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ホワイトハートの月の影 影の海も持ってるけど、正直よくわからなくてレビューも放置(・ω・;)
続編を諦めようとしてた矢先に、新装版が発売
読んだ事のない魔性の子と一緒に購入してしまいました
読んでみたら想像以上に面白くて、新装版の月の影 影の海も読んでみることに‥
一度読んでいるから?か、とても読みやすく、その世界にとっぷり浸かることができました
上は血みどろなイメージ
これでもかと言うくらいの絶望
続きが気になります!
一度読んでるけど、気になる!
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波風立てず、八方美人で真面目な陽子。平凡な女子高生だった彼女が突然異界へと連れて行かれる。たった一人で彷徨い歩き、人を信じては裏切られ、人から離れれば獣に襲われ、戦い・・・の繰り返し。満身創痍で限界がきて、今度こそ助けが来るか!と思っても来るのは敵ばかり。上巻読了しても、陽子はまだ一人。
ファンタジーで、ここまで泥臭く戦わせるのか。生への執着がものすごくて、リアル。そして孤独すぎる冒険。
誰にでも合わせて自分を主張しなかった頃の陽子に比べ、上巻の最後の陽子はもうまるっきり本能で生きている。飢えて死にそうで汚れてもいるが、格好良い。主人公だから死なないだろうけど、頑張れ、陽子、なんとか生き延びて!って思ってしまった。
下巻へ!
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【あらすじ:「BOOK」データベースより】
「あなたは私の主、お迎えにまいりました」学校に、ケイキと名のる男が突然、現われて、陽子を連れ去った。海に映る月の光をくぐりぬけ、辿りついたところは、地図にない国。そして、ここで陽子を待ちうけていたのは、のどかな風景とは裏腹に、闇から躍りでる異形の獣たちとの戦いだった。「なぜ、あたしをここへ連れてきたの?」陽子を異界へ喚んだのは誰なのか?帰るあてもない陽子の孤独な旅が、いま始まる。
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久しぶりに上巻読んだ。相変わらずの展開だったが、なんか何度も読んで居る影響と、実生活で大変な事が多い影響か、以外とサクサク読めた。まぁ、時代設定は古びちゃったけど、相変わらずの名作だよなーと思ったりもした。
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上巻だけだとなんかすごい暗い作品だな!って印象。
あらすじに『「生」の執着が迸る』ってあるけど全くもってその通りで、帰るところもあるかどうかわからない、周りは敵だらけ、それでもなんとかして帰りたいという陽子の感情が溢れ出るような文章でグイグイと読ませてくる。
これは下巻も楽しみ。
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初めて読んだ時は陽子と同じくらいの歳だったかも。懐かしくて、新装版を思わず手に取ってしまった。改めて読んで、こんなにも救いのない、主人公が世界の中心らしからぬ冒頭だっただろうか…と。当時はラノベ読みの延長で読んでいたけど、長いこと捨てずに読み返した数少ないシリーズのひとつ。長編新作も出るようで、今から楽しみです。
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以前から薦められていながら未読だった本書。
丁度良い機会だったので、入手しましたが、なるほど人気があるのも頷ける。
この上巻では人の弱い部分を徹底的にあぶりだすような話で、読んでいて辛くなる事もあるのだけれど、それがあってストーリーに重厚感が増しているように思います。
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陽子は、強いな。
自分だったらここまで生きる事にがむしゃらになれずに、
蒼猿の声に心折られてそう。。
だいぶ前に読んだので、結構細かい内容を忘れていました。
下巻へGO!
