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kazewadachi: 【本】”海賊と呼ばれた男”百田尚樹著、講談社刊。石油のI社創始者の物語。毎朝礼国旗掲揚や新入社員靖国参拝など、過去聞いたイメージは、”国策恩恵の右寄り会社?”否!とんでもない!商人の存在正義は”生産者と消費者を最短で結ぶ事にあり”と、不要な中間搾取を頑として認めず、”国や国民の為に国や「業界」と闘い続けた”男の人生。むしろ政府には邪魔ばっかりされていたのに...。窮地を救う男達もカッコいい。男泣きする本。
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士魂商才武士の魂ってところが気に入っています。「永遠の0」と関連しているような関連していないような、それと「影法師」とも関連ある?とにかくちょっと涙が出るような場面もあり、出てくる人物の心が気高くて刺激になります。
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目先の利益しか追求出来ないような人間や
個人的で感情的な人間関係の中でしか動けないような人。
代表と呼ばれる立場の中の残念な感じの人が
今も昔も変わらないように感じてしまった。
物語だから、
大なり小なりはフィクション的な所もあるんだろうけど、
この対する人々の小悪人的なイメージが拭えない。
主人公のような人は現在出て来るものかなあ。
商売、営業、そこには不屈の心構えがないと
本当はやっていけないものなのかも。
自由競争という名前だけ掲げたような場所で、
商売の場を荒らすこの人は善か悪か。
下巻楽しみです。
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感動するけど百田さんがretweetしてたレビュー達にあったようにもう涙が止まらないってほどではなかった。早速68ページで泣いたけど。笑
それにしても店主は立派な日本人すぎる。
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実在の人物をモデルにしたというだけあって、非常に読み応えがあります!まだ誰も認めていない男気を見込んでひと財産ポンと差し出す日田がいい!宮部さんが一瞬登場するのはちょっと…
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この小説を読んでいると日本人ってやっぱすごいな〜と改めて思いました。
そして、まだ上巻ですがところどころで何回も涙が出ました。
仕事に向き合う姿勢もすごく参考になります。
早く続きが読みたいので早速買いに行こう。
“「日本はコネクションが大きな力を持つらしいですよ」
「利益よりもか」
「この国では、コネこそが利益なんですよ」
ミラーはわかるような気もした。日本の役人を相手にしても、彼らはビジネスよりもしばしば人脈を優先する。アメリカでも人脈は大事だが、ここまでひどくはない。日本では人脈はときとして、法令や規則よりも重んじられることさえある。省庁の官僚たちは仕事の能力よりも、出身大学が同じであるとか、郷里が同じであるとかいう理由で出世する。その程度なら可愛いかもしれないが、利権で結ばれた汚い結びつきもある。”
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僕は★1は今までつけたことが無い。でもこの作品にはあえてつけさせてもらう。なぜならば、史実とフィクションが混ざっているからだ。表現自体は読みやすく、ドラマティックに進んでいき分かりやすいが、そのせいで何も知らない人に対し、もしくは読書を分かっていない人に対して、全てを鵜呑みにさせてしまう。特にこの本はリーダーシップを説き、平等でありながらも、ちょっと偏りすぎていると思う。
「永遠の0」はフィクションで戦争の悲劇を描き、これはフィクションでも人の心を揺さぶる何かがあると想い、素直に感動した。でもこの作品は読者に過剰なサーヴィスをしている、もしくは自己陶酔している節が見受けられる(ゼロ戦の着陸時のシーンで、宮部少尉が出てくるなど)。
この作品に大きく戦争が絡む以上、フィクションか、もしくは徹底的にドキュメントの姿勢を貫くべきだ。何が嘘で何が本当かわからなくなるし、誤解を生むことになる。おそらくこの本は、読書感想文などの推薦本にもなるだろう。だけど、もうバブル景気を知らない子も生まれているのだ。戦時中の話に判断などつくわけが無い。影響力の大きい作者で、分かりやすいからこそ大きな危険もはらんでいるのではないかと思う。
