されれば、より好きになれる作家である。
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市長選をにらんだ理事長の思いつきで柵を取り払われ交流する事になった幼稚園と老人ホーム。
幼児と老人、それぞれから見た視点が新鮮。
そしてそれぞれが抱える問題の深刻さには考えさせられる。
ただどうも肌に合わない感じが残念。
あまり読んでいてワクワク出来ずに些細な事が気になってのめり込めなかった。
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電子書籍で読んだ2冊目。
携帯の調子が悪く何度もフリーズして読み進めるのに苦労した。
こんな時やっぱり本が一番だと実感した(笑)
話はやっぱり荻原さんらしいほんわかした話で良かった。
長編の割には飽きずに読み進められた。そんで、終わり方がすごくいい。
表題のタイトルは軽そうだったけど、結構いろんな意味があると思った。
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老人と幼児が心通わすところがすき
幼児も変に大人っぽくなくて、ありのままな感じ。
自分も老後はこうなるのかなと寂しく想像、だけど最後はさっぱり。荻原浩さんの小説は物語がしっかり整ってる。
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爺様達と園児達とのやり取りが面白いね。爺様の漢気も、かっこよかったし。
荻原浩って、どうして、こんな染み入る話が書けるんだろう。私のツボにぐぐっとハマるんだよね〜…ってな訳で、最近は第二次荻原浩ブーム到来です。
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終いの住処として入った老人ホームの方針で、隣接する幼稚園児との交流会がたびたび繰り返されるようになった。双方ともに快く思っていない状況が続いたが、ゆっくりと打ち解け始める。この後、彼らは一つの事件を巻き起こした。老いも若きも立ち上がれ!面白い作品。母親たちの真剣な叫び、なのに笑ってしまった。園児の主張をもっと聞きたかったな。映像化しても面白そう。ご老人の恋物語でもある。忘れられた寂しさと忘れてしまったことの申し訳なさ、どちらも体験したことがあるだけに晴也の気持ちも、寿司辰の気持ちも分かる。でも、ほんの少しでもふとした瞬間に思い出してもらえたなら幸せなことだろうと思えた。少し切ない読後感だった。
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舞台は隣接する幼稚園と老人ホーム。幼稚園児、保母、老人それぞれの三人称一視点で描かれていく長編。
文庫版で550頁になるほどの長さだが、話のテンポが良くて非常に読みやすい。
少子高齢化問題など、社会派小説としてのテーマをチラつかせながらも、笑って泣ける、荻原浩らしい一作。
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隣合う幼稚園と老人ホームの話。
少子高齢化、核家族化が進む現代ならではな子供達とじいちゃんばあちゃん達。
そして経営者もきっといるんだろうなという人達。
世の中は搾取も不公平もありふれてるんだろうけど
そんな中でも子供達には強く元気に成長してほしいもんです。
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少し長い気がする。色んな登場人物の視点から話が進んでいくところ、老人と子供の感性のギャップが面白い。老いの問題は他人事では無いので興味深く読む。
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いやー面白かった。
隣接する幼稚園と老人ホームをめぐるお話。
このお話は幼稚園だけ、老人ホームだけでは成り立たない。
双方がいびつに絡み合い、捻じれていくからこそ面白い。
荻原さんの描く子供たちはどうしてこうも可愛く、とことんおバカで、小生意気で、それでいて愛おしいのだろうか。
クスッと笑えてほんのり切なく、時には後ろめたく、ここぞという時には豪快に。
登場人物たちの人情の機微の捉え方、表し方がたまらない。
私が小さかった頃、私の眼にはひまわりはどう映っていたっけな。
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荻原さんは相変わらず、子供と老人の描写が抜群にうまい。
いや、子供と老人に限らず、人間を書くのがうまいのだけれども、特に子供と老人の話には毎回笑いと感動をもたらしてくれる。
登場人物たちの現実味あふれる描写が、荻原小説の魅力なのは言うまでも無い。
ただ、本作は長い。長すぎる…。
お互いに老人と子供の扱いに慣れていない70歳差の、ジジババと悪ガキたちのどこかちぐはぐなやりとりには、やはり笑いと感動があったのだが、途中飽き飽きしてきたというのも本音。
荻原さんが、書いているうちにノりにノってしまって筆が止まらなくなってしまった、という印象を受けた。
それだけ登場人物たちに対して愛があるのだろう。そうじゃなければ、こんな臨場感は出ないし、そもそも笑いも感動も生まれない。
ただ、これが「日記」ならまだしも、「小説」として読むと、「ダレてる部分」が目についてしまったのだ。
残念。