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困惑と裏切りにすさむ上巻。辛い。前に読んだのは10年以上前だし、細かいところを忘れてるせいもあるけど、やっぱり面白い!!びっくりするほどぐいぐい読ませる。
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ホワイトハート版も持っているけど、新装版も買ってしまうのがファンの悲しき性。新潮文庫に挿絵があるのが不思議な感じだけど、山田章博氏の書下ろしだし、文句なしに美しい。
再読気分で読んだが、主人公の陽子がこれでもかと酷い目に遭いっぱなしの状態で上巻が終わるので、やはりこの本を読むのは結構辛いなぁ。
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ホワイトハート刊で読んでいるので、内容的には同じなのだが、読み出せば引き込まれる。そして描き下ろしの表紙、挿絵ともに綺麗。そのうち新作も出てくる気配なので、随時刊行されていく続編を読み返しつつ、その時を待ちたい。過去の文庫はあまりにもぞんざいに扱い過ぎてしまったので、この本は丁寧に扱って、大事にしておこう(笑)
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いよいよ新潮文庫からの、リニューアル刊行!新表紙が書店ポスターになっていましたが、目を惹きますね~。
ちなみに、従来からの講談社ホワイトハート文庫版の販売も続くそうです。
6月27日は、3冊同時の刊行でした。
以後、3ヶ月毎?にリニューアル版が刊行され、その後に、新作の短編集と、長編が刊行予定だそうです。ということは、来年の今頃には新作が発表されるんでしょうかね?ほんと~~に首をなが~~~~~くなが~~くしてまっていますので。
内容自体には、変更等は無いように思います。何度も何度も読んで、ほぼ憶えてしまっているので。目新しいといえば、やはり挿絵が書き下ろされていることでしょう。
下巻の、麒麟姿景麒を解放するシーンは、今回もちょっと違った感じの挿絵になっていました。絵が小さい気がするのは、余白の関係かもしれません。
未読の方には、ぜひお勧めする、文句なしの1冊です。
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発売されました。新潮社から完全版。背表紙をつなげると絵になる〜。
持っているのに買ってしまったのは、これから書き下ろしも発売されることと、絵師山田章博の新しい挿絵と表紙だから。
ラノベバンザイ! 最初にラノベとして発売されたから、この美しい絵で物語を飾ってくれる。ファンタジー大好きのわたしとしては、いちばん続巻を待ち焦がれているのがこのシリーズ。やっと。やっとなのね〜。
若い頃に何度も読んだので、今回はさらっと。でもやっぱり面白い。新刊に向けて、復習復習♪
世界観について、その1
「十二国記」というだけあって、12国在ります。横長の菱形の頂点とその間に位置する8国とその菱形を横長の長方形の紙の上においたときに紙の四隅あたりに位置する4国。あわせて12。
わたしたちの住む世界と異質な世界は、別の「理」によって成り立つ。
わたしたちの世界とは、互いに境界を接している。蝕によって境界が交わり、あちらとこちらが繋がる。そうしたことで人や物が行き来する。人はまれだけれども、皆無ではない。
物語が語られて行くにつれ、「理」がなんなのか、どんな世界か分かってくるので、第1弾はここまで。
ちなみにシリーズを抜き出すと
エピソード0『魔性の子』現代の話。泰麒。
エピソード1『月の影 影の海』陽子。慶国。
エピソード2『風の海 迷宮の岸』泰麒。戴国。
エピソード3『東の海神 西の蒼海』小松尚隆。雁国。
エピソード4『風の万里 黎明の空』陽子。慶国。
エピソード5『図南の翼』恭国。
エピソード6『黄昏の岸 暁の天』入り乱れて。
短編集『華胥の幽夢』
本編に入る。
平穏に、でも、ごまかして生きていた陽子は、ある日を境にこの世界へ連れ去られる。
味方も誰もいない(とりついたヤツはいるけど、返事はない)。場所も分からない、行き交う人々は、東洋的だが髪色がおかしく、どこで何をすればよいのかも分からない。
いぶかしんでいるうちに、その国のものにとらえられ、牢に入れられる。県知事の処へ連れて行かれることになる。身支度を調えているときに、気づいた。「髪が赤くなっている」。
それから、陽子は襲われ、襲われ、裏切られ、襲われていく。
これでもか、というくらい、艱難辛苦の連続。
しかし、不思議なことがある。
傷が浅い。首をはね飛ばすような妖魔に相対して、たいした傷にならない。
そんなところで、以下下巻へ続く。
なのだ。謎がほとんど解決されない。たたみかけるように陽子を襲うものたち。
もし、知らない世界にあって、妖魔からは襲われ続け、役人からは追われ続けたとき、ものを盗まずにいられるだろうか。身体を売らず、生きていけるだろうか。人を恨まず、脅さず、信用し、生きていくことなどできるのか。
ぼろぼろになりながら、何日マトモでいられるだろう。
ぬるま湯に浸かったわたしなんかじゃ全く保たないだろうな。
とにかく、少女小説などをそれまでに読むことが多かったので、「異世界に飛ばされれば、都合よく王女様〜」とか、「ヒーローが守ってく��る」などと言ったものが主流で、こんなに苦労する主人公は見たことがない。
それに性格がいいとも言えない。
通っていた高校で、目立たないよう、飛び出さないよう生きてきた。無視されるクラスメイトに巻き込まれないよう、当たり障りのないことをいい、親には黙って従い、自分を出さないヤツ。
罰にしたってあんまりだ。もっと悪いやつだっているだろう。
不思議な妖魔、役に立つ魔法の道具、髪や目の色が鮮やかな人々。見慣れないものたち。
どのように収束していくか、乞う、ご期待、なんだな。
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シリーズ全巻持ってるけど、新装版も全巻買いますよー!
続きずっと待ってるよっていう意思表示がそれしかできないので
単に好きなだけなんだけども。表紙も違うしね
月の影影の海なら下巻が好きです。
陽子かっこいいよう。楽俊と友達になりたい
延の二人も好き!皆好き!
あー新作待ち遠しいー!!
けど何年も待ったからちょっとぐらいなら余裕です!
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突然目の前に現れた金髪の男。
その態度から、きっと異世界に飛ばされた少女が異世界のキーパーソンとなって立身出世する話なのだろうなぁ…
と思ったら、上巻ではずーーっと彼女の逃亡劇描写のみ。
暴力的な連行、逃亡、助かったと思ったらの、裏切り、妖魔の追手に襲われる日々。絶望の中、たった一つ自分を裏切らない剣の刀身に映る、光景が、また彼女に諦めろと強要する。
何より彼女、陽子が山の中で出会った水飴商人の母子との会話が辛い。
「――もういい」
最終ページにおいて、彼女が涙も笑い声も何もかも乾ききった状態で吐く思いに、「負けないで」と思いながら読み進めていた私はかなりの衝撃を受けた。
読者は勝手だ。物語とはいえ、ぬくぬくとした状態にいる私が、野たれ死にかかっている彼女に「生きろ」と願う権利はない。彼女が自発的に、「生きる」ことを選ぶのを待つしかないのだと知りながらも、どうか頑張って欲しいと思う。
勝手な言い分をさらに重ねると、彼女の中にいるはずのジョウユウに「何かしてやれないのか」とせっつきたくなり、未だ目の前に現れないケイキには「ったくもう!!何してるんだお前は!!」と平手を食らわせてやりたくなる。
個人的な話をすると、私はよく「失敗しても死なないから」と言い聞かせて、何かに臨んだりする。
しかしこの物語はどうだ。もし私がこの世界に放り投げられたとしたら、配浪の時点で大人しく連行されて、抵抗するとしてもきっと、どこかで殺されてしまっただろう、と思う。
身の安全が保障されない事態とは、現代の日本においてはほとんど経験することがない。
そんな中、この物語は読者である私にかなりの切羽詰った感情を思い起こしてくれる。
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無理やり異界へ連れ去られる陽子。
親の言うことを良く聞き、同級生の頼みは断れず(長いものに巻かれているけど)、先生の憶えもめでたい高校生。こんな子 いるか?? が最初の感想。
異世界の人を信じては裏切られ、妖魔に襲われ、それでも生き抜いていく陽子。彼女のどこにこんな強さがあったのか。そしてこの先どうなるのか…… 楽しみです。