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最初のつかみは「う~ん」って感じだったが、後半からは感動の嵐。
主人公の母親の強さには素直に感動しました。
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浅田次郎さんのお話はどれも感動するものである。
いろいろな本を読んできたなかでもこのお話は、主人公が自己破産をしたことによって、家族に逃げられ、また死にそうな母親を病院まで運んでいくお話である。また、この書籍名に百マイルという言葉を使っているが、この百マイルという距離がどれだけの距離なのかが、想像つきません。ですが、このお話は感動するものである。また、時間があれば、一冊じっくり読みたいと思います。。
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平凡しがない中年オヤジが、自分の母の病を治すために奮起する。
それが100マイルの道のりを走ることだった。
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嫁と子供に逃げられ会社も潰れ生きる希望を見出せずに毎日をただただ過ごしていた主人公の安夫。心臓病を患い危険な状態の母親を助けるために
天才医師のいる病院までの道のり100マイルを駆ける話です。タイトルが天国ってついているので母親が亡くなってしまうと予想していたのですが、無事に助かったようでなにより。この本を読んで用事もないのに実家に電話してしまいました。
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バブル崩壊。主人公は事業に失敗して、お金も家族も失った中年サラリーマン。母親に、心臓手術を受けさせるために、ポンコツ車で100マイルの道を走るロードストーリー。
この手の小説は苦手なんだけど、やっぱり泣ける。よくできた元妻、愛人、母親。そして、手術に奔走する医師たち。落ちぶれた主人公の周りにはいい人たちで溢れている。
なんだか、親孝行したくなってくる。明日、実家へ遊びに行ってみるか。
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入院していた時、土曜日に解放される図書室から借りて読んだ。闘病生活がしんどくて、「天国」という言葉にひかれてしまった。
たしか、重病のお母さんを、天才ドクターの所に連れて行くんだっけ。母親を思う主人公の気持ちに共感した。この手のものに弱いんだ。早く退院して、めいいっぱい親孝行しようと思った。
ドクターがチェロを弾くシーンがあったのを覚えている。バッハの無伴奏チェロ組曲が聴きたくなってきた。
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<2010年3月根津図書館にてレンタル>
友人に薦められて読んだ。
浅田次郎の作品としては、「壬生義士伝」「輪違屋糸里」に続く三作目。
読了後はとても爽快な気分になった。
話としてはとても単純であり、また明快でリズム感のある文章であるため読みやすかった。
しかし、他の人がレビューに書いてあるほど感動できなかったのは期待値が大きすぎたゆえか。
主人公を取り巻く人々(兄弟姉妹以外)が素敵過ぎ。
母親は大切にしよう。
しかし終盤のマリと英子の独白に心打たれた。浅田次郎の独白にはいつもやられる。これがいわゆる浅田節というやつか。
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現代の御伽噺の名手による、ろくでもない男の物語。どうして浅田次郎は情けない男をこんなにうまく書けるのだろう?
老いて病に衰弱しても背筋のしゃんとした母親との心の交流を、泣かせる会話で紡いで飽きさせない。思わず、ぐっときて通勤電車の中で目を赤くしてしまい、恥ずかしかった。ご注意あれ
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通勤途中でマジ泣き。
あざといなあ、と思うんだけどダメだ。情けない中年と人情を書かせたら右に出るものはいない。
これを読んで泣くとものすごくスッキリする。
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バブル崩壊で会社も金も失い、妻子とも別れたろくでなしの中年男城所安男。心臓病を患う母の命を救うため、天才的な心臓外科医がいるというサン・マルコ病院目指し、奇跡を信じて百マイルをひたすらに駆ける――親子の切ない情愛、男女の哀しい恋模様を描く、感動の物語。
予想以上にいい本で、曽我医師が出るところはかなり泣けるポイント。
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兄弟のキャラ設定がドライ過ぎる。
離婚の理由が書かれてなかったので、気になっていた。
(安男が不倫でもしたのかと思っていた)
結局、元のサヤに納まるだと!
やっぱ、マリだろ。ここは。
少なくとも、新宿の全キャバクラは捜査するべきじゃないか?
引越した後なんて、都合よすぎ…
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バブル崩壊で金も仕事もなくなった男はダメな生活を送る。よれよれのアルマーニがむなしい。
そんな時、母の病が悪化する。母の命を救うためボロの車に母を乗せ、病院まで連れて行く。
母のために全てを投げ出したダメ男の感動物語。
顔ぐしょぐしょになるまで泣ける。
ヒモ生活をしていたときの同居人、マリには幸せになって欲しいな。いい人すぎる。
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バブル崩壊で、家庭も崩壊。
借金地獄に、身内からも疫病神扱い。
そんなよれよれ中年が主人公。
母親の病気を治すために、ただ懸命に車を走らせる・・・
って、もう映画化するためにあるような小説じゃないか。
貧乏時代を思い出したくない、成功した兄弟たち。
いくらこの主人公に迷惑かけられたからって、
それと母親は別な気がするけどなあ~。
いくらなんでも、母親に対しては一生懸命になると思うけど・・・
ダメ主人公を、精神面でも金銭面でも支えた、包容力女性が、
最終的に身を引くところが、悲しい。
まあ、もしかしてそれって、男のご都合主義かもしれないけど。
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バブル崩壊で会社を失い、妻子とも別れ、法外な養育費を払い、同級生の助けで何とか生活している安男。心の優しい太ったホステスのマリのアパートに何となく居候して2年間を過ごしていた。
久しぶりに心臓病で倒れた母親を見舞いにいくと、症状は深刻であることが分かる。
母親は一人で貧しい中、安男と3人の兄姉を立派に育て上げたが、成功した兄姉は冷たい。
安男は母親に手術を受けさせるため、天才的な心臓外科医がいるサン・マルコ病院までワゴン車を借りて母を運ぶ。
その距離百マイル。
母の命と自分の将来をかけた百マイルの旅をする。
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年末年始の帰省のとき、実家で読んだ。
それがまずかったね。母親のいる場所で読むもんじゃない。読み終わって思わず、母親に
「長生きしろよ」と真剣に声をかけてしまった。
あとは「マリ」のように人を愛せる人間になりたいと思った。
おまえの器のデカさは、ハンパじゃないよ。