これから読む人に。全てを信じ込まないように。こういう人はいたかもしれないが、状況は第三者から見れば違ったかもしれないことを忘れずに。スティーブ・ジョブズの本を読んでもジョブズにはなれないし、ジョブズだから許されたのであって、あなたがジョブズの真似をしたら徹底的に周囲に嫌われるように、この本も読んで安直に「良い」とか勧めたりしないようにしてほしい。これは、戦争の原因になった石油に固執する人間のドラマであり、エンターテインメントだ。
繰り返すが、僕は著者や登場人物をバッシングしているのではない。改めて言うが史実とフィクションがまざり、なにが嘘で何が本当か分からなく、しかも戦争に少なからず触れることになる状況が、何も知らない人に全て本当と信じ込まれることがまずいんじゃないかと思うのです。表現の自由のいきすぎのように思われるのです。
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主人公、国岡鐵造の、まさに小説のような人生。
百田尚樹さんが小説にするにふさわしく、力強く感動的。
登場する男たちが実在したと知りなおさら引き込まれます。
上巻は青春時代から昭和22年まで。
感想は下巻に。
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国丘鐵造(モデル:出光佐三)、凄い人がいたものだ。筆舌に尽くしがたい。
今の時代に必要なもの、失われてしまったものがここにある。「勇気」「誇り」「闘志」そして「義」の心を持った男たちの姿が眩しく映る。
こうして日本を守り、礎を築いてくれたこの時代の人たちから 私たちは何を継承しているのだろう。
下巻が楽しみ。
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面白過ぎて上下巻一気に読破。
泣かせる、血を沸かせる、腹の底からやる気が出てくる。文中から「昔の人間賛美・今はダメ感」は若干におうけれど、それを補ってあまりある「ひとりの偉人と・それを支えた偉大な男たちの熱い厚いつながり」が濃く濃く描かれていて、羨ましいこと甚だしい。この当時の出光に入りてえ! 俺も日本人のエネルギー確保のために働きてえ! と、その熱い心が伝染して、胸の内に灯ってしまうほど。
資産のほとんどを失った終戦直後も「人材こそが財産」と社員をひとりも首にしない大家族主義を貫き、日本的なあなあ業界慣習に染まらず、真っ向から同業者&官僚と勝負。イランやソ連など未開の原油市場を開拓して「欧米系石油メジャー」に屈服せず、民族資本を貫いた「漢(おとこ)の中の漢」、出光興産創業者・出光佐三。
こんな傑物がいたことを知れたことに感謝。
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出だしからいい。一人の実在した豪快な経済人を描いた小説。司馬遼太郎「坂ノ上の雲」にも通じるところがあるかな。一代でゼロから大企業をなした豪快な男の物語に同性としては結構泣かされる。
ただ、事実はもっと複雑なんだろうが、大恩人からお金借りまくって感謝の涙のあとに骨董収集と妾の話。ちょっと気になるなぁ。
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やっと上巻読了。下巻を早く読みたくなったけどしばらく間を開けてみようと思う。
フィクションとして非常に面白いし、ここまで完璧でなくとも日本人であることが誇らしく思える先達がいたことは嬉しい限り。
ただ、司馬遼太郎の龍馬のように主人公が美化されすぎていて、個人的に気になるストーリーの転換点での表現が誤魔化されている感は否めない。
一気に映画の様に読み切るのであれば最高な娯楽だが、今は時期が時期なだけに少しその歴史的背景なども知的熟孝してみたくなった。
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出光興産創業の出光佐三をモデルにした歴史経済小説。
凄い。
好みのど真ん中。
読んでいる間、何度も鳥肌が立って、何度も涙した。
鐵造とそれを支える周りの人達の熱い想いがたまらない。
「この物語に登場する男たちは実在した。」
それが同じ日本人として誇らしくなる。
下巻が楽しみ。
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(推薦者からのコメント)20世紀の産業を興し、国を誤らせ、人を狂わせ、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男とは何者なのか――
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日本のとある石油会社社長の半生を描く。
淡々とした語り口と、解説のおかげでずいぶんあっさりとした物語に仕上がっているような気がする。
期待が大きかっただけに、残念。
下巻に